臨在の幕屋

　　　　　出エジプト40章は、いよいよ移動式幕屋を設置することになる。その日は1月１日。3～15節は聖別の模様。
　　　　17～33節は設置が幕屋の台座(基礎)から始まり壁板、柱、幕屋の組み立てと続く。次に掟の箱そして至聖所の垂れ幕、聖所の中に置く三品は机、燭台、香の祭壇。幕屋の入口の幕を掛け、その前に供え物を献げる祭壇と洗盤が据えられた。周囲の庭に垂れ幕が張られて完成した。
　　　　「臨在の幕屋」が7回出てくるが、そのしるしは昼は雲の柱、夜は雲の中の火の柱が幕屋の上にあること(38節)。雲が離れて昇るとイスラエルの民は幕屋を持ち運んで荒れ野へと出発したという(36節)。2、17節を見ると一日で移動が出来たことが判る。

　　　　詩121篇は巡礼歌だが、荒れ野の旅を神が守られる様子が5～6節から伺える。
　　「主はあなたを見守る方
　　　あなたを覆う陰、あなたの右にいます方。
　　 昼、太陽はあなたを撃つことがなく 夜、月もあなたを撃つことがない。」

　　　復活の主は「わたしは世の終わりまで、いつも(day by day)あなたがたと共にいる」と約束しておられる(マタイ28章20節)