ヨシュア記12章
8節「それは山地、シェフェラ、アラバ、傾斜地、荒れ野、ネゲブであって、そこにはヘト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人が住んでいた」(新共同訳)
1節「イスラエルの人々がヨルダン川の向こう側、すなわち東側で征服し、占領した国々とその王は次のとおりである。アルノン川からヘルモン山まで、東アラバ全域」。小見出し「ヨルダン川の東側で征服された王たち」。ヨルダン川東側の領土と地名。人名を見るとそれぞれにヘブライ語の意味がある。①アモリ人・ヘシュボンの王シホンの支配下=アルノン川沿いにある町アロエルからヤボク川まで、およびアンモンの人々の国境、ギレアデの半分(2節)。②キネレト湖東岸からアラバの海(死海)の東岸、ピスガ(尖った地)のすそ野の地域に至る東アラバ地方(3節)。バシャンの王オグの支配下=ヘルモン山(聖なる山)、サルカ地方、ゲシュル人(荒れ野の家)、マアカ人に国境を接するバシャン全域とシホンの国と境を接するギレアドの半分(4~5節)。ここに登場するヘシュボンの王シホンとバシャンの王オグの二人は指導者モーセの指揮下で殺され、占領地はルベン人、ガド人、マナセの半部族に領地として与えられた(6節)。これらの記述は民数記にでてくる。ヨルダン川の西側で征服された王たちである。
7節「ヨシュアの率いるイスラエルの人々がヨルダン川のこちら側、すなわち西側で征服した国の王は次のとおりである。ヨシュアは、レバノンの谷にあるバアル・ガドからセイル途上にあるハラク山に至る地域をイスラエル各部族にその配分に従って領地として与えた」。ここからはヨシュアの指導の下でヨルダン川の西側を征服した国々と三一人の王で、レバノンの谷にあるバアル・ガドからセイル途上にあるハラク山に至る領地である。エバル山から南の地域を支配する五人の王を征服した記述は10章にでている。11章では北部の同盟国を征服した記述になっていた。それは山地、シェフェラ、アラバ、傾斜地、荒れ野、ネゲブであって、そこにはヘト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の住む領地である(8節)。ここでは三一人の王の名前は出ていないが、その地名が記されている。特定できない地名もある。①エリコの王一名、ベテルに近いアイの王一名(9節)。②エルサレムの王一名、ヘブロンの王一名(10節)。③ヤルムトの王一名、ラキシュの王一名(11節)。④エグロンの王一名、ゲゼル(石壁の意味)の王一名(12節)。⑤デビル(至聖所)の王一名、ゲデルの(囲い)王一名(13節)。⑥ホルマ(絶滅)の王一名、アラドの王一名(14節)。⑦リブナの王一名、アドラム(隔離した所)の王一名(15節)。⑧マケダの王一名、ベテル(神の家)の王一名(16節)。⑨タプア(りんご)の王一名、ヘフェル(井戸)の王一名(17節)。⑩シャロンにあるアフェク(泉、河床)の王一名(18節)。⑪マドンの王一名、ハツォルの王一名(19節)。⑫シムオンの王一名、メロンの王一名、アクシャフの王一名(20節)。⑬タナクの王一名、メギドの王一名(21節)。⑭ケデシュ(聖所)の王一名、カルメルのヨクネアム(民の所有)の王一名(22節)。⑮ドル台地のドルの王一名、ガリラヤのゴイム(異邦人)の王一名(23節)。⑯ティルツァ(楽しい)の王一名(24節)。イスラエル旅行をすると、四国程の地域であるが、遺跡・旧跡が各所に点在していることが判る。それを見て回るには一週間や十日間では不可能だとガイドの方が言っていた。崩れた石垣を見ながら思うのは、マタイ24章36節「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」である。
8節「それは山地、シェフェラ、アラバ、傾斜地、荒れ野、ネゲブであって、そこにはヘト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人が住んでいた」(新共同訳)
1節「イスラエルの人々がヨルダン川の向こう側、すなわち東側で征服し、占領した国々とその王は次のとおりである。アルノン川からヘルモン山まで、東アラバ全域」。小見出し「ヨルダン川の東側で征服された王たち」。ヨルダン川東側の領土と地名。人名を見るとそれぞれにヘブライ語の意味がある。①アモリ人・ヘシュボンの王シホンの支配下=アルノン川沿いにある町アロエルからヤボク川まで、およびアンモンの人々の国境、ギレアデの半分(2節)。②キネレト湖東岸からアラバの海(死海)の東岸、ピスガ(尖った地)のすそ野の地域に至る東アラバ地方(3節)。バシャンの王オグの支配下=ヘルモン山(聖なる山)、サルカ地方、ゲシュル人(荒れ野の家)、マアカ人に国境を接するバシャン全域とシホンの国と境を接するギレアドの半分(4~5節)。ここに登場するヘシュボンの王シホンとバシャンの王オグの二人は指導者モーセの指揮下で殺され、占領地はルベン人、ガド人、マナセの半部族に領地として与えられた(6節)。これらの記述は民数記にでてくる。ヨルダン川の西側で征服された王たちである。
7節「ヨシュアの率いるイスラエルの人々がヨルダン川のこちら側、すなわち西側で征服した国の王は次のとおりである。ヨシュアは、レバノンの谷にあるバアル・ガドからセイル途上にあるハラク山に至る地域をイスラエル各部族にその配分に従って領地として与えた」。ここからはヨシュアの指導の下でヨルダン川の西側を征服した国々と三一人の王で、レバノンの谷にあるバアル・ガドからセイル途上にあるハラク山に至る領地である。エバル山から南の地域を支配する五人の王を征服した記述は10章にでている。11章では北部の同盟国を征服した記述になっていた。それは山地、シェフェラ、アラバ、傾斜地、荒れ野、ネゲブであって、そこにはヘト人、アモリ人、カナン人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の住む領地である(8節)。ここでは三一人の王の名前は出ていないが、その地名が記されている。特定できない地名もある。①エリコの王一名、ベテルに近いアイの王一名(9節)。②エルサレムの王一名、ヘブロンの王一名(10節)。③ヤルムトの王一名、ラキシュの王一名(11節)。④エグロンの王一名、ゲゼル(石壁の意味)の王一名(12節)。⑤デビル(至聖所)の王一名、ゲデルの(囲い)王一名(13節)。⑥ホルマ(絶滅)の王一名、アラドの王一名(14節)。⑦リブナの王一名、アドラム(隔離した所)の王一名(15節)。⑧マケダの王一名、ベテル(神の家)の王一名(16節)。⑨タプア(りんご)の王一名、ヘフェル(井戸)の王一名(17節)。⑩シャロンにあるアフェク(泉、河床)の王一名(18節)。⑪マドンの王一名、ハツォルの王一名(19節)。⑫シムオンの王一名、メロンの王一名、アクシャフの王一名(20節)。⑬タナクの王一名、メギドの王一名(21節)。⑭ケデシュ(聖所)の王一名、カルメルのヨクネアム(民の所有)の王一名(22節)。⑮ドル台地のドルの王一名、ガリラヤのゴイム(異邦人)の王一名(23節)。⑯ティルツァ(楽しい)の王一名(24節)。イスラエル旅行をすると、四国程の地域であるが、遺跡・旧跡が各所に点在していることが判る。それを見て回るには一週間や十日間では不可能だとガイドの方が言っていた。崩れた石垣を見ながら思うのは、マタイ24章36節「天地は滅びるが、わたしの言葉は決して滅びない」である。