植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

ワクチンのおかげでコロナは怖くない、てか

2021年07月16日 | コロナ
「50歳過ぎた自分が、14歳の娘と合意の上で〇〇したら逮捕されるのはおかしい」、といったバカな野党議員がいました。こういう人は論外、ほとんど頭がおかしいと言って差し支えないようです。

 ワタシのような年金を貰う歳になると、若い人との接点はほば皆無になります。仮にこちらが若者たちに近寄ろうとしても避けられるだけで、よほどのことが無いと二十歳以下の方と話す機会はありません。ちょっと見てみるとlineの相手で十代は一人もいませんでした。

 若い人は若い人たちだけでわいわいガヤガヤ過ごし、笑い、お酒を飲むのが楽しいのでしょう。そのせいか、今回の第5波はコロナ感染者に若者がとても多くなっているのです。年寄りはかなりの割合でワクチン接種が済んでいて、感染しにくく、かかっても無症状とか重症化しにくくなってるので、相対的に若者の感染割合が増えているのです。

 それにしても第4波以上の感染拡大が懸念されるのは、デルタやらなんやら感染力が強く、若年層でも重症化しやすい変異株が蔓延しつつあるからです。政府はもう隠すのに必死で、新型コロナの株の種類を検査しようとしません。国民の危機感が増し、それは政府の対策失敗を露呈することになりかねません。加えて、遅ればせながらワクチン接種がようやく3割に届き、五輪やら相撲など「自粛」も緊急事態宣言もどこ吹く風、という雰囲気が後押ししていると思われます。

 もういいでしょう。言っても仕方ない。オリンピックはやることに決定し間もなく開催します。イギリスじゃぁすべての規制を外して、好きにしろワッショイという政策に転換するそうですから、日本も祭りじゃ五輪じゃと浮かれるのでしょう。自助・共助なんて言う場合では無く、自衛・共存回避しかありません。本当に世の中がコロナを怖がらずに済むときが来るまでじっと耐える、常に緊張感を持つしかありません。

 最近ではあの橋下弁護士が、今の状態はたいしたことない、リスクをとって一部の犠牲を受け入れろ、みたいなことを強調し、政府もそんな物言いをする人が増えました。経済やみんなの生活のために、何人か死んでも仕方ない、では何百人、何万人までは許容するのですか? 医療崩壊していないといわれていますが、実際は、重症化しても自宅待機させられてる人が大勢いるから、医療現場が崩壊していないだけなのです。

 自分たちの大事な人が病院に行けずに家の中で死んでいく人が出ても仕方ない、ですませるおつもりか。他国で何十万人も死んでるから、日本人が数万人死んでも少ないからいいのだ、というおつもりか? 死なないまでもいつまでも続くきつい後遺症が残るそうです。

 コロナを根絶できないからと言って、何もせず感染者を減らす努力を放棄したら「無策」というものであります。あのブラジルはそうして2千万人の感染者と53万人の死者を出しています。政府発表ですから実際はもっといるでしょう。よく感染を抑えている国のことは触れずに、インドやインドネシアなど感染者が急増してる国を引き合いにし、これに比べたら大したことが無い、という論法がなんと多いことか。

 今日、ようやく家内が一回目のワクチン接種、そしてワタシも明日が2回目の接種であります。それからまたしばらくは抗体を得るまで待たなくてはなりません。しかし、だからといって感染しないわけではない、無症状でも人にうつす危険は伴うのですから、油断できないのです。


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顔をみればわかる

2021年07月15日 | 時事
 少し硬い出だしですが、日本人の精神と天皇制について触れておこうと思います。神代の時代からわが国の国民の精神的支柱であり、統治機関の中心にあったのが天皇制であり、太平洋戦争が終結するまで、天皇が日本の政治に大きく関わってきたのは周知であります。その時々の政権や支配者たちは争って天皇家の「朝廷」の意向を気にし、お墨付きを受けるのに腐心しました。征夷大将軍の称号を貰うことが実質の統治者となれたのです。

