バリではプリンタ装置はモディフィケーションと称するインク連続供給装置を追加する改造が一般的だ。キャノンやエプソンのプリンターを店で買うとその場で「モディフィケーションはするか」と聞いてくる。2,3千円ほどでやってくれるのでこれまで3台のプリンタをこのモディフィケーション改造で購入した。正規のインクが1cc60円程度もするのでこちらの方が経済的だと考えたからだ。
最初の一年ほどは順調にプリント機能が働いてくれるが、そのうちエラー表示が頻繁に出るようになる。インクチューブに空気が入ってインクがでなくなる。ちょっと使わずに放置するとインクが乾いてヘッダーが詰まる。補充用のインクが蒸発する。発色が悪い。ヘッダーが汚れて筋が入る。インクが粗悪品でヘッダーをいためるなどなどで、なだめすかして印刷するまでに何枚も刷り直しをし、インクと紙を無駄にする。インクがついて服や手を汚すなど、このモディフィケーション、結構ストレスがたまる。結果的にほんとうに経済的なのかどうかわからなくなってしまう。
昨日はモディフィケーションなしで正規のインク補充にしようと思ってRIMOに出かけて行った。いつもの店で、「モディフィケーションはすぐに壊れる」と言うと、エプソンl200を勧めてくる。外箱をみるとなんと世界で最初のメーカー提供連続供給システムだとある。インクもエプソンの正規補充ボトルでないと動作しないようになっている。外付けのボトルを収用したボックスもモディフィケーションで取り付けた実験用バラック装置のような外観とことなり安心感と美観がある。
当初の予算よりも大幅にオーバーして約1万5千円ていどする。しかし一年補償がついており、インクの蒸発防止に工夫があり、連続供給用に設計されているので空気が入るなどのトラブルは避けられるだろうと期待し、購入した。さて一年後にどうなっているのか。
このエプソンl200はwindowsで動く仕様で、macでは動作しない。bootcampというソフトを使うとmacでも使えるようになるそうだが、面倒くさそう。