HAPPY MARYLAND

アメリカ メリーランド州での生活のあれこれ

南イタリア旅行記【旅行後記】

2016-07-25 08:53:13 | 旅行・観光

最後に、旅行中に思ったことを書いてみます。


気温

6月の南イタリア、ウワサ以上に暑かった~。今年は全世界で暑い傾向なので、もしかしたら例年はこんなに暑くはないのかもしれません。特にナポリの暑さが強烈。昼間は石畳への照り返し、夕方は気温が下がりますが、石畳のところは、熱がこもって暑いままなのです。

 

お金

お金は、とりあえず旅行前に€250分を両替して行きました(Montgomery mallに両替所あり)。現地では、思った以上にクレジットカードが使えず、現地のATMで2回ほどキャッシングしました。両替所を利用するより簡単でレートもいいらしいです。VISAなどクレジットカード会社のマークがついているATMを使いました。パレルモではあまり見かけなかったけど、ソレントではよく見かけました。残ったの現金は空港でお酒などに変わりました。見事に使い切り。

 

街中

歩きたばこが多いと感じました。路上に広げたガラクタ販売、ニセモノ販売、古本、衣服なども並び、昭和な雰囲気がしました。冷房がガンガンに効いているところはあまりなくて、窓を開けて風を通しているだけのお店が多くありました。寒さ対策は飛行機の中だけで大丈夫でした。観光中は、ポケット辞書と地球の歩き方を持ち歩きましたが、この2つが重くて参ったっす。

 

記事のトップにのせているのが、イタリアの松。すーっと伸びた松の木にちょこんと乗った葉っぱのかたまり。ローマの松並木で有名なあの松が、ここにも。のばしたい放題のアメリカの松。なんとも言えない形を作った日本の松。こうなると他の国の松も気になります。

 

とにかく道が狭いので車が小さい。駐車車両をチェックしてみましたが、見事にオートマ車がありませんでした。

イタリアの国民車FIAT。ちっこくてかわいい♥

Capri8

 

これもいたるところで大活躍3輪トラック。近づいてみたら、なんと原チャリ。

Capri9

 

  

標識

なんともいえないかわいい標識。

Sign

 

トイレ

5割の確率で、べべべ便座がない!

Toilet

公共のトイレはほとんどが有料。駅の改札みたいにコインを入れないとトイレ自体に入れないものから、ドアに設置されてコインを入れると鍵が開くものなどいろいろ。50セントが相場のようでした。

 

番外

ミュンヘン空港にあったお昼寝ブース。詳しい使い方はわかりませんが、お金を入れると中でお昼寝できるのでは。行きのフランクフルトの待ち時間に使いたかったなー。

NapSpace

 

おみやげ

souvenir

 

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南イタリア旅行記【交通手段編】

2016-07-21 09:57:55 | 旅行・観光

今回旅行したルートを中心に交通手段を紹介します。

 

Airport~Napoli

ナポリ空港からナポリ市街へ、シャトルバスのAlibusに乗りました。まず切符をTabacchiで買います。到着ロビーを出て中央の方に進むと派手な看板があるのですぐわかります。Alibus Ticketで通じました。バスに乗り込むと、打刻機があるのでそこにチケットを通します。チケットは時間制限制なので、初めてに乗車するときは時刻を記入する必要があるのです。ひーくんの分も通そうとしたら、子供はいらないと言われました。使わなかった1枚は、帰りのバスに使いました。

Tabacchi

 

看板に沿ってたどり着きました。がーん、1台行ったばかりだぁ。15分待ちます。暑いです。

Alibus

Alibusの終点はMolo Beverelloです。ナポリ中央駅で降りる場合は、運転手さんが「ガリバルディ!」と叫ぶのでそこで降りましょう。バスターミナルに降り立ち、駅まで少し石畳の通路を通ります。トランクを引くのは大変。

 

Napoli市街 

ナポリ中央駅は、Napoli Centrale(ナポリセントラーレ)、これはトレニタリア鉄道の駅名。地下鉄の駅名は、Garibaldi(ガリバルディ)。どちらも同じ場所なので混乱しないように。

