私は、単行本は時間を作れなくて読みこなせないのですが、雑誌は常に何か読んでいます。
現在は、本屋さんに出てない月刊雑誌、二誌を大変興味深く読んでいます。
「毎日が発見」は年間契約して読んでいる生活一般関係の実用雑誌です。
出版社にはあまり馴染みがないのですが、この本を気に入っている訳は、
編集側と読者がギブアンドテイク?でやりとりして繋がっているからです。
ですから毎月の記事もある程度読者の要望に応えてくれているように感じています。
過去3年間モニターもしていますし、毎月、気に入った記事、
つまらなかった記事を返答することで、大方の記事に目を通しています。
そこで一度、妹に「役に立つことも書いてあるわよ」と薦めたことがありました。
ところが、3か月試した妹が言ってきました。「何だか本誌より通販誌が沢山
付いてくるし、期待外れで続ける気がしないわ」と。私は本誌が目的で
付録通販誌などは処分しているのですが好き好きがあるのだなーと思いました。
もう1冊は主人の現役時代から共に30年程読み続けている雑誌「選択」です。
夫が読み終わった後、私はわかり易い世界や日本の現状に興味をを持ち、
就寝時や外出時などに本誌を持ち歩いて読んでいます。右寄りなのか左寄りなのか
分かりませんが、どちらかに極端ではないように思います。
物事を斜めから、裏から、或いは横から見た感じの記事ばかり読んで
いるので、私自身もそういう見方が板につてしまったかもしれません。
この9月号で衝撃的だった記事は、「人口透析」「二兆円利権」という記事でした。
製医薬会社、医師、医療メーカーの癒着、その間に動く大金、患者には障碍者1級
という既得権。そして毎号ですが、動いたお金がいつもはっきり書いてあるのに、それが
訴訟に発展しているということもあまり目にしていないので、書かれていることは
信用していいのかなと思っています。小説を読むより惹きつけられています。
国の貴重な人材である方を、未来に羽ばたこうとしていた少女(達)を
理不尽に巻き込んでしまった登戸の自爆事件、
事件の犠牲になられたご家族のことを思うと言葉も見つかりません。
憤りとやりきれなさを感じるばかりです。
犯人が当地から遠くない、大体見当のつく地区で計画を練っていたとは
ショックなことです。なんとか未然に防ぐ手立てはなかったのでしょうか?
同居している親族は養子である犯人とのコミュニケーションに悩み、
14回も行政を頼り、開かれている市の相談窓口で介護の問題を中心に、
(多分何らかの救いを求めて)相談をしていたということですが。
日本では格差社会で不安を抱える国民に対して、
生活や雇用にたいして最低限でもセーフティネットを広げているのですから、
行政の行っているいろいろな手立てを示唆し紹介するとか
一歩踏み込んで、未然にこの様な理不尽な事件を防ぐことは
できなかったのかと事件の深刻な問題の難しさに参ってしまいます。