 明治になっても天皇主権のシステムは変わらず、内閣、とりわけ軍部がその天皇の意向を政治利用し、結果的になんども戦争に突き進んだのも事実であります。終戦後に、天皇の政治。戦争責任は不問となって新憲法が発布され、国民の象徴という位置づけになって現在に至ります。戦争裁判を仕切り、新憲法の草稿を作成したアメリカも、天皇が、長い歴史の中で日本人の生活や精神に深くかかわってきたことを理解して、特別な存在として戦後日本の礎を作ったのですね。

 もはや、昭和に天皇を「様」付けするような人は歳をとり鬼籍に入っています。今の若い人が天皇を敬うことが少なくなっているのも仕方がないことでしょう。一方で、特異な精神文化や日本人の精神の源・規範として天皇家のお考えや振舞いを大事に思うことも至極当たり前に受け入れています。災害があればすぐさま被災地を訪れ励まし、世界の国賓をもてなすのも天皇家ならではであります。各国のロイヤルファミリーや政治家も天皇への謁見を希望する様です。

 ではその精神性は何か。天皇・皇后は「国民に寄り添う」がキーワードで、国民の立場や気持ちになって優しく慎ましい言動をされています。出しゃばらず余計なことを言わず体を動かす、悩みを顔に出さないで常に微笑む、そういうふうに心がけているように見受けられます。それが、ワタシ達日本人の称賛されるべき特性でもあろうと感じます。

 そこで、出てきた宮内庁長官の「天皇は五輪開催を懸念していると拝察する」発言であります。政府関係者は、個人的な発言として無視しています。政府寄りの御用学者は「宮内庁長官の政治的な発言は越権行為」で怪しからん、との意見が出されております。誰が個人的にそんな発言をしますか?一役人が、一銭にもならない自分の立場が危うくなるような重大なことを言うはずも無いのです。この方の会見の様子を見た時、その内容の重大さを認識し相当な覚悟で臨んでいることが、こわばり緊張した顔で見て取れました。その後、なぜか会見の動画はほとんどネットには出ていません。

 これは天皇陛下が「国民の気持ちを受け止め、世界に対して五輪の名誉総裁という責任を重く感じ、政治的な配慮をしつつ、西村長官にその気持ちを託した。」と考えるべきで、実際そうに違いありません。もし内閣が、個人的な発言と思っているなら、直ちに「不穏当な越権行為的発言をした」として更迭するでしょう。それが出来ないのは、菅さんが事前の「内奏 」を通じて天皇の意思を知っているからです。

 こうした政府の態度は、日本人の心の支えや精神性の柱になってる天皇の気持ちを蔑ろにしたと感じた人が多くいるように思います。傲岸不遜な自民党は、ついに天皇までも小ばかにしていると思えるのです。
 同時に、中国マネーに籠絡されたぼったくり男爵は、下へも置かぬおもてなしのようです。ご本人は日本人への悪印象を払拭しようと思ったか、わざわざ「広島」訪問しました。それで「チャイニーズピープル」が一番であるとおっしゃったそうです。日本人を言い間違えたのですが、往々にしてある、心に思っている本音がつい口に出た、という典型であります。

 バッハという会長の顔をよく見ると、うわべの気さくな印象とは裏腹に強欲さと権謀術数に満ちた表情が見え隠れします。米国によくある陰謀・スパイ・政治映画に出て来る、悪役の上院議員や黒幕である政府組織の上層部のキャスティングにうってつけです。知らないうちに金の亡者は顔に出るのですよ。

 天皇は、皇后陛下を伴わないで開会式セレモニーに出席し、各競技の観戦には出向かないという意向を示しているそうです。生真面目で清廉な表情を崩さない方ですが、これでその胸の内を体現しようとしているのです。

 大事にしなければならない人は誰なのか、守るべき心は何なのか、自明であります。
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スイカの収穫時期を間違えないようになったら一人前だなぁ