交通網は豊富です。近郊の観光も港へも、バスや地下鉄で楽に行けます。ところどころに石畳があってトランクの移動は苦労しましたが、案外近いところに駅や乗り場がありました。地図をよく見るといいです。バスは便利だと思いますが、降りる場所がイマイチ把握できないので、主に地下鉄を利用しました。

地下鉄に行くまでも石畳なのがちょっとね。

NapoliStation

 

Molo Beverello(ベヴェレッロ港)の最寄り駅は地下鉄ならLine1のMunicipio。この駅はどうやら新しいらしく、町にある観光案内地図には載っていなかった!Infomationで最新の地図をGetしておくといいでしょう。2015-16版地球の歩き方にもこの駅がなくて混乱しました。

地下鉄Line1のUniversita~Garibaldi間でも駅を新設しているようです。車内から建設中の駅が見えたし、路線図にも一駅分のスペースがありました。

MetroL1

 
シチリアから戻ってきた時も地下鉄を利用してしまいしたが、港を出てすぐ見たこのトラムに乗ればよかったと後悔。トラムNO.1:Molo Beverello~Napoli Centrale。ただ、切符は車内では買えないかもしれないので、事前に購入しておいた方がいいでしょう。

切符は乗り場近くの売り場かTabacchiで購入できます。Tabacchiはそこらじゅうにあるので、乗る前に探すのでもいいけど、事前に数枚購入しておくと便利です。"Unico Napoli(ウニコナポリ) Ticket Please"で買えます。1日券とか3日券とか数種類の切符がありますが、何も言わなければ90分有効な切符をくれます。切符を初めて使うときは、「打刻」が必要で、車内や改札にある刻印機にカードを差し込み日付と時間のスタンプを自分で押します。旅行中、検札されることはありませんでしたが、打刻がないのが見つかると罰金だそうです。Unico Napoliの切符で、バス・地下鉄・トラム・ケーブルカーなんでも乗れます。制限があるのは時間なのです。

NapoliTram

 

ナポリは治安が悪いと有名で、地球の歩き方にもバッグを切られたとか、ATMでクレジットカードを盗られたとか、そんな逸話がたくさんあって、行く前からヒヤヒヤ。キョロキョロしながら警戒して歩きました。思ったより安全だと感じました。でも、やっぱり治安悪そうです。Alibusの車内にすりに注意の警告がありました。

Napolibus

 

 

Napoli~Pompei~Sorrento

ナポリからソレントに向かう電車は、Circumvesuviana(ヴェスヴィオ周遊鉄道)です。ポンペイも経由します。

写真は、Napoli駅の様子。地下の改札からさらに下がったところにあります。階段しかなく、トランクを持ち上げてホームへ。平日の早朝、すごい人込み。向かいのホームの壁はながーいベンチで、たくさんの人が座れるようになっています。いくつか路線があるので、Sorrento行きのホームに降りましょう。どの電車にも落書きがあり、車両もかなり古いです。

NapoliVesuviana

 

車内にある路線図。ポンペイ行きは青のラインです。ポンペイ遺跡の駅名はPompei Scavi Villa Misteriです。

VesuvianaRoutMap

 

 

Napoli ⇔ Palermo

ナポリの港はMolo Beverello(ベヴェレッロ港)です。Galibaldiからは、トラムNO.1で終点までか、地下鉄Line1のMunicipio下車が便利です。Palermo行きの船は、SNAV社とTirrenia社が運行しています。パレルモ港到着後の交通の便はTirrenia社の方良いらしいので、T社にしました。

チケットは事前にネット予約。Tirrenia社のサイトから直接予約しました。英語のサイトがあるので安心です。夜行ですので、安全にゆっくり休むためにはCabinを選びましょう。鍵のかかる個室を予約できます。3人なので、Four-beded Cabinを選択。Int.は窓がない部屋、Ext.はそのが見える部屋だと思います。次の画面では、食事を選ぶ画面になりますが、ここで購入しなくても、フェリー内の食堂で当日も購入できるので大丈夫です。

