植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ロシアこそナチ、プーチンこそヒットラー

2022年11月16日 | 時事
昨日ちょっと、ロシアのことに触れました。

最初にプーチンが、ウクライナに攻め入った時、ウクライナの領土内で「ネオナチ」からロシア人を救う軍事行動だ、というのが大義であったと記憶しております。

もっと前にクリミアに侵攻した時も、クリミア半島に住むロシア系住民が脅威にさらされているのでその「同胞」を守るためと主張したのです。そしてワグネルという傭兵部隊を中心にあっという間にクリミアを制圧し、すぐさまロシア領として併合しました。

この理屈で言えば、ある程度の人数が住む、ヨーロッパから旧ソビエトから分離独立した国々は、ロシアから「ロシア民族が虐げられている」と難癖をつけられ、軍事侵攻を受けるというリスクがある、ということになります。

ともあれ、ドネツク、ルガンスクの東部2州、ヘルソン、ザポロジエの南部2州の支配地域を強制的な住民投票で無理やり併合したのでした。クリミアの時と同様、戦車で蹴散らせばすぐにウクライナが引っ込むとでも思ったのでしょうか。プーチンは、ロシア領になれば「一切の領土は割譲しないと憲法改正済み」なので、返還せず、自国民と固有の領土を守るためには核兵器の使用を辞さず、と欧米を脅かすのが狙いでありました。

今度はクリミア併合の轍は踏まない、とばかりウクライナは徹底抗戦に出ました。また、かつては手を拱いていた欧米各国が、兵隊の派遣以外の物資や軍事関連の兵器・装備を送り更に資金を支援しました。兵器の使用を教えるために多くの専門家が入国したようであります。

早い話、ロシアはウクライナとアメリカをなめていたのです。クレージーなトランプなら何を始めるか読めないが、認知が始まっているバイデンは何も決断できないだろうと踏んだのです。

しかしふたを開けてみれば、電撃作戦でいくつかの州都を占拠したものの、物資が尽き、旧型の戦車やヘリコプターは標的にされ、徐々に劣勢となって兵士が足らなくなりました。やみくもに兵隊を動員したのはいいけれど銃の扱いも知らず、古いカラシニコフをあてがわれ、何人に一本のスコップで塹壕を手掘りすることになりました。

ロシアこそ、やったことは①他国に領土を奪う目的で軍隊を送り込み ②無辜の住民を殺害し多くをシベリア収容所に送致し ③美術館などの書画を奪って持ち去る等、あの第三帝国を作って世界制覇をたくらんだ「ヒットラー」のナチスドイツそのものではなかろうかと思います。

ようやく、ウクライナの反撃によってヘルソンを奪回し、その住民たちは解放されてうれし涙でありました。国連でも、ロシアに無条件で領土を侵攻前に戻し、賠償しろと決議したようであります。それでも、反対票5以外にアフリカや東南アジアでは、35ヶ国が投票を棄権したそうです。ロシアを孤立させ国際社会から仲間外れにする、とまではいっていないのは、中国が後ろだてになってるせいでもあります。

ヒットラーは、イタリアが降伏し国土に爆撃が加えられるようになって、その家族たちと一緒に「自死」したとされています。はたして「プーチン」はこの先どうなるのでしょうか。

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