最近までなにかと夫を頼りにしていて、何事にも同意を得ることで安心して行動出来ていた
私ですがコロナ禍でステイホームが始まった頃から、夫の変化に気づきはじめました。
間もなく88才の米寿を迎える年なので、それなりの老化現象ではありますが。
ある時、かかりつけ医の先生に「ご主人大丈夫?」と言われて一瞬虚を突かれ、
ドキッとしてしまいました。夫の対応が少しおかしかった様です。
それからは迷惑などを掛けてはいけないので、今まで各科の診察には一人で行ってもらって
いたのですが、必ず付き添うことにしました。私も医者通いが多いので、出来る限り
夫の行きつけの医院の方にに集約することにしました。老老介護が始まっています。
88才乍ら髪の毛は1本の白髪もなく、裕次郎さんなみに足長スタイルで恰好はいいのですが、
その足がすっかり弱って、歩き始めは私の3歩先を歩いているのに、気が付くと私の
3メートル後を歩いていて、こちらは仕方なくぺースダウンしてしています。
生き甲斐だった合唱練習が中止され、同好会、勉強会などの会合も全部中止となり
外交的な外様だった夫の生き甲斐が全部削がれてしまい、奧様になりスケジュール管理も
怠りがちで意欲をなくしてしまいテレビ視聴と睡眠時間が長くなってしまいました。
今迄マイホームに籠って自由にしていた私ですが、お蔭でとても忙しくなっています。
孫達と係わっていたので3食昼寝付きではなかったつもりですが、今頃付けが回ってきたように
3食作りや家事で忙しくなってきました。夫と二人だけならいいのですが、居候の娘も居り、
時々一人暮らしでゆとりを持って暮らしていらっしゃる方が羨ましくなったりしています。