ベヴェレッロ港に着いたら、Tirrenia社の船を探しましょう。そして、その方向に向かいます。入口は船のお尻だったのでびっくりしました。ほとんどの人が車と一緒に乗船するからですね。

Ferry3

 

船に入ると、チケットを確認する人おり、チケットとパスポートを提示します。小さい紙切れを渡されるのでそれを持ってレセプションに向かいます。エスカレーターで上がります。

Ferry2

 

レセプションで小さな紙切れを渡すと、部屋の鍵をくれました。なかなか快適そうな広さです。もちろん、トイレとシャワーもついてます。コンセントプラグは1つだけでした。順番に充電。

FerryRoom

  

 

Palermo市街

港から徒歩で行けそうなところに宿を取りました。Google調べで徒歩18分。十分歩けます。石畳ではないのでトランク移動も楽でした。

移動はバスが充実しています。ナポリ同様、90分制限の切符を切符売り場かTabacchiで購入します。ホテル→中央駅、中央駅→港の移動に利用しました。観光は徒歩で十分でした。

 

Palermo~Taormina

パレルモ中央駅の裏手にバスターミナルがあります。SAIS社のバスでタオルミーナに向かいましょう。電車よりバスの方が信頼性があるとのことです。メッシーナまたはカターニャでInterbus社のバスに乗り換えます。行きはメッシーナ経由、帰りはカターニャ経由で帰ってきました。

インターネットでも予約できましたが、なぜか3枚まとめて予約できず、面倒だったので行きの分だけ予約。行きも帰りもかなり席に余裕があり、予約してた人はいなかったと思われ。当日、窓口で直接買えばいいと思います。

SAIS社のバスは、行きも帰りもベンツでした。トイレもついてました。

SITABus

 

Palermo~Messina線は海岸線を走るので、海の景色です。

Messina5

 

Palermo~Catania線は内陸部を走るので畑の景色です。思ったより壮大でいい景色でした。

ToCatania

 

MessinaでInterbusに乗り換え。写真は切符売り場です。Interbusって書いてないけど、ここです。ウェブサイトには、13:10のバスがあって、つなぎバッチリのはずだったのですが、なかった(涙)。。うぬー、さすがイタリア。2時間近く駅で時間をつぶしました。

Messina1

 

Messina駅。なかなかさみしい感じが。

Messina2

 

このトラムに乗って散策してみたいけど、トランクがじゃまだし・・・

Messina3

 

意外に駅の待合スペースが広くて快適。近くにあった惣菜屋で買ったランチをベンチで食す。イタリアの電車は時間通りに来ない上、バスより時間がかかるらしく、今回バスを利用しましたが、確かにはあてにならないことが分かりました。写真は、電車の発着掲示ですが、上から、120分遅れ・90分遅れ・120分遅れと表示されています。信号機故障らしいですが、、、、2時間遅れっていったい、、、、

Messina4

 

Messina~Taorminaは、2時間弱でした。 トイレはなし。海岸沿いを南下して、Mazzaro~Isora Bella~Bus Terminalと走ってきました。宿泊先のIsora Bella通り越しちゃったよ。ここで降りられたらいいのに、と車中話していたのですが、もしかしたら、言えば停めてくれたのかも、と思います。だってバス停があったから。

Bus TerminalからIsora Bellaへ行くには、Google地図で確認すると、直線距離はすごく近いのに、道がなく、ぐるっと回らなくてはならないようです。が、実はバスターミナルのすぐ近くからMazzaroまでケーブルカーがあったのです!そして、Mazzaro~Isora Bella間は、トランクを転がしても徒歩範囲。

ケーブルカーがあるのは調べて知っていましたが、Google地図には掲載がなく、距離感が分からなかった~(涙)。そんなわけで、バスターミナルからホテルまでタクシーを使ったのでした。料金はすでに決まっていて、€15でした。帰りはもちろんケーブルカーでバスターミナルまで行きました。歩道がどちらも下り坂だったので楽ちんでした。

