先日ブログにも載せました「海馬ー脳は疲れないー」池田裕二・糸井重里 著 を読み始めました。
読み始めから嬉しい文章が並んでます。
>「年を取ったから物忘れをする」とういうのは、科学的には間違い
子供の頃に比べて大人はたくさんの知識を頭の中に詰めているから、
そのたくさんの中から知識を選び出すのには時間がかかる
> 大人が一万個の知識の中からひとつを選ぶようなものとしたら、
子供は十個の記憶の中からひとつ選び出すだけだからすぐにできる
> 生きてきた上でたくさんの知識を蓄えたわけだから、これはもう仕方がないことと
言っていいと思います。
と、いう事は物忘れが多かったりするのは、それだけ知識が多いってことでしょうか。
(じゃあ私はきっとメチャメチャ知識が多いって事にしちゃいましょうか?どんな知識かは問わないでいただいて)
> 実は子供もたくさんド忘れをするんです。ただ重要な事は、子供はそのド忘れを気にしていない。
それが健全な姿だと思います。
「気にしない、それが健全な姿」 これからは絶対そう思う事にします!
> そして「大人と子供とでは記憶の種類が変わる」ということで、
ある図形を記憶する場合、16歳ぐらいまでは見て覚えても描いて覚えてもほとんど
結果に変わりがないそうですが、大人は描いて覚えると飛躍的に記憶力がよくなるようです。
大人こそが描いて覚えなさいってことですね。
> この結果は、大人になっても記憶力が低下しないという事ばかりではなく、
大人になってから手を動かすことが、いかに重要かも示しています。
>「経験してわかる」ことに関しては、大人になってからの方が発達しているのです。
30歳以上の人の方が経験した内容を縦横に駆使できますし、年を重ねるほどに
脳の働きをうまく利用できるという現象も起こります。
このあたりは、年齢を重ねることに誇りを持ちたい気持ちになります。
>「手を動かすことが、いかにたくさんの脳を使う事につながっているか」ということなのです。
・・指をたくさん使えば使うほど、指先の豊富な神経細胞と脳とが連動して、脳の神経細胞も
たくさん働かせる結果になる。
> 脳の機能が低下しているかどうかということよりも、周りの世界を新鮮に見ていられるかどうか
ということのほうを、ずっと気にした方がいいでしょう。
こういう説が根拠になって、指を使い新しい操作に取り組むパソコンが良いって事につながるんですね~。