まさおレポート

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日韓貿易紛争「正しい自分」が糾弾し心ゆくまで他者を攻撃しボロボロに傷つけて快感を覚える「暴走する正義漢」

2019-07-23 | 日常の風景・ニュース

(図「脳を鍛える50の秘訣」斎藤茂太著 成美文庫より) 

「暴走する正義漢」を止める方法はない 中野信子 2018/01/31」https://toyokeizai.net/articles/-/205707?amp_event=related_4

がことの他身近なことに感じられ面白かった。東名高速であおり運転による危険運転致死傷事件ほどの惨劇(2017年6月)ではないが、あるあるこういうの。しかも「暴走する正義漢」を止める方法はないというではないか。日韓貿易紛争の今日、中野信子氏は実に示唆深い文を発表してくれたものだ。

 

ある日の朝、暴走する後期高齢者の正義漢に出くわしてしまった。ゴミ捨て場で古本回収の日に古本をダンボールに入れて出そうとする人がいて、それを目撃した後期高齢者が血相を変えて注意している。手には大きなノコギリをむき出しに握っている。二人の会話が聞こえてくる。

「いつもこれで持っていってくれるよ」

「紙紐でくくらないといけない。自治会が迷惑してんだ。私は自治会の役員だから通報が来る」

「回収業者がこれでいつも持っていってくれるんだから問題ないよ」

「あんたもいい大人なんだからルールを守りなさいよ」その他聞くに耐えない罵詈雑言を後期高齢者の正義漢は手に大きなノコギリをむき出しに握ったまま男に浴びせている。

制裁を加えることによる直接的なメリットは、本人にとってはゼロにもかかわらず「ルールを破った誰か」を、「正しい自分」が糾弾し心ゆくまで他者を攻撃しボロボロに傷つけて快感を覚える。中野信子氏によると生理的には前頭葉が持つ抑制機能の低下が原因だ。脳科学の分野ではサンクション(制裁)というらしい。

 

ここまで書いてきて「制裁」という言葉と「直接的なメリットは、本人にとってはゼロ」から今日の日韓貿易紛争に頭が飛んだ。韓国にとって徴用工の問題を蒸し返すことにより日本に制裁を加えることなど金銭的ななメリットはほとんどゼロだ、しかし「正しい自分」「暴走する正義漢」韓国が日本を糾弾し心ゆくまで日本を攻撃しボロボロに傷つけて快感を覚えることに優るものはない。

サンクション(制裁)は麻薬的なのだ。そしてサンクション(制裁)発動は生理的には前頭葉が持つ抑制機能の低下が原因で打つ手が無いという。こうなるとこの快感のサイクルを止めるにはホワイト国不適用など韓国にわかりやすい報復手段が必要になってくる。このときに大事なことは我が国は報復手段としてのサンクション(制裁)の麻薬的効果に自覚的であることだ。自覚的である限り正義は我が国にある。決してマスメディアやSNSで嫌韓感情を煽らないことだ。我々がサンクション(制裁)扇動の麻薬的効果に自覚的でなくなり、酔いしれるとき同じ穴の貉になる。


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