 

Taormina市街 

ケーブルカーは4台がひとまとまりでやってきます。1台12人乗りくらいだったと思います。空いてると快適ですが、混んでると蒸し風呂。エアコンなんてものは効いてません。チケットは、子供も大人と同じ料金がかかりました。

Taormina10

ケーブルカーを降りると、まずはみやげ店が並んでいるのが目に入ります。この先にもたーくさんあります。メイン通りはとにかく人がうじゃうじゃでした。

 

Sorrento~Capri

ソレントからカプリへ島へは、Caremar社の高速船だけ。チケット売り場は、港に行けば他の路線の売り場が隣り合っていてすぐ分かります。翌朝一番の船で渡りたかったので、前日に下調べ。明日の分のチケットを買えるか聞いてみたら、当日買うより、おひとりさま€2プラスになるよ、とのこと。ふむ。その意味は、もしや満員で乗れない可能性もあるのか?今日の混み具合を聞いてみたら、満員ではなかったとのこと。平日だし、当日買うことにしました。船は7:45出航ですが、窓口は6:45から開いてます。

ToCapri

 

Capri島内

カプリ島についたらすぐに青の洞窟に向かいます。バスならマリーナ→アナカプリ(25分)、アナカプリ→青の洞窟(20分)つなぎがよければ45分で着く計算ですが、バスは15分に1本程度らしいので、1時間以上かかるのではないかと思いました。私たちは、タクシーを使って行きました。€40でした。30分もしない内に到着。そして一番乗り~!残りの時間をたっぷり使えてよかったです。

帰りはのんびりとバスで戻ります。青の洞窟からアナカプリ行きのバスに乗ります。切符は車内で販売しています。小銭を用意しておきましょう。子供は無料でした。

アナカプリバス停です。カプリやマリーナに行くにはここで乗り換えです。

アナカプリには、ソローラ山に上がるリフトがあります。そこに行くには、カプリ方面のバスが走る方向に少し下ります。

CapriBus1

 

リフト乗り場近くにもバス停があります。この周辺にお店が軒を連ねていますので、一通り見学したら、このバス停からカプリやマリーナに向かう人が多いようです。バス停前は長蛇の列です。ひさしもなく炎天下の中待った上に、1回ではバスに乗り切れていません。バスが小さいのです。道が狭いためこれ以上大きなバスを走らせることはできません。もう、ギュウギュウ。

CapriBus2

少し上がってアナカプリ終点のバス停に行けば、バス停は日かげになってるし、並んでいる人も少なく、座って乗ることができました。 

 

ナポリ周辺もシチリア島も、子供料金を設定しているところはありませんでした。市内のバスや電車は、6才以下無料だと思います。フェリーや長距離バスになると、子供も大人と同じでした。料金設定がよくわからないので、毎回、「大人2人と子供1人」で通しました。英語で大丈夫。7歳だと言うと、ひーくんを眺めてちょっと迷ってから無料にしてくれたり、7歳ならばと料金を取ったりといろいろでした。

 

交通手段は、もちろんほかにもいろいろあります。電車が好きとか船が好きとか、移動の好みもありますし、掲載の手段がベストではないかもしれません。でも、ここまで調べるのにかなりの時間を要しました。少しでも参考になると幸いです。

 

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南イタリア旅行記【ホテル編】

2016-07-20 09:23:07 | 旅行・観光

8泊10日のうち、泊まったホテルは4つ。それぞれについて書いてみようと思います。

 

Palazzo Pantaleo @ Palermo

この旅行中一番良かったのがこのホテル。否、実はB&B。場所は、すごくわかりにくいところにありますが、その分安全感あり。ヨーロッパのB&Bというと、トイレとシャワーが共用で排水の流れが悪くて・・・というイメージでしたが、こちらは全くそんなことはなく、むしろどこよりも清潔で気持ちのいいバスルームでした。もちろんお部屋も。天井が高くて空間が贅沢です。

Palazzo1 

 