2021年07月14日 | 植物
ざぁざぁ雨が降る日も少なくなり、梅雨明けの予感であります。

スイカの収穫時期になりました。今年は屋上スイカに特化するつもりで相当な準備と手間をかけました。初期的には土の作り方と根を張らせるまでの水やりに問題があったか生育がいまいちでありました。さらに、タイミングが悪く開花と雨の日が重なる不運が続いて、屋上のプラ舟に植えた6本の苗から10個しか受粉・結実していません。

 スイカを本格的に栽培するのに、一番難しいと言われるのが「収穫時期」であります。植え付け後約3か月、受粉してから40日弱といったところが目安ではありますが、天候・品種・気温などに左右されるので計算通りにはまいりません。

 ネットで調べると様々な収穫時期の判断方法が解説されています。几帳面な人は受粉した(と思われる)雌花にリボンや旗を立てて日にちを記す、とかスイカの赤ちゃんにマジックで番号を書くとかするようです。かくいうワタシは以前は「園芸日記」に開花受粉を記し、起算して40日後に収穫予定をつけていたのですが。今年は習字・篆刻、自治会に時間を取られ数か月日記は開いておりません。ぼんやり記憶で6月初旬から実が付き始めた、というのが唯一の期日管理です。

 では、実際収穫時期が近づくと何をチェックするか。
1.一番確実なのは、叩いてみて音で熟しているかを判断するです。若い頃は硬く高い音が出ますカンカン、というところ。熟してくると音がすこしずつ低くなりポンポンという鼓のような音になります。ここはもうちょっと我慢、低音でボンボンと響くようになった時がいいようです。これを過ぎるとタプタプした感触が出てきてぼとぼとした音になると熟しすぎ、なかに空洞が出来てりします。
 もうこれは経験しかありません。ワタシはスーパーで売られているものがどんな音になるかだいぶ叩きました。かがんで耳を澄まして叩いている姿はあまり褒められませんから、目立たぬようこっそりと研究しました。

2.次は巻ツルの色です。スイカが茎と繋がっているそばに必ず強いつるが巻き付いていますが、これが緑白色ならまだまだ、茶色に変わり黒く枯れたころが収穫の適期です。これは遠くからでもわかるのでいい目安になります。

3.縞の黒い部分がはっきりとしたら熟した証拠、といいますがこれは主観的というか個体差があっていまいちわかりにくいです。肩の部分が盛り上がってくるとか、底部にあるへそみたいな部分が大きなる、などの判定方法もあります。

結局は、そんなチェック項目の総合的な判断になろうと思います。ワタシは、収穫時期を通り越す(手遅れ)になるのを恐れて、収穫時期を誤ることが多いのです。カラスに突かれてダメになったこともトラウマになってるようです。

 ちょっと早いかな?とわかってるのについ収穫してしまうのです。家内に割ってもらう時、必ず「まだちょっと早いんだけど」と言い訳を言うのが恒例であります。
昨日は小玉スイカ今年の2番目を収穫しました。

あぁ、やっぱりちょっと早かった。皮の白い部分が厚く種も茶色(´;ω;`)
甘みが少なく水っぽいのですが冷やせば食べられます。血糖値が気になるワタシとしては悪くなかろう、と自分を慰めております。

屋上でここまで順調な期待の大玉スイカ、これはあと10日とにらんでおります。まだコンコンという音がしてます。ひげつるがちょっと茶色になりました。スイカ名人を目指しております。朝晩ポンポン叩いてチェックせねば。今度こそ失敗しないぞ。
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政治家の口の耐えられない軽さ

2021年07月13日 | 時事
 集中豪雨をもたらす要因の一つが線状降雨帯であることが、近年知られるようになりました。それまではさほど集中的に雨が降ることは少なかったのですが、地球温暖化によって、だんだん地表温度や海水温が上昇し、上昇した暖かく湿った大気が上空で冷やされることによって起きる積乱雲が発生しやすくなったからです。

 線状降水帯は、衛星のカメラから逐次捉えられており、雲の流れからどの地域でどのくらい雨をもたらしているかがわかります。しかし、現在の技術では現在発生していることは把握できても、予測は出来ません。何故か、それはそもそも「天気予報はあたらない」ものだからです。気象衛星で地表の状況が捉えらる時代になっても大して変わりません。

