水玉インタラクティブ。(インタラクティブ/広告事例のご紹介ブログ)

広告会社で働くディレクター。日々の発見、思いつき日記です。インタラクティブごとを中心に書いています。

テレビCM出稿の不思議。

2010年03月08日 | インタラクティブの事例
mixiが本日(3/8)からテレビCMを約3億円かけて展開。
競合するネット企業のグリーやモバゲータウンも積極的に
マスメディアへの出稿をしています。
mixiと云えば、招待制をとっているSNSですが・・・
3月1日から友達の招待無しに登録できる制度に変わった。
以前の限られたコミュニティーの中では、マスメディアを使っても効果が望めなかったが
今回の制度変更では、メスメディアが興味喚起には有効になると云う判断からの
出稿かもしれません。


■ネット関連のサービス会社にとってテレビCMに出稿する理由

1.CM出稿費のデフレ・・・
ナショナルクライントの出稿減少→テレビ局は価格を下げてでも広告枠を埋めたい

2.PC・モバイルに訴求出来ない層へのリーチ
若年層の口コミで業績を伸ばしてきた→インターネットメディアである程度のリーチは確保

3.休眠会員へのリーチ
休眠会員に再アクセスをさせてアクティブ化するのに最適→リマインド効果

4.広告効果
TVCMの費用対効果を把握する事が出来る→ネット上のサービスは数値化が容易


ネット上だけでは、完結出来ない広告の話が有るのかもしれません。
ひと昔は、CM・グラフィックの専門職のクリエーターがクラシックメディアを扱う人を揶揄されていましたが・・・
ネット世界だけで完結or万能と思うクリエーターは「ひきこもり」と言われる時代が来るのかもしれません。
アイディアがあって施策がついてくる、それが今のコミニケーションの考え方だと思います。


mixi会員:1858万人(2009.12)

■mixi CMライブラリー
http://mixi.co.jp/press_info/cm_library
youtubeに動画をアップしたら再度お知らせします。