今回、どのホテルでも朝食付きで、ビュッフェ形式でした。イタリア人は、甘いパンやケーキとフルーツをカプチーノと共に食べるのが一般的だそうです。多彩なフルーツがどれもおいしいのです。チェリーは日本のさくらんぼに近くて懐かしい思い。ハムやチーズ、甘くないパンも用意されていて、甘いのが苦手でも大丈夫。テーブルにつくと、しぼりたてのオレンジジュースを持ってきてくれました。日本のみかんジュースに似た酸味があってとてもおいしいです。

Palazzo2

 

中心街に位置していて、観光にも食事にも便利なロケーション。メイン通りに小さく看板がありますが、なかなか分かりにくい場所。夜はゲートが閉まり、安全だと思います。エレベータの乗り方が複雑です。1階から上がるときは、リモコンを使用するとか、他にもなんかあったな。

Palazzo3

 

 

Hotel Isola Bella @ Taormina

窓が3つ。すべて開けることができて、1つは大きなバルコニーへ、1つはプールの見える小さなバルコニーに出られます。風が通ってとても気持ちがいいです。大きなバルコニーからは絶景を見放題、朝日も毎日拝み放題な素敵なロケーション。ただ、ただ、唯一、シャワーだけが残念・・・。ウワサに聞いてたアレに当たりました。排水が・・・。文句を言ったら、明日対応すると。あまりに流れないので、ビーサンはいてシャワーするも、ビーサンの厚みも超すミズが。入浴後に、足を上にあげて洗面台で足を洗う羽目になりました。翌朝、業者の方が来てくれて、詰まったものを取ってくれましたが、昨日よりはマシだけど・・・の状態。今後改善されることを望みます。シャワー以外は素晴らしかったので。

IsoraBella4

 

部屋と同じくらいある広~いバルコニー。洗濯物も干しほうだ~い♫

ロープと洗濯バサミがあれば、どこかに結んで干すことができておすすめです。大型のジップロックに洗剤と水をためて洗濯しました。水を切りやすく、すすぎが楽でよかったです。

IsoraBella2

 

朝食会場。外でも中でも。景色のいい外を選んでみました。ちょっと朝日が厳しいですね。翌日は冷房の効いた室内で食べました。

IsoraBella1 

 

ビュッフェの写真を撮り忘れました。パラッツォと同じく、多種類のパンとフルーツ。ハムが数種類ありました。ゆで卵は自分で作ります。好きな時間お湯の中に入れて取り出してね、っていう方式。7分でいい感じの半熟卵ができました。

IsoraBella3

 

 

Villa di Sorrento @ Sorrento

旅も後半になると、2泊もしたのにあまり写真が残っていない、アハハ。このホテルも悪くないです。女性を意識しているか、コーディネーターが女性なのか、女を感じるホテルでした。まず香り。フロントでも部屋の階でもフローラルな香りがします(ちょっときつすぎなのですが)。ランプにクリスタル系のアクセサリーが飾ってあります。そして、部屋のコーディネート。青系統でまとめてあり、床のタイルもおしゃれ。あ、そうだ。ここは、シャンプーが普通だった!今回どのホテルでも、アメニティにコンディショナーがついていませんでした。あるのはシャンプー(いちおう2in1)と石鹸のみ。うちの男子は問題なかったけど、私の髪は毎日ゴワゴワでした(涙)。で、ここでもあったのはシャンプーだけだったのですが、ひーくんの髪のつやが昨日までよりよかった!私のゴワゴワは相変わらずでしたが。

ドライヤーはどのホテルにもありましたが、どこも冷風機能がないタイプでした。くせっけっ子に冷風は必須なんだけどな。。

VilladiSorrento1 

 

朝食ビュッフェ。ケーキが3種類も!ハムとフルーツも豊富です。

Villadisorrento2

 

 