 地球の上で起きる様々な自然現象は、地形、温度や海流・風、高度の空中の大気の状況など無数の要因で、刻々と変わりそれがもとで更に新たな状況に変化します。いろいろな要素を取り上げて様々な国が気象を予想していますが、同じ予報になるのは少ないくらいなのです。

 昔から古老が、体で温度を感じ空の色や風向きで雨雲の到来などを言い当てていました。これがヒントです。各地に情報収集できる観測機を設置するだけでなく、日本中にあるスマホを持った人たちからリアルタイムに気象情報を吸い上げ解析することが最も有効だろうと思います。

 そんなことはいざ知らず、菅総理は被災地を訪問し「資機材を投入し線状降水帯の発生予測を前倒しで開発する」と会見で述べました。バカでしょ。ちょっと研究費を追加したらドラえもんのポケットから予測システムが出て来ると思っているのでしょうか。災害を減らしたかったら、毎年集中的に雨が降る地形やエリアの災害対策を講じ、安心安全な避難行動をシュミレートするしかないのです。ダムを減らし、開発を制限し、森や山に木を植えるのが回り道のようでも一番効果があるのです。

 この方は出来もしないことを簡単に口走る癖があります。コロナに打ち克った証しとして(笑)五輪を実施、2酸化炭素排出を2060年までに実質ゼロにする、ワクチン接種は一日100万件とする。口から出まかせみたいなことを さも自分がやりますみたいな大ぶろしきを広げる癖であります。安心安全な大会にするって耳にタコができるほど聞かされましたが、その根拠になるものや実績もなく、始まる前からすでにしてバブル内に感染者が幾人も出ているのです。

 ワクチンの偏りも約1億回分のうち4000万人分がどこかにあるはずだ、余っているのだと田村厚労大臣が説明しています。そうか全体の4割が在庫かぁと誤解させる説明ですが、実際はすでに6000万人に接種済みです。おおよそ60日分が日本のどこかにあり、毎日のように新規のワクチンが空輸されているので、不足するはずも無いのです。一にも二にも在庫管理や自治体への接種ペースに合わせた適正配分が出来ていない厚労省のお粗末さを自ら白状しているのです。

 これほど人の口から出る言葉が軽く、本来の意味から逸脱した表現が乱発された時代はないでしょう。

 言ったら最後、その言葉に責任を負うのが社会的規範やルールの原点であります。とりわけ指導的な立場の人、影響力のある人たちは肝に銘じなければならぬと思うのです。浅はかで軽はずみな言動で問題になった「西村さん」の例を引くまでもありません。
 形勢が悪くなると、意味不明な釈明を行い、簡単に撤回したり表面的に謝れがばすむと思っているのですね。
「貧困より恐ろしいものーーそれは精神の堕落」 ソルジェニーツィンさんの有名な言葉です。
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「雨」2題 数千円で得られる福・壽

2021年07月12日 | 篆刻
 昨日夕方に雷鳴が轟き、ざぁーっときました。夕立のような突然の驟雨が来るようになると梅雨明けも近いかと思います。その昨日は日曜日で、ヤフオクでは最終入札期限となる出品が集中します。これは、土日休みになる法人・まともな商売人の方々が、休み明けに出勤して落札された品々を一斉に発送手続きに入るというサイクルなのでしょう。もし、金曜日に落札期日を設けたら、二日間手続きが遅れ、トラブルや遅延などのリスクが高まるからです。また、買い手側の個人も、休みの日にゆっくりヤフオクの出品物を調べ、入札するというのに日曜日が適しているのですね。

 いったんは篆刻印収集を中断しようと思いましたが、妖しい印材や彫が見事な印の虜になって、ヤフオクに出るお宝を見過ごすことが出来ないのであります。

 昨日は数十点まとめてというものに4,5件、紐や石質・模様の見事なもの・田黄石らしき「薄意(側面に彫られたレリーフ)」のある単独出品物など10件ほど入札しました。あくまでダメ元、値を釣り上げていくものにはすぐに諦めて深入りしないことを心がけていますので、ちょっと高めの上限金額を定めて入札しますが、期限が30分くらいに迫ってくるとあっというまに更新されていきました。

