まさるの一口馬主日記

「一口馬主」の視点から競馬を語ります。競馬以外では男声合唱、野球観戦、ヘラブナ釣り、旅行等で余暇を楽しんでいます。

ディープは私より頭がいい…

2006年10月03日 20時00分11秒 | 今日の日記
ディープインパクトは学習能力が高い非常に賢い馬だそうです。
阪神大賞典では走りながら重の馬場の走り方を覚え、宝塚ではストライド走法からピッチ走法に変身。普段の稽古でもウッドチップの状態によって走りを変えるというから驚きです。

競馬にタラ・レバは厳禁ですが、一度でも欧州の競馬を経験していれば賢いディープの事ですから大一番で対応出来た可能性は高いと思います。
でも、このローテは池江先生もスタッフも考えに考え抜いた結果ですから文句はありません。それを証拠にディープの状態は最高に良かったように感じているからです!
普通休み明けで差し返す事なんて出来ませんよ(驚)

まだまだ!

2006年10月03日 08時10分46秒 | 今日の日記
NHK凱旋門賞の解説に岡部幸雄さんが出演。
レースの興奮が最高潮に達しようとしているまさにその時「まだまだ!」と岡部さんの声援が実況中に流れました。

岡部さんは武騎手の仕掛けのタイミングを言ったのかもしれません。レースというものを知り尽くした岡部幸雄さんの気迫の掛け声でした。
岡部さんは古くから海外に目を向けた第一人者ですから、今回の凱旋門賞に対して非常に感慨深いものがあったでしょう。勝てる馬で参戦しているのですから。祈るような気持ちで応援していたことでしょう。
岡部さんは誰よりも競馬界の向上に命を懸けて取り組んできた方だからです。
そう、日本のホースマンの祈りの結晶がディープインパクトなのです。
レース後に涙声になっていました。

現役の時から武騎手の姿勢や技術を誉め、自分の後継者たる人物と思っていたに違いありません。
レース後、陣営や騎手に対する批判は一切無し。
歩様を確認して「無事だけでいいんです。私たちはそれだけなんです…」感動しました。

まさに馬優先主義を貫いた「男」です。

全力は美なり

2006年10月02日 20時45分30秒 | まさるの「この一頭」
ディープインパクトはスタッフと共に全力で頑張りました。
本当にお疲れ様でしたと言いたいです。最高に感動させてもらいました。

小柄な体に59.5キロは楽ではなかったでしょう。
思わぬ展開に加え、きついマークにも合いました。
3ヶ月ぶりの休み明けも影響したでしょうか。
深い芝を果敢に先行しました。
堂々たるレース振りに本当に胸が熱くなりました。
直線を向いた時は「勝った!」と思いました。
交わされはしたもののディープは最後100mで差し返しました。
再び先頭に立ちました。震えました。


私は、泥にまみれながらも懸命に頑張るディープインパクトを見て本当に熱いものを感じました。「英雄」と称されながらも必死に頑張る彼を見て、「凡人である私はもっともっと懸命に頑張らなくてはいけない」と思いました。

私の中でディープインパクトはますます輝きを増しました。
無事に帰ってきてください。相当ストレスもあったでしょう。
ゆっくり休んでください。本当にお疲れ様でした。

一晩明けて

2006年10月02日 20時09分01秒 | まさるの「この一頭」
凱旋門賞から一夜明けて、関係者コメント

 10月1日に仏・ロンシャン競馬場で行われた凱旋門賞(仏G1)で3着となったディープインパクト(牡4、栗東・池江泰郎厩舎)の、2日の状況、関係者コメントは以下の通り。

【2日の調教内容】
 40分の引き運動のみ。

【池江泰郎調教師】
 残念な思いで朝を迎えました。馬が無事であることが幸いで何よりです。悔しい気持ちだけではいけないので、今後はまだ未定ですが、あきらめずに次に挑戦したい気持ちです。ロンシャン競馬場へ来られた多くの日本人のみなさまに声援をいただいたこと、また、日本でも多くの応援をいただいたことに感謝します。

【池江敏行調教助手】
 自分なりにいろんな経験をさせてもらった60日でした。ただ、自分がヨーロッパの競馬・調教を経験していればとは思います。自分のことで精一杯で、ディープにもっと楽をさせてあげられたかも知れません。日々の調教やレースへの準備などその過程とレースの内容も含めて、今回の経験を次に必ず生かしたいです。パリアス厩舎には、調教師・スタッフのみなさんにたくさんの協力をいただきました。ディープに勝たせてあげたいという気持ちが伝わりました。