Starhotels Terminus @ Napoli

駅前のホテルです。翌朝飛行場に行きやすいところがいいと思って選びました。大きなホテルなので何もかもシステマチックな感じ。感動はありませんが特に不満もないといったところでしょうか。日本からのツアーでもよく使われるホテルだそうで、部屋の貼り紙に日本語を発見。部屋も広くて快適でした。最後のホテルとなっては、朝食の写真しか撮ってなかった。大きなホテルとあって、食堂もビッグ。食べ物も多彩でした。

Terminus1

 

4つのホテルのうち2つが、ティッシュペーパーの用意がありませんでした。トイレットペーパーで代用するならそれもよしですが、持って行ったほうが安心だと思います。

コンセントプラグはCタイプで事足りました。

 

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南イタリア旅行記【食事編】

2016-07-19 15:55:41 | 旅行・観光

旅行と言えば、地元のおいしい料理が楽しみ。美食のイタリアとなればなおさら。結果から言うと、イマイチなレストランもありましたが、総合的には満足。やっぱりイタリアは美味かった!

おいしいのも嬉しかったけど、ずっとお腹の調子が良くて良かったです。10日も旅行すると、日本ですら食べ過ぎ飲み過ぎによる胃もたれがあったり、むしょうに野菜が食べたくなったりしたものですが、今回そういったことは一切なかったのです。

なにより、旅行前に口内炎になりそうなところがあったのですが、いつの間にか治っていたのがすごい。何がよかったのか。毎朝のフルーツ?オリーブオイル?トマト?魚介?毎日ワインを飲んだのにすこぶる快調なのでした。イタリア料理ばんざ~い♬

 

Napoli⇔Palermo

■Terrania Ferryのビュッフェ <Dinner>

イタリア初めての食事がパレルモに向かうフェリーのカフェテリアでした。フェリーには、このカフェテリアとレストランがありました。レストランの方は、誰も入っていなかった。

数種類のパスタやメイン料理、サラダなどがカウンター越しに用意され、トレイを持って好きなものをサーブしてもらいます。ビール1本ずつ、ワインをボトルで頼んでも、€60~70程度でなんとお安いのでしょう。そして、おいしかった!船上の食堂なんて期待していなかっただけにうれしい驚き。ワインをボトルで飲んでいる人はあまりいなくて、物珍しそうな、うらやましそうな視線を感じました。みなさん、旅行者ではなくお仕事でシチリア島に渡る方々だったのかもしれません。

他のレストランでもそうでしたが、サラダの味付けは自分でします。数種類のドレッシングだと思った小分けパックは、オリーブオイル、レモン果汁、ビネガー、塩、コショウとそれぞれ分かれてパックされていました。

往路のフェリーでは、観光と寝不足の疲れから、食後はバタンキューでしたが、復路の船では船上の見学、食後のバールタイムを楽しみました。グラッパもブランデーも€3.5と格安。質もそれなりだったけど(笑)

TerraniaMeal

 

 

パレルモ(Palermo)

■Ballaro市場の一角 <Lunch>

パレルモの一番大きいと言われる市場を見学し、その一角にあるお店でランチタイム。ここでは英語は通じなかったのですが、ショーケースに並んだアンティパストを指さしで注文。前菜はどれもおいしく、特にオリーブがほろ苦くておいしかったわー。わざとアクを残したのか、こういうのは現地でないと味わえないでしょう。

イカの中に詰め物が入ったCalamari Ripieni(カラマリ リピエーニ) も美味しかった。いかめしのイタリア版ですね。パン粉やチーズ、ゲソなどが詰まってました。

ここまではよかったのですが、パスタがイマイチで残念。アメリカのそれのように、クタクタ麺ではありません。ゆで方はむしろアルデンテになる前にあげてしまった感が。でも、それよりも、しょっぱ~い。こういう時は、遠慮なくお皿を突き返すのがいいということをだいぶ食べ進めてから気づきます。というのも、後に入って来た客が、しょっぱいと言って作り直させていたから。おかみさんがゆで汁を味見した後、大量に水を足していたのを目撃。屋台とまではいかないけど、キッチンは丸見えなのです。ゆでていたのは娘さんなのか、大学生くらいの娘だったので、料理の目配りもゆで方も修行中ってとこでしょうかね。

BllaroMeal

 

Vino e Pomodoro <Dinner>

本命のレストランが予約でいっぱいで、こちらに来ました。ワインバーですが食事も充実していて、悪くなかったです。それに安い!アンティパストの生ガキですが、生なのに温かくて(生ぬるいのとは違う料理としての温かさ)、冷製よりも印象に残る香と食感。どうやって温めたんだろう?

