植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

目指すは坂本龍一!!

2024年01月17日 | 雑感
本当は今日は、「安倍派の多くの疑惑議員が不起訴になった」話のつもりでありました。

しかし、6時前に目覚めて、珍しく追っかけで起きてきた家人と、自分の病気の事や子供たちの昔の病気やお金のことなど昔話をして、「水素吸入」は案外鬱病などに効果があるかも、あんたのおでこに赤みがさしたなどと聞かされて表に出たら、抜けるような青空。つい気を良くして、尾崎豊さんの「I Love You」なんぞを口ずさんでいました。ここ数か月もう何も興味や楽しみを感じる事が減って、音楽などは車のステレオも止めているような気持がずっと続いていたのですが。

やや寝坊し、隠れ家に移動しても「ツムツム」に1時間ほどかけているうち、テレビをつけて見たら「坂本龍一の700日」という番組をやっていました。昭和27年1月17日に生まれ、長く癌の病気と闘いつつ昨年3月28日に71歳で亡くなった日本を代表するミュージシャン・音楽家であります。音楽に元々縁もゆかりもなく、なんの楽器も弾けないような自分なので、今更彼の行跡や素晴らしさを語る知識も音楽的な感度もありませんので、彼についての説明はいたしません。

ワタシの知ってる坂本さんは、ゆったりとした体の動きと独特な緩やかな旋律しか思い浮かびません。そしてなんといってもカッコよさ、コレに尽きますね。決してカッコつけてないのに自然な仕草が何とも「渋くてカッコいい」、ワタシら少し年少の目から見ると、音楽そっちのけで彼の美しい仕草や面立ちに憧れたのです。(女の方からはどう感じるかは存じませんが)

普通ならすぐ消してしまう音楽番組ですがしばらく見入ってしまいました。そして、思い立ったのが「坂本龍一擬き」になろう!、でありました。今から音楽を学ぶのはナンセンス・全くお門違いですが、見た目を真似るのはすぐにでも誰にでも出来ることです。69歳にまもなくなろうかというワタシは、晩年の坂本さんに近い風貌でもあるのです。

普段鏡も見ないで髪も寝ぐせのまま、ガーデニングと篆刻にふさわしい「汚れても問題ない」汚らしい普段着に着替えて仕事場に向かい、一日そもまんまであります。人とも会ったりすることも無く(会いたくない)、誰からも注目されることも無いのですから、どんなボロボロの格好をしても怪しむ人もいませんわね。

そして、はたと考えたのです。もうこれから若返ることも無ければ長く生きることも出来ません。逆行するのは無意味だと言っても、ただただ何もせず、老いさらばえるのはいかがなものか、と。「一花咲かせてもよかろうや」と思ったのです。お金をかけずに、きれいなカッコいいお年寄りを目指そう、ならば坂本さんみたいにすればいいのではなかろうか。

まず、形からであります。彼のトレードマークは丸い縁のはっきりした黒っぽい眼鏡と、やや長めに自然に垂らした銀髪であります。恐らく体重は、十年以上癌と戦ってきたせいで瘦せていたろうとは思います。洋服は洗いざらし風自然色の白や薄茶色系で、下はジーンズ、そんな感じがイメージとしてありますね。

今日明日のうちに、メガネを丸メガネの縁に変えようと思います。まず気分転換、それだけを家人には伝え「坂本龍一」みたいにするんや、とは口が裂けても言いません(笑)。鼻の下の髭、後は顎髭を少し伸ばして整え、他の部分は出来るだけこまめに剃るのが良かろうと思います。
髪は元々癖っ毛なので、坂本さんみたいにすんなりと垂らすわけにはいかないでしょうが、こんど美容院に行ったら、「坂本龍一」と同じヘアスタイル・髪染めを頼むつもりです。顔を変えるわけにはいきませんが、そこは彼になった気持ちでいればいいんです。

先に針灸医師の友人が届けてくれた水素吸入も、空の上の誰かが、苦しむワタシを見ていて、ほらよ、と渡してくれたような気がしています。本日が坂本さんの誕生日、でその特集番組を見聞きしながらブログを書いています。

ワタシは、世の中や人生は「必然と偶然が織りなす予測不能な世界だ」と考えております。今朝はどうやら偶然ではなく、そっちへ誰かが引っ張ってくれているのではなかろうか、そう感じて急遽話題を変えました。すでにもう何かが始まっているんです。さすがに2年後に71歳で他界するというのは真似したくありませんが。

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