無限大の夢追いかけて

日々、頭に浮かんだことを書き残そうと思います。

『蚊』 ~死闘の末に得たもの~

2007-06-04 21:09:59 | 何となく
昨夜、寝室で・・・



 1時ぐらいまで、女子幅跳び選手のテレビを見ていた。

   (終わった。寝よう。)



 眠かった。

 どこかでぶ~~んと『蚊』が飛んでいた。

   (うわぁ、うっとーしいなぁ。・・・でも眠い。寝よう。)




 うとうと眠りについた。

 耳元でぶ~~んと『蚊』が飛んできた。

 『パチっ!』確信はなかったが耳に蚊がとまったような気がしたので、自分の耳を叩いた。

   (くっそぉ、うっとーしいなぁ。・・・でも眠い。寝よう。)




 うとうと眠りについた。

 どこかでぶ~~んと『蚊』が飛んでいる。

 耳がかゆくなってきた。

   (うそやろ~、耳さされたんかいな。腹立つなぁ!・・・でも眠い。寝よう。)




 うとうと眠りについた。

 またまた、耳元にぶ~~んと『蚊』が飛んできた。
  
   (もう許してくれよ~、眠いって。)





 ふとんを頭からかぶった。うとうと眠りについた。

 手の甲がかゆくなってきた。

   (こぉらっ~、手もさすか!・・・も~う許せん!)

 電気を付けて、眼鏡をかけて、足を投げ出して、座りこんで、待ち伏せ体制をとる。





 どこかでぶ~~んと『蚊』が飛んでいる。

 でも姿は見えない。




    ・・・ただ待つ。




    ・・・ひたすら待つ。




    ・・・羽音がとぎれる。


       (こうなったら、意地でも殺したるぅ!)




 どこかでぶ~~んと『蚊』が飛んでいる。

 でも姿は見えない。


    ・・・まだ待つ。





    ・・・しつこく待つ。




    ・・・羽音がとぎれる。




      (電気つけたから警戒しとるんかな?「いや!」そんなにかしこくないやろ!)




 ぶ~~んと『蚊』が飛んでいる音が近づく。

 でも姿は見えない。



   【かなりの時間、この繰り返しだけど、しつこいから省略】











 そ・し・て

 ぶ~~んと『蚊』が飛んでいる音が近づく。

 僕の太ももに敵が見えた!

      (よし!こいつや!)

   『パチッ!』



 見事に一発で仕留めた。


 僕の手のひらは、押しつぶされた蚊と、真っ赤な血で染まっていた。



      落ち着いて、考えると、殺虫剤やべープを使えばよかったんだが・・・
      このときは、ただ、やっつけたことで、満足(^-^)ニコ

        まるで、ロッキーが試合に勝って、

        「エィドリア~ン」と叫んだ時の気分だった。 

      


   【長かった、格闘は終った。】






   【でも、話は続く。】






 
 電気を消して、僕は、睡眠体制に戻った。
 
   
     (うわぁ!目が冴えて、寝られへん!・・・でも、寝よう!)


 耳がかゆかった。

 手の甲もかゆかった。

 プラス・・・太もももかゆかった。


   【長い長い、死闘の代償は、あまりにも大きかった。】


     (俺は、なにやってんねん。明日は仕事やぞ・・・寝よう!)




 耳がかゆかった。

 手の甲もかゆかった。

 プラス・・・太もももかゆかった。


     (もう、自分でも情けないわ。。。)





 起き上がって、寝室を出た。

 かゆみどめ(いわゆる液体ム○)を探して塗った。 



 ついでに、長い死闘を繰り広げたせいか、喉がかわいていたので、

 冷蔵庫のお茶を飲んで、寝室に戻った。



 
 時計を見た。

 「3時30分だった。」





 かゆみもおさまり、僕は、ゆったりと眠りについた。