家内が、スーパーで知らないおばさんと夢中で話しておりました。はたできいていると、どうやらコロナの話で「まったく、いつまで続くんだろうねぇ」ということを言い合っていたようです。
家内によれば、現在コロナは第9波なんだそうです。公表されている数字では日本人のうち累計では三人に一人の割で感染したことがあるようです。その中で亡くなったのが7万数千人、といっても、コロナに罹っても基礎疾患やら癌・老衰など半分死にかけていたような人は、コロナによる死者にカウントされておりません。あくまで、医師の判断、ピンピンしていた人が特有の肺炎の症状を呈して、入院し手を尽くしたがそのまま死んだ、といった人限定なんですね。
さて今年5月8日から、そのコロナが感染法上では結核やSARSなど危険度が高く、感染者の行動制限などを厳しく措置できる「2類相当」 を5類に変えました。5類は風邪みたいなもの、インフルエンザなど危険性が最も低い感染症の扱いになったのです。といっても5類には梅毒や後天性免疫不全症侯群 (エイズ)なども入っていて罹れば相当厄介で怖い病気であることに変わりはありません。
そのせいか、このところ急激にコロナ感染者が増えているのです。政府などの公表者数は当てになりません。もはや罹っても、病院に行かない(病院が受け付けてくれない)、重症化しないで済むのが圧倒的なので、報告の数に入らないのです。実際は、①発熱外来は予約でいっぱいで初診は断られる、②学校では大流行していて、あちこちで学校閉鎖が出ている、③ワタシの知り合い・身内で感染したという人が増えてきた(実感)、といった現象が起きております。みんなだんだん慣れっこになって無防備になってきたのです。
そのコロナに罹ったのが、農薬のセールスマンをやってるせがれでありました。先週の水曜日頃、出張先で感染したらしくこちらに戻って4日後の土曜日に「40度近い高熱・倦怠感・のどの違和感と痛み・咳」と次々に急激に病状が現れたのです。その日に薬局に行って「抗原検査キット」で陽性を確認しました。せがれの嫁さんも二日遅れで症状が現れましたが、割合軽くて済んだのが幸いでありました。彼らは、当然公表される「新規感染者」にはカウントされません。
倅は、あちこちの病院を調べ電話などで予約をしてもていよく断られたそうです。結局は病院に行くことが無いまま回復基調になりました。
ワタシら夫婦は先週土曜日に彼らとランチ(焼肉キング笑)をして、一時間強、行動を共にしました。車にも同乗していたので、「濃厚接触者」となっていたのであります。あわててイソジン・リステリンでうがいしたものの、コロナ菌を取り込んでいれば手遅れであります。それからというもの、毎日数回体温を測っておりました。 火曜日に予定していたゴルフもキャンセル、普段付けないマスクもやるようになりました。
ワタシがこれまでマスクを極力つけないようにしていたのは、①アベノマスクのインチキ臭さがいつも頭のどこかにあったこと、②隙間だらけのマスクでウィルスの侵入は防げないだろう、③メガネが曇る、④何を言ってるかわからない、などといった理由です。そもそも外出は滅多にしないし、人と、まじかで会話することも滅多にありません。
しかし、自分が感染者になっていたとしたら話は別、人にうつさないようにするためには、出来るだけ外に出ない・しゃべらない・マスクをすることは当たり前のことであります。5類だろうが2類だろうが関係ありません。自分が病気持ちで、感染させるリスクがあることを知りながら、人にうつしていいはずがありません。もしそれがもとで移した相手が死んだら殺人ですよ。法律では行動制限しない、となっていても、人に感染させないように配慮し最大限の注意を払うのは当然でありましょう。
そうして、濃厚接触後、丸5日経過した昨日、抗原検査キットを買ってきて検査いたしました。
コロナの検査には3通りあります。「PCR検査」「抗原検査」「抗体検査」
一つはご存じPCR検査で一般的には検査センターに赴き鼻の粘膜をぐりぐりされて検体をとる方式で、DNAやRNAレベルで増殖させるので、精度が高い反面、あまりお手軽でなくちょっとコストが高いという難点があります。以前は専門機関や病院にいかないと受けられませんでしたが、最近は検査キットを自分で入手できるようです
「抗原検査」というのは、単純に体内にコロナ細胞がいるかどうかをチェックする検査で、これが最も一般的です。ウィルス量が少ないと正確に結果が出ないとか、取り扱い方を間違えたら正しく判定できないと書かれておりますが、そんなことはたいがいなんでもそうです。
小さなドラッグストアには置いていません。売り場面積が大きい、大手のドラッグストア、処方薬を出している薬局に行けば売っています。
ワタシは、そうではなく「抗体検査」をしたかったのです。過去にコロナに罹ったことがあると体内に生成される「免疫・抗体」ができます。もしこれが陽性で、抗体があると判定されたなら、自分が感染しても無症状ないし軽症状で済むということになりますね。紛らわしいのが「中和抗体」検査であります。こちらは、ワクチンを打ったあとちゃんとコロナに対抗しうる(かもしれない)免疫があるのかを検査するもので、コロナに罹った結果出来る抗体とは異なるのです。
過去自分に感染したことがあったのかを知りたい、万一感染しても軽症で済む、ワクチンをずっと打っていないけれど、もう昔のワクチンの効果はないのか?など知っておく価値があると思いますね。
平塚市内であちこち探し回りましたが、抗体検査キットは、原則どこでも扱って(売って)いません。ネットでも「品切れ」、唯一見つけたのがなんと山田養蜂場の「新型コロナ 抗体 中和抗体検査 」でありました。薬剤メーカーじゃないの?と思いつつも即購入手続きしました。プロポリスとかも買ってるし(笑)。
で、本日は「書道教室」、来週には高校生の仲間と集う那須高原でのゴルフも予定しているのです。そこで、何の体調の変化はないまでも万一の事を考えて、昨日「抗原検査」をいたしました。コロナに感染して最もウィルス量が増えるのが感染後4,5日、発症する前後だと言われています。
抗体検査キットが届くのを待っていられないのでとにかく検査したのです。
薬局の薬剤師は懇切丁寧に取り扱いを説明してくれるのですが、聞きましたよ。「それって箱の中に説明書入っているんでしょ?」今聞いても覚えられないよと。
ちゃんと入っておりますよね。
説明書通り、ストップウオッチまで使って検査しました。
はい、おめでとうございます。
Cのところに赤線1本だけならば「陰性」であります。
コロナは「自衛」し、自分で判断・解決する、というステージに入っているのです。政府も自治体も病院もあてにしてはなりませんよ。
これで、体温測定も中止、今日は書道教室になんの心配もなく行くことができます。勿論マスクなんて面倒なものは付けませんよ。マスクは篆刻で拡大鏡が曇らないように、石の粉を吸い込まないようにするのには必要なんですが。