現役時代、会社の先輩の女史などで旅行グループを作っていました。近所の日帰り温泉旅行から、香港シンガポールなど東南アジアへの海外旅行まで数えきれないほど旅をいたしました。
その中の先輩から「〇〇(ワタシ)、NHKでイサンという韓国ドラマをやっていて、すごく面白いから見て見ろ」と言われて観始めました。それがワタシが韓流王朝ドラマにはまった最初でありました。「イ・サン(正祖) 」は幼い王子が王様になるまでの変遷をラブストーリーを交えて一年近くかけて放送されていたようです。ワタシが観るように勧められたのはおそらく、2009年NHK-BSで日曜日の夜9時から毎週放送されていたものではないか、と思います。
監督は「イ・ビョンフン」でその前からずっと王朝もの・時代劇をドラマ仕立てで60話ほど制作したいました。イサンでは、主役が若手俳優で「イ・ソジン」(笑)胃酸のイソジンという薬屋さんみたいな配役で、監督はその前からずっと同じような俳優さんを脇役に起用する、いわばイ・ファミリーで固めた安心のシリーズでありました。
以来『トンイ』(2010年)、『馬医』(2012年)、『オクニョ 運命の女』(2016年)あたりまでほぼ欠かさずNHKの夜の放送を楽しんでおりました。残念ながら、その後自分自身が朝型のライフスタイルに転向し、9時前に就寝、朝は4時から5時には起きて、ガーデニングとブログなどで一日のスタートを切ることにしたので基本的に21時以降のテレビは見ておりません。
転機となった(笑)のは、朝型になった結果、夕食が6時前後と前倒しになったことでした。仕事場に朝から夕方までほぼ毎日居る生活で、夕方5時前に帰宅しておりました。そして何気なく点けたテレビのBS放送で『 商道(サンド) 』が平日17時から二時間、2話ずつ放送していることを知りました。これが、イ・ビョンフンさんの初期のドラマシリーズであるという事にすぐ気づきました。配役が見たことがある方が多かったのです。調べて見たら、イサンより6年前の作品で2001年に韓国で放送されていたようです。
何しろ週に1回か2回しかオンエアされなかった番組60話が、平日の夕方2話ずつ放送されるので、週に10話、つまり6週間でシリーズ全部が見れるのです。途中からながら半分以上これを見て、途中晩御飯を食べるという習慣がついたのです。家内はあまり韓流ドラマを好んではいなかったし、家事の都合で夜9時からのんびり韓流ドラマなどを見ている余裕も無かったのです。しかし、ワタシと一緒に観るようになって多分「ハマった」のであります。
必ず夕方5時にはBS日テレにCHがあっておりました。それが終わったのが、2週間ほど前になります。すると当然のごとく、その後継ドラマの『 宮廷女官チャングムの誓い 』がスタートしたのです。チャングムこそ「イビョンフン」さんの出世作で、これをきっかけに日本人が朝鮮王朝ものを楽しみにするようになったのだと聞きました。本国では2003年に放送されたようです。継母がこれにはまって観ていたのですが、例によって子育てなどで大忙しの家内もよく見ることは無かったそうです。
かく言うワタシも「チャングム」の名前は知っていてもちゃんと視聴したことはなく、この20年間幾度となく日本で再放送されていたのにも全く興味が無かったのです。しかし、今回「サンド」の流れで観ることになったのであります。
問題は多分オリジナルが1時間なのに、BC放送はほぼ半分がCMだという事、カットし放題なのです。見ていて頻繁に場面が繋がらない、意味不明なシーンが時折出てくることがあります。民放とりわけBS放送は通販放送のついでに映画やドラマを流す、という悪い癖があります。ましてや、何度も何度も再放送している韓流ドラマなどを有難がってみる人は、ワタシら以外には居ないのであります。
先日自宅を訪れた友人が夫婦そろって「チャングム」を見ているのを面白がって「何回目よ?」と聞いてきました。
はい、初見ですよ。
出てくる俳優さん女優さんは顔なじみですが、ストーリィは存じません。毎回最後はハラハラ・これからどうなるの?みたいな局面で、また来週となるのですが、なにせ毎日2話です。そして家内ときたらよせばいいのに、そんなシーンの度にスマホであらすじを調べるので即座に「ネタばれ」になっているようです(笑)。
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