 ワタシも、さすがに印材だけに関しては目利きになってきているので「これはいいものだ」というのが大体わかるようになりました。専門家・収集家は当然見抜いていますから、だいたいはかなりの高値(自分が入札した金額の3~5倍)になるというのが通例であります。それでもそうした高級石材や時代物の名刻印なら、落札価格の倍ほどの値段で取引販売されるのだろうと思います。

 結局十数件応札して、安物2件が落札出来ました。上等です(笑)。一つは「寿」の文字を彫った遊印、530円(送料の方が高い!)、もう一つは書道具まとめて2,607円でありました。前者は他に同じ業者さんが、一個ずつ単独出品されていた中の一つで、他の印は5千円から2万円以上で落札されていました。そういう場合、たまに残り物でも「寿」ならぬ「福」があるので、まぁ届いてみてのお楽しみです。

 後者は、ほとんど価値の無い中古の筆巻き数点と、汚れた篆刻用二面硯などの硯2個、に簡素な紐を施した未刻印材11個入りの割れた印箱、20個以上の小印材、そして雨花石10個セットが入っていたのです。落札した後よく見なおしたら小さな民芸人形なども含まれたいわゆる「ジャンク」品でした。

 印材だけなら約30点あるので、一個100円以下の計算になります。少なくとも紐を施した印は、手間賃がかかりますし、細工しやすい質のいい石になりますから、最低でも数百円で売られます。練習用に十分な印材と見受けたので、安い買い物でした。それで初めて見知った「雨花石」がどんなものか調べてみました。
 もとは南京市雨花台が産地で、郊外の川原 に転がっていた自然石(玉砂利)であったそうです。丸く磨かれたような美しい石は瑪瑙や碧玉の類で、石好きの中国人には手ごろで大人気だとか。今ではほとんど河原には見つからず、どこかの上流で大量に採掘し研磨しているようであります。どのみち、硬くて印材にはなりませんし、さほど値打ちのあるものとは思えませんが、磨いた奇麗な石ころでパワーストーンともいわれるのもで、あっても邪魔になりますまい。

 そういえば、印材まとめて(ジャンク品)の中に、刻印済のものが沢山紛れこみ、篆刻家の手になるなかなかの名品が見つかります。ワタシにとっては外れなしの「福袋」であります。先だっても雨人さんが彫った姓名印を見つけました。雨人さんは。鎌倉篆助というお店を開いているれっきとした篆刻家さんです。「早い・安い・上手い」という吉野家みたいな篆刻を売り物にした今風の気鋭の若手篆刻家で、YouTubeで、篆刻関連の動画をアップされ、ブログやらなんやらで積極的に販売・アピールをされています。テレビやラジオにも出演しているようです。印の依頼があったら30分もあれば作りますと言うのがうたい文句で見た目ものりもファンキーな先生です。

 かく言うワタシは、篆刻は独学ですが、幾度も「雨人さん」の動画を参考にして篆刻に励み、印材の情報を得たりしているので「師匠」と言ってもいいかもしれません。さすがに現役の方なので手元にある印を披露するのは遠慮しておきます。

 彼の書いているブログによると、すごく硬い印材があって、彫れなかったらそれはあなたの技術の製では無いので、無駄にチャレンジせず捨てなさい、とありました。また、篆刻家になるためにはなんの資格も無いので、自分がそうだと思えば篆刻家を名乗ればいい。ただし上達するにはいい先生に師事なさいとも。最初の頃は先生のところで修行して来る日も来る日も「篆書」を書かされたそうです。

 ワタシは、ちゃんとその教えを守り、ちょくちょく彼の動画を拝見し、硬い石はどんどん捨て、毎日篆書を書いております。そのせいあってか、その気になれば簡単なものは30分もかからず彫り上げますよ。近いうち雨人さんの印も「摸刻」するつもりです。彼の主催する篆刻教室に行くようになったら本当に雨人さんの弟子になりますが、さて、思案中です。
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