今年も終わる 七首
繋がれるままに今年も終わるのだ犬の鎖の擦れ合う濁音
胸もとのオ一プンハ一トネックレス心のなかは空っぽである
ひと束の水仙を買い水仙はわれのみの花になりてしまいぬ
禅宗の寺への石段上りゆく間もなく下りてくる石段を
急坂を上り左折し右折して帰り来灯りのともらぬ我が家
去る年にとどめを刺すごと門松を凍える土につき刺しており
わたしには短歌があるというほどの歌もできずに新しき年
繋がれるままに今年も終わるのだ犬の鎖の擦れ合う濁音
胸もとのオ一プンハ一トネックレス心のなかは空っぽである
ひと束の水仙を買い水仙はわれのみの花になりてしまいぬ
禅宗の寺への石段上りゆく間もなく下りてくる石段を
急坂を上り左折し右折して帰り来灯りのともらぬ我が家
去る年にとどめを刺すごと門松を凍える土につき刺しており
わたしには短歌があるというほどの歌もできずに新しき年
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