植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

昨日は五安心いたしました。「わが人生最良の日」

2021年06月29日 | 雑感
 ワタシにとっては、祝杯をあげるような一日でありました。ワタシや家内にとって最近抱えてきた幾つかの悩み・問題が、どういうわけかいっぺんにまとめて解消したり決着を見ることになったのです。

 ここ数か月では自治会の招集とその報告書作成という、月に一度の難題が繰り返されます。だいたいこういう会議や組織には書記という係が居て、会議の発言や要旨を筆記しまとめるものですが、この自治会にはそんな係はいません。司会進行とほとんどの質疑・説明を引き受ける会長が記録し、必要に応じて翌月の通知文書に記載します。行事の実施内容や次月の行事予定などを織り込んだ開催通知(自治会中止の場合は活動報告)も会長が作成するということになってるのです。

 つまり40人ほどの自治会組織をまとめ、月一回の定例会の資料や開催案内作成が会長の仕事の一つなのです。それだけだなく地域の会議から亡くなった方の弔問まで幅広くこなし、毎日のように相談の電話にも応えなくてはなりません。

 引き受けた以上は泣き言を言わず粛々とこなす、そう思いながらなんとか来月分の開催中止と月次報告の書類を作成し、理事あてに送付の段取りを付けました。これでひと月はちょっと休めます。一安心しました。

 加えて、数日前から自治会長に先渡しされた活動費(借受金)10万円の袋がいつの間にか紛失していることに気づき大捜索しておりました。これは、ワタシのポケットマネーではなく香典や諸会費などの支払いに充てる公金なので失くすとワタシの損失になるのです。

 仕事場と自宅を何度も調べて見つからず、どこかに落としたかと暗澹たる気持ちでありました。しかし、もしやと思いついたのが(農業)日誌・ダイアリーであります。ここのところあまりに忙しくてひと月ほどつけてなかったのです。ワタシは、これに現金でもなんでも挟んでおくという癖があるのを思い出したのです。で、昨日これをパラパラと開いたところビンゴ!ありました。やれやれこれで、自分の小遣いを自治会に寄付しないで済む。あぁ二安心です

 昼過ぎには菩提寺の御住職がわざわざ拙宅まで来られてお祝いの赤飯・折詰・おまんじゅうなどを頂戴しました。(すっかり忘れてましたが)お寺の山門の棟上げ式だったのです。ワタシは世話人でもなければ建設関係者でもありませんが、式に不可欠な棟木札をワタシの拙い字で書いたのでした。恙なく式も終わりお札は天井裏にしまい置かれて、あと数百年は人目に付くこともありません。あぁ役に立ってよかった、これで三安心でした。

 次に数年トラブルの続いたネクストBBのインターネット契約の解除でした。こんな怪しげな代理店に乗せられてNTTの契約をそちらに変えてから幾度となく不愉快な思いをしてきたので、数か月前から元に戻す手続きを始めました(詳しくはこのブログに何回か記しました)。ようやく先月ネットの契約とプロバイダーをOCNに戻す手続きを終えました。同時に使っていない電話回線を解約いたしました。しつこい勧誘電話や無言電話はては詐欺電話までかかってくる、こちらからは使いもしない電話に数十年料金を払ってきたのです。二本の電話回線に携帯電話というまったく無駄な経費を、ここで整理をつけたのです。

 ところが、電話を解約したブロードバンド回線というのはルータの初期化とかWi-Fiの再設定とかややこしい作業・設定が必要でした。四苦八苦したものの繋がらず、かれこれひと月経ちました。もうこの歳では無理と諦めて、OCNからの出張設定サービスを頼みました。
 これがやはり昨日に予約でした。作業が始まって間もなく、Wi-Fi機器の電源プラグが断線しています、とのことで、即座にチャリを飛ばしてルータを買ってきました。10年以上使ったものですから修理することもなく最新の機器に変えるタイミングでしょう。ほどなく無事にインターネットが復帰、家内からさんざん文句を言われなんとかしろと脅かされたWi-Fiも繋がりました。ルーター込みで1万7千円かかりましたが、やれやれこれで当分はストレスなくスマホも使えるようになり、固定電話の月々の支払いも半分以下になります。四安心しました。

 そうして極めつけは、三男から掛かってきた電話でありました。数年付き合った彼女に指輪を渡してプロポーズした、というのです。今時日本人はこんなことは致しません。外国映画や海外のトピックスでしかみないような求愛だったようです。彼は子供のころから、いじめなどでいろいろとつらい思いをしました。いささか「出来が悪い」おつむであるのを自覚して周りの子供の何倍も勉強していました。大学・社会人になっても自分が背負ったディスアドバンテージを自分で乗り越えて苦労してきた姿をずっと見守ってきました。

 それがここで結婚する、という経済的にも心理的にもしっかりと充実した人間になってくれたことに優る喜びは他にありません。昨年は、次男がに入籍を済ませ、コロナが落ち着いたら式をあげるそうです。五安心どころか、無限大∞安心であります。

 世のため人の為と、このところ慌ただしく日々を過ごし、遅ればせながらわずかにでも得を積んでいこうと願っておりました。その割に次々に起きる苦行・難題に、いささか滅入っていたのです。

 ともかく6月28日はワタシにとって、人生最良の日であったと日記に書きましょう。これでいつでもボケられる、いつ死んでもいいなと思う65歳であります。

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