基地に寝転がって、空を見上げると、「あの木」の葉っぱの隙間から、青い空が見えました。
相変わらず、眩い緑の木です。
もう謎解きをしないといけません。
選んだ秘密基地の場所は、偶然にも「あの木」の下でした。
集合時間より早めに到着し、設営した基地からドックランへ繋がるトンネルの入口にもあの木がありました。
↓ ドックランにつながるトンネル。葉っぱがあるから、「ドックラン入口」の看板が隠れていますね。
トチノキ。
愛が暮らす栃木県の県木です。
謎かけしていた「あの木」とは、トチノキです。
県民の歌は、「とちの葉の 風さわやかに♪」で始まる栃木県です。
5月になると、足利だけでなく、栃木県内の市町の街路樹は「トチノキ(栃の木)」の鮮やかな緑でいっぱいになります。
木はとても大きくなり、高さは25m、太さは1mを超えるくらいに成長します。
ゆずちゃんと愛が繋がれていた木です。トチノキの花は白や薄紅色です。
足利では今、たくさんのトチノキの新緑にあふれています。
埼玉森林公園にトチノキがたくさん植えられていて、嬉しかったです。
トチノキのおかげで、秘密基地も心地よい初夏の風が吹き、眠くなります。
寛ぐ、ゆずちゃん&愛。似てるなあ。
ゆずちゃん、舟を漕ぎ始めました。
愛「ゆずちゃん、寝てる。」
言ってるそばから、寝てる愛。
レインちゃん「ゆずちゃん、愛ちゃん寝ちゃった。」
レインちゃん「愛パパさん、今日はありがとう。」
愛パパ
「お礼を言うのは愛パパだよ。レインちゃん今日は来てくれてありがとう。」
ゆずちゃん家族、レインちゃん家族と過ごした楽しい時間も、トチノキの木陰の下でおしゃべりしていたら、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
いつもそうなんです。
幸せな時間はあっという間です。
間違っていなかったと思う。
僕の選択は正しかったと思う。
「前を向いて行きましょう!」
愛パパは、ぶることも迷うこもありません。
「前を行く」だけです。
理由はないけれど、ただ幸せなのです。
初めて会ったときの感動は忘れることなく、会うたびに楽しい思い出が増えていきます。
これからも、楽しい思い出をみんなで作れるといいなあと僕は思います。
このシリーズも次回が最終回です。
木の人形さんに挨拶して、帰ろうか、ゆずちゃん、レインちゃん。
帰るよ、愛。