植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

「戸」のあるゴミ(53)の話

2021年09月13日 | 雑感
桂 米助さん(ヨネスケ)、お宅の晩御飯という長寿番組を続けていました。最近見かけないのかコロナのせいか、打ち切りになったのか存じませんが。この方は本業が落語家であります。

 昨日テレビで、ほんとうにしばらくぶりに高座に上がって噺すのを観ました。まくらでよく使うのがご自身のお名前、本名が小野五六という由来を説明するのです。「親父が56歳の時の子供だったので、五六と名付けた。山本五十六と同じだが、あちらには十(とぉ)がある、私には、とぉが無くおかげでいまだに自分の家には「戸」もない。」と言ってもあまり面白くなく、本人もいささか話の切れがわるいせいか、もはや観客はあまり笑いません。続いて「もし3年前、親父の53歳の時に生まれていたら大変だった、五三とかいてゴミですからね」とやるのですが、これもあまりうけません。ずいぶん老けてしまいました。

 そういえば、ワタシが金融機関で勤務していた若い頃、同期会が発足しまして「ゴミの会」と名付けられました。昭和53年入行をしゃれたのですが、人事部の研修担当に、「今年の新人はゴミが多い」と言われたのをもじったのでもあります。とぎれとぎれに何回か飲み会がありましたが、ほとんどの同期が会社を離れ、もはや立ち消えになりました。

 同期と言えば、九州大分の上野丘高校を卒業したのですが、その約500人の同級生で「ふろく会」というものを続けております。これは、高校の26期生からつけられていて、「どうせ俺たちは付録みたいなものだから」、と言うのです。どうしてどうして、歌手や三味線の家元、多くの弁護士や医者、国家公務員から上場企業の役員など多士済々であります。

 関東圏にも200人ほどが居住し働いているので、年に一度東京ふろく会が開催されていましたが、コロナでこの2年は休止しています。それでも、ゴルフなら良かろうと定例的なコンペが催され、来週行われる予定であります。

 さて、マクラはこれで終わり、本題に入ります。「ゴミ」問題であります。今日は月曜日、当地ではあと木曜日が一般家庭ごみの収集日であります。一斉にあちこちの路上でレジ袋やごみ袋に入ったごみが積まれネットがかけられます。ほとんどの集積場所は、それで問題ないのですが、所によって大量にゴミが出され、雑に放置していくのでカラスが荒らしていたのです。

 見かねたワタシは、自治会の役を引き受けたのを機に、スチールメッシュで囲う折り畳み式ごみステーションの導入に踏み切りました。従来からゴミの散乱が日常化していた3か所に設置したのです。それ以前から家内は犬の散歩で、拾い食いするのを気にして、見張って片付けなどをしていました。ワタシも、行きがかり上、ゴミの出し方、保管状況が気になり、月曜日と木曜日の朝は、車で町内を巡回するようになりました。

 ネットが覆いになってないもの、ボックスの外に置かれているものなどは片付ける程度ですが、概ね良好、これがワタシの印象であります。ゴミ出ししやすく、路上に散らばるものが格段に減りました。なによりめっきりカラスが減りました。あの賢い動物は、幾度か設置されたごみステーションにアタックしていましたが、エサが取れないとわかるとよそに行ったのでしょう。

 家内によると、街角が汚くゴミが散らかり、だらしない印象だと、空き巣など犯罪が増えるそうであります。今時「戸」が無い家などはありませんが、ゴミには戸を立てられます。こうして巡回しゴミが散乱していない町作りに気をつけていると、カラスだけでなく、案外泥棒や犯罪の防止に役立っているのかもしれないと自画自賛であります。

 



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