ワインは地元シチリア産のワインを。レストランで€20なんて安すぎないか?DCじゃ考えられないよ。それでいてとてもおいしかったです。かおりもいいし、甘すぎず辛すぎず、食事によく合いました。

パスタはボンゴレ。昼もボンゴレだったんだけど。ひーくんがあさりをいたく気に入ってしまったのと、昼のパスタの挽回の意を込めて。うん。少なくともしょっぱくはない。味もまあまあ。ゆで方はちょっとゆですぎかな。クタクタではないけどね。イタリアと言えばパスタでしょう?!期待していただけに評価が厳しいのだ。まずいって程ではないけど、私たちにとっては2連敗の感。

メインのグリルフィッシュの盛り合わせはシンプルな塩焼きで、チャコールのいい香がするし焼き具合も良し。総合的には満足。

VinoEPomodoro

 

タオルミーナ(Taormina)

Del Corso <Dinner>

ギリシャ劇場見学後、ウンベルト通りをぶらぶらして、レストランの物色。ウンベルト通り沿いはなかなかピンとくるのがなくて、ずんずん歩いて行くのだが、ひーくんがもう限界。お腹空いた~疲れた~攻撃にあい、ちょうど広場に出たところのレストランに呼び込みされ、お客さんも入ってるし、テーブルが広場の方を向いていて気持ちよさそうだし、入ってみることに。

魚介マリネは酸味が強すぎてイマイチ。メインは何だったか覚えてないし。だいたいいちいち敷いてあるレタスがじゃま。またしてもひーくん達ての願いでボンゴレ。飲み物はビールとグラスワインをそれぞれ1杯ずつ。その割にやけに高かった。

今回の旅行でワーストワンレストランはここ。

DelCorso

 

L’Isola del Pescatore di Intelisano Santo <Dinner>

気を取り直してタオルミーナ2泊目は、宿泊先の隣。トリップアドバイザーでの投稿の評価にかけました。結果は当たり。

ご主人がコック、奥さんがフロア担当の家族経営なのかな、確かじゃないけどそんな雰囲気。マンマはしっかりした人で英語も通じました。息子さんと思われる方がいて、どうやら新米の様子です。パパとママからお小言をもらっていました。ちょっとバカ息子系なのです。英語が全く分からないと思っている風で、英語で話しかけるとしどろもどろになります。身振りもつけてんだし、少しは察っしてよと思うこともしばしばあったのですが、彼に対して悪い気が起こらない不思議な魅力のあるあんちゃんでした。

アンティパストは、魚の味が濃いカルパッチョ。プリモは、シチリア名物のイワシのパスタ。

IsorabellaDinner1

 

本日の魚塩焼き(イサキみたいな感じ)、ボイル野菜。シンプルな塩焼きにオリーブオイルかかっています。ふっくらした焼き加減で日本の焼き魚を思い出しました。野菜は、ボイルかグリルを選べました。こちらはグリルの方がよかったかも。ふにゃふにゃしすぎてた。

IsorabellaDinner2

 

生ハムののったピザ、ティラミス。ティラミスおいしかったな~。甘さ控えめで、さわやかな香りがします。レモンピールが入ってるのか、リキュールにレモンチェッロを使ったか。今度作る時、実験してみようと思います~

IsorabellaDinner3

 

イソラベッラが見えるロケーションがリゾート感満載です。

IsorabellaDinner4 

 

 

ポンペイ(Pompei)

ポンペイ見学で大幅にランチタイムを過ぎ、猛烈にお腹が減っていたところに、出口に現れた即席カフェ。料理はすべて冷凍だと思われますが、メニューは多彩なラインアップで意外にイケました。イタリアの冷凍食品レベルは高いと言える。

