短歌結社の賞 ①
現代短歌新聞9月号に 結社の賞の受賞者とその作品が1首掲載されている。知り合いの歌人が受賞していたら、残暑見舞にあなたのお祝いの言葉を、。
☀ コスモス賞 鈴木千登世
痛む膝庇ひ歩めば生徒らのきらきら光る声が追ひ抜く
☀ まひるの賞 田村ふみ乃
パパママの出てくる絵本は選ばない児童養護施設の土曜日
☀ 万象新人賞 菅原幸子
一月の半ばと言うに桜草咲きて春よと私を急かす
☀ 万象新人賞次席 小仁所美好
柿の芽の一斉に芽吹く力強さ貰いて吾の歩幅大きく
☀ 覇王樹賞 石橋謙三
登りゆく一本道のみかん山黒雲切れて空の明るむ
☀ 覇王樹賞次席 橋本俊明
春色の明日を信じて生きなむか第二の伴侶のごとき胃癌と
☀ 花薔薇賞(覇王樹) 藤峰タケ子
リュックサック揺りて駆けゆく少年の乗車たしかめ再び歩む
※ 短歌結社賞の人②は明日書きます。 9月3日 松井多絵子