日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

貯金と懐かしい響き、今、硬貨がチャリ-ンと貯金箱に落ちました。

2021-10-17 23:58:56 | 日記
 今日の言葉

「ここから先は他人に触れられたくない」というものを持っているのが、普通の人であり「生活者」です。 
          原一男 

                                               今日は

「貯蓄の日」

1952(昭和27)年、貯蓄増強中央委員会が提唱し制定。貯蓄に関する関心を高め、貯蓄の増進を図ることを目的としている。日付は戦前天皇がその年の新穀を伊勢神宮に奉納した神嘗祭の日にちなんだもの    Y!キッズより

10月17日(日) 雨 休日

お年玉が懐かしい

”もういくつ寝るとお正月”というメロディーを口ずさみながら指折り数えたお正月、目当てはお年玉でした。前年度と今年度の実績と見込み額を予想するのが楽しみでした。それは、今から60余年前のことでした。ある程度の金額になったら、「貯金しなさい」と親から言われたものでした。当時、郵便局の利息の数字は現代からみれば夢のようでした。ご覧下さいませ。誰でも貯金にはげみます。

なつかしの定額貯金、年8%で10年で2倍(10年固定金利) http://yubin.2-d.jp/y7/53.html

平成から令和時代は貯金していても元金は増えず、その代わりに目減りしていきます。定期預金の利息はほとんどつきません。それゆえに。手元資金を増やすために、株、不動産、FXなどの投資に走ります。あくまでギャンブルです。勝ち組は一握り、あとは負け組になるのが鉄則です。虎の子の財産を失う人もいます。投資するお金もない人たちも大勢います。貯金をして、昭和のころの利息を得ることができれば、ギャンブルせずに、老後資金の不安も解消されます。

私も後期高齢者の年齢の入口まで、体力の続く限り働くこと、他人事ではありません。どんなに少なくても、現金収入が入るかどうかが大切な問題になってきます。蓄えがある人は、貯金を取り崩さなければならなくなり、ない人は路上生活まっしぐらの時代になりました。人生100年時代に対応できなくなりつつあります。“姥捨て山“が現実味を帯びてきました。それ以前に、陸の孤島での孤独死が今以上に多発するような気がします。昔、お台場当たりに“夢の島“というごみ捨て場が東京湾に浮かんでました。姥捨て山はどこになるのでしょうか?

暗い話しになりました。将来の心配するよりも、今、悔いなく、笑顔で、明るく生きることに重点を置こうと考えています。起きてもいないことを心配しても仕方ありません。「取り越し苦労」が一番よくありません。気が滅入ってします。それよりも、明日は仕事、「明るい日」にしたいと思います。

71歳、生活費のための清掃員

65歳以上の就業者数
2017年 807万人
2020年 906万人

東京都北区の男性(71)は、65歳から約6年間、公園の清掃員として働く。いまは新宿中央公園で朝9時前から1日5時間、落ち葉をはいたり、週に3日ほど働き、日給は約6千円だ。「老後は悠々自適、妻と海外旅行でもと思っていたが、とんでもない。働かないと生活費が足りない」
30年以上勤めた食器の輸入会社を60歳で定年退職し、63歳まで再雇用で働いた。その後は、夫婦合わせて月20万円ほどの年金暮らしていたが、介護保険料や区民税などの負担も重く老後資金に残していた約1千万円の貯金の取り崩しが続き、再び働き始めた。
自宅マンションのローンは完済しているが、修繕積立金や管理費で月3万円は消えていく。「貯金を増やすのは無理。いつまで蓄えが持つか不安だ」
岸田文雄首相は経済政策の柱に「成長と分配」を掲げたが実感がもてなかった。75歳まで働くつもりだが「もう何年も日本の経済は伸びていない。自分たちに『分配』がくるのはいつになるのか」。働く高齢者は増えたが、選べる仕事は少ない。働く選択肢をもっと増やしてほしいと日々思う。衆院選ではそこを見定めていくつもりだ。(遠藤隆史)
         朝日新聞朝刊2021.10.15

今日の曲は



ご訪問ありがとうございました。


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