 PompeiLunch

 

ソレント(Sorrento)

Museo Caruso <Dinner>

パレルモの反省で、レストランは予約するべし。ホテルに頼んで予約してもらいました。そしたら今度は空き空きなのでした。

どうやらここは高級店の部類。席に着くと、サービスドリンクが。なんとプロセッコでした!そして、前菜の前にもアミューズのサービス。

アミューズ(タコ・オニオンピクルス・サフラン風味のポテト・オリーブペースト)、前菜(イカのマリネ)、前菜(牛肉の生ハムとモッツアレラなど)

初めて出会った牛肉の生ハム、bresaola(ブレザオラ)と言います。日本でもアメリカでも見たことない!機会があるごとにたんまり食べました。しみじみとした濃い味ですっかりとりこです。

Museo1

 

プリモは、またしてもボンゴレパスタ、ひーくん用。私たちは、金目鯛のパスタをシェア。後を引く出汁がパスタによく吸われていてたまらない。セコンドは、白身魚のソテーをこれもシェアで。野菜のコンソメ煮に強く味がついていて、薄塩の魚とよく合う。上にのったグリッシーニがカレー味だったのがサプライズ。ほのかなカレー風味が全体のバランスを絶妙にとっています。

Museo2

 

ワインリストが百科事典なみに分厚くてびっくり。好みを伝えておすすめを示してもらうと、€30のワインでした。あれ、安い。足元見られたかな?太いボトルに入っているワインは甘いワインが多いと思っていましたが、こちらはそうでもなく、さっぱりしてました。香り高くも食事をじゃませず、いいワインでした。

デザートはシューアイスの上からホットチョコ。私たちは、グラッパ。クッキーとチェリーのサービスもありました。イタリアのチェリーは、甘くてジューシーの上に日本のサクランボにあるさわやかな酸味もあっておいしいです~

Museo3

ドキドキのお値段ですが、チップ込みで€200でした。DCでこのレベルだと倍はすると思われ。イタリア万歳!

 

 

Aurora <Dinner>

こちらはホテルの隣のピッツェリア。カプリ観光で疲れてたし、昨日満足したので、近場でいっかと。お客さんもそこそこ入っていたのでいいかな、と思ったのですが、サイゼリア的なレストランでした。ワインをボトルで飲んだのに、カプリ島でのランチより安いとはどういうことか!それでもそこそこのおいしさだったと思いますが、おすすめ度としては低めです。ピザの上のイカが一夜干しみたいだった・・・

AuroraDinner

 

 

カプリ島(Capri)

L'Angolo del Gusto <Lunch>

この旅行でナンバーワンのお料理は、写真右上のカルパッチョ。数種類のお魚すべて味わい深い。ちょっとしょっぱいのだけど、塩でしめて水分が抜けている分味が濃くて癖になる。お皿上の白と黒のぺらっとしたのは、イカの一種を煮凝りのようなもので固めた感じ。作り方を想像できないけど、おいし~い。パスタも見た目通りのおいしさでした。

パンと一緒にでてきた丸いやつは、グリッシーニなのかな。ポリポリおいしいです~

AnacapriLunch

 

 

アマルフィ(Amalfi)

Trattoria da Maria <Lunch>

イタリア最後のレストラン食がここのランチ。ここで食べ過ぎて、夜はお腹がすかなくて、スーパーの惣菜で済ませたから。

念願の生パスタ。モチモチでおいしかったですが、細い麺のも食べたかったなー。ピザはここのが一番好き。生地に気泡が多く、軽くサクサク。

AmalfiLunch

 

 

いつでもどこでも 

■おやつ

気軽に買える店頭販売の軽食たち。ナプキンで受け取って、その場でいただきます。

Arancini (アランチーニ)

ランチにできるほどのずっしり感。お店によって具も味も様々ですが、基本はミートソースをサフラン風味のリゾットで包み、パン粉をつけて揚げたもののようです。ライスコロッケですね。

Arