東京オリンピック出場をめがけて、世界ではぎりぎりのタイミングで選考・予選を行い、いろんな競技で陽性者が出ております。北朝鮮・オーストラリア は不参加を表明し、ロシアはドーピングでそもそも国の代表としての参加は出来ません。ゴルフなどでは出場辞退をする選手もぽつぽついますし、中国の有名な競泳選手はドーピング容器を叩き割って検査拒否したために参加する資格をはく奪されています。
それでも、全体からしたらわずかな人数で、7万人以上の選手と関係者が、ここ2週間ぐらいで、隔離措置免除で五月雨式に日本に流れ込んでくるのです。皆さんPCR検査を受け、陰性証明を携えて来日するので安全と政府・五輪主催者は説明していますが怪しいもんです。すでにアフリカの複数の選手が陽性判定されて国内に入っているのです。
ワタシがもし、他国の指導者でその国の選手がメダル獲得が期待されるなら、陰性の証明を捏造します。PCR検査結果などどうにでもなります。発熱などの症状が無い限りどんな手を使っても出場させるでしょうな。歴史的にみても、ドーピングをして選手の健康や生命に被害が出ても結果が出るなら薬をやる、というのが多くのアスリートに共通する考えでもあるのですから、コロナなどたいしたことはないのです。どさくさまぎれで日本への入国もぎりぎりのタイミングにするでしょう。
また、200か国もある諸外国の検査や行動管理が厳格で完全なはずもありません。差別するわけではありませんが、ルールを破るなど屁とも思わない人種、決まり事をきちんとこなすことが出来ない民族が、世界に数多くいることは明らかなのです。
そうなると、世界各国からあらゆる変異株をお土産に7万人が大挙しておしかけるのです。よその場所に出かけることが出来ない豪華な閉鎖空間に、何万人もの外国人が押し込められる、それは横浜に停泊したまま半数以上がコロナに感染したあのクルーズ船と全く同じ構図なんです。クルーズ船の10倍以上の人々がいて、そこで、感染力が強まり強毒化したウィルスが広がったら、と思うと恐ろしいとしか言いようがありません。
もし感染者が判明したら、猛烈な勢いのクラスターが起きるでしょう。若くて精力が有り余ってる(頭に栄養がいっていない)スポーツ選手が、羽目を外して濃厚接触してバカ騒ぎ、酒を飲みエッチをする、容易に想像がつきますな。あのクルーズ船の時は、収容する施設もなくうつるに任せていて、政府も有効な手立てを講じませんでした。やむなく母国から迎えが来ました。結果として世界にコロナをばら撒いたのでした。
オリンピックの前後合わせて3週間以上日本にとどまったとしたら、コロナが蔓延すると持っていき場がなくなる(医療機関・隔離施設が不足)のは見えているのです。
そんなことを天皇も心配されていると報道されました。形式的には天皇皇后両陛下がオリンピックのホストになり、名誉総裁になるのです。いかに国民の象徴であり、形式的な主催国の代表とは言え万一のことがあったらと思うと、憂慮に堪えない、というのが陛下の心情でありましょうし、宮内庁の幹部にも漏らすでしょう。
それをあの「たわし頭官房長官、加藤」は、「宮内庁長官の個人的な考え」と切って捨てました。天皇が自分自身で会見を開いてオリンピックでのコロナ感染を深く憂えるとでも言わなければわからないのでしょう。おそらくこのタイミングで、陛下が宮内庁長官にお気持ちを託されたのだ、と考えるのが良識ある賢者の行いです。この「加藤」は昨年、国が示したコロナのPCR検査基準(発熱したら何日か様子を見ろと言った条件)で保健所がPCR検査させなかったことを「国民の誤解」と言い放ったご仁であります。この男だけは許してはならない悪しき性根の議員であります。こんな奴が、次の有力な総理大臣候補だというのには聞いてあきれます。
「天皇に心配をおかけして申し訳ない。陛下のお気持ちをお察しし、身が引き締まる思いである。コロナ対策やオリンピックの運営には、さらに万全をつくしてまいりたい。」と何故言えないのか!
ワタシはさほど、右寄りの国粋主義・尊王精神の強い人間ではありませんが、この一連の報道は、これからの日本の向かう方向を指し示す非常に大きな「啓示」であろうと思います。陛下の深い憂慮は国民の心情を代弁しているのですから、国民やメディア、政府がどういう反応するか静かに注視したいと思います。