 また、池江泰寿調教師、大久保秀信調教助手、ピカレスクコートのサポートなくしては、今回の遠征はなかったので、感謝しています。日本でたくさんの方に応援していただいたのに、期待に応えられなかったのは、つらいです。申し訳ございません。今回の悔しさは必ず次につなげます。ディープには、「お疲れさん、よーがんばったね!」と、声をかけてあげました。日本に帰ったら、まず近江牛の焼肉が食べたいです。

【市川明彦厩務員】
 60日はあっという間ではなかったですね。日本と違う調教コースがディープの体に与える影響など、心配がありましたが、順調にレースを迎えられたこと、改めてディープの順応性の高さを感じました。ただ、ピカレスクが一緒にいてくれたことは、ディープの支えになりました。パリアス調教師には、毎朝の馬場状態に応じた馬場の選択などのアドバイスや、調教に向かうまでリードホースをつけてくれるなど、本当に良い厩舎に巡り会えました。

 馬は一夜明けましたが、フレッシュな状態です。昨晩も今朝もカイ食いがよく、日本でレースを使った後と同じ状態です。昨日はレースの馬場入場時に日本語のアナウンスが聞こえて驚きました。これもみなさまの熱意が伝わったからだと思います。ディープには、【お疲れ様、よくがんばったね、無事に一緒に帰ろうな!」と、声をかけてあげました。

【大久保秀信調教助手(ピカレスクコート)】
 髪を坊主頭にされたのはともかく、楽しい60日でした。海外遠征で大切なのは、人間が緊張しないことです。目の前で五冠馬の調教を見ることができたのは、良い経験でした。こちらの集団調教は、馬の気持ちが安心するし、恵まれた環境のなかで、人も馬もリラックスして調教できたことが、レースにつながったと思います。


夢が走りました!!

2006年10月02日 01時21分39秒 | まさるの「この一頭」
ディープインパクトは凱旋門賞で3着という結果になりました。
チャンスは大きかっただけに本当に残念です。レース展開がちょっと合わなかったですね。

レース後の池江調教師のコメントで「絶対にまた挑戦したい」というものがありました。
来年も現役続行でしょうか?ドバイでしょうか?キングジョージでしょうか?再びの凱旋門賞でしょうか?

まだ強くなっていくディープを見たいと思う気持ちと、早く種牡馬にしてあげたいという気持ちが今の私の中では同居しています。


戴冠の日来たる

2006年10月01日 05時34分14秒 | 今日の日記
私の競馬の生みの親といえばメジロマックイーン。
今でも私の中で色褪せることはありません。その最強馬マックイーンを鍛えたのがスパルタ調教で知られる池江泰郎氏。そう、ディープインパクトの調教師なのです。
池江師の凄さは、超一流馬でも容赦無く強い調教を繰り返すこと。まさにファンにはヒヤヒヤものです。

そんな池江さんは私を泣かせました。
『マックイーンがいたからこの馬を三冠馬にしてあげることができた』と記者会見で公言し、助手の池江敏さんも『マックイーンの背中を知っているからこの馬の調教が付けられる』と憚る事なく言っています(ちなみに今日のサンスポの手記でも同じ事を言ってます。池江厩舎にとってマックイーンは神様であると同時に「絶対基準」になっているのです。
春の天皇賞をディープインパクトが勝つ少し前にマックイーンは天国に旅立ちました。私はディープインパクトの天皇賞での3コーナーから仕掛けての4角先頭、直線押し切りの横綱相撲にド肝を抜かれたと同時に『お前の後継者にふさわしい馬が現れたぞ!』と厩舎の後輩の頑張りを天上から見に来ているマックイーンに語りかけました。


池江師と助手はレースに際してポケットの中には常にメジロマックイーンの写真を忍ばせてあると言います。今日は後輩の一世一代の晴舞台。間違いなくマックイーンはロンシャン競馬場に降りてきて後押しをしてくれるでしょう。
いや、きっとマックだけじゃなく日本の競馬の発展のために尽くしたホースマン達の執念が、レースに散った数多の名馬達がディープインパクトの凱旋門賞優勝の後押しをしてくれるでしょう。今日は日本の競馬界にとって大変重要な日になる事でしょう。

頑張れ、ディープインパクト!豊騎手と共にロンシャンでも高く飛べ!!
豊騎手も過去2度の凱旋門賞挑戦は6、3着に敗れた。欧州マスコミのバッシングにも遭った。それでも日の丸を背負い続け、夢は1度も途切れたことはない。
89年に初めてアメリカで騎乗し、海外通算103勝を積み重ねてきた。
騎手デビュー20年目の今年、インパクトとの挑戦は集大成といっていい。
辛酸をなめ、幾多のキャリアを積んできた第一人者のユタカだからこそ、日本史上最強馬ディープインパクトと一緒に歴史を塗り替える権利があるのです。