まさおレポート

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コロナ禍で中国共産党の価値観が浮き彫りに

2020-03-22 | 日常の風景・ニュース

世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は16日、新型コロナウイルス対策として、世界各国に対して「感染が疑われる全てのケースについて検査する」ことを要請した。また、検査で陽性と診断された感染者は隔離し、症状が出る2日前以降に密接に接触した人を調べ、それらの人に対しても検査するよう呼び掛けた。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200317-00010004-wordleaf-sctch

テドロスは「誰が感染しているかを知らなければ、このパンデミック(世界的大流行)を食い止めることはできない」と主張している同じ文脈上の要請だ。

WHOはこの発言直後サイト上で、検査対象者について「WHOは新型コロナウイルス感染者との接触者のうち、同ウイルスの症状がみられる人に限り、検査を推奨している」「感染者と接触した人が(発熱などの)症状を示した場合にのみ検査を行うことをWHOは勧めています」と注釈を付けた。テドロスWHO事務局長の独自の見解発言に慌てた事務方があわてて修正に回っている様子がみてとれる。

高橋洋一は「簡易検査だと誤判定50万人になってしまう。カネで100億円寄付した方がいいんじゃないの」とツイートしている。テドロスWHO事務局長はイタリアの現実を知っての上での発言だろうか。

今回のコロナ過で明らかになったことがある。国連機関がいつのまにか想像以上に共産党独裁国家の影響を強く受け始めているということだ。思想の浸透は中国マネーとともにやってくる。WHO 国連事務総長 WTO ユネスコ等々。価値観を共有する自由主義国家は全力でこの思想の浸透に立ち向かうべきだろう。

中国共産党独裁国家は事実を隠蔽する。なぜそんなことが平気でおきるのか。これは究極の価値観の違いであり、世界人類に対する誠実さよりも共産党存続と敷衍に価値を置くことで説明がつく。このためにはファーウェイの疑惑をはじめとして言論封殺、台湾への脅迫、尖閣諸島侵略などなんだってやるのだ。価値観の違いは世界人類の存続に強烈な影響を与えるということが今回の最大の教訓ではないか。

中国共産党機関紙「人民日報」傘下にある「環球時報」で、WHOは確かに緊急事態宣言を出したものの、しかしそれは決して中国に対して自信がないことの表れではない。それどころか、全くその逆で、テドロスは「中国が疫病の感染予防に対して行っている努力とその措置は前代未聞なほど素晴らしい」とさえ賞賛している。こんな発言が出ること自体に世界はもっと反応すべきだ。

さらにはコロナは米国が広めたなどと言い出している。

さらにテドロスは、中国は感染予防措置に関して「新しいスタンダード」を世界に先んじて打ち出すことに成功していると称賛する。唖然とするが先進国の批判はいまだ生ぬるい。

テドロスは、今年1月23日のWHO緊急会議で新型コロナウイルス肺炎に関する中国への緊急事態宣言を延期した後中国を訪れ1月28日付の新華網では以下のように述べたと伝えている。

中国政府が打ち出している政治的決心は尊敬に値する。習近平自身が自ら率先して予防対策と治療に関する指揮を行い、国を挙げて全力を注いでいるその姿は絶賛に値する。中国人民を守るだけでなく世界人民をも守ろうとするその姿勢に、WHO事務局長として感謝する。 

国連のグテーレス事務総長も要注意だ。やはり中国を絶賛した。グテーレスはポルトガル人でポルトガルと中国の親密な関係がうかがえる。

世界は今回のコロナ過で中国共産党の究極の価値観に気が付いていると思う。

「うすうす気が付いていた」から「はっきりと認識した」段階に入ることを教えてくれる。

 

追伸

【香港時事】香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)は22日、2月末時点で中国の新型コロナウイルス感染者4万3000人以上が、「無症状」を理由に感染者の統計から除外されていたと報じた。中国政府の非公開資料に基づくと伝えている。https://www.jiji.com/jc/article?k=2020032300117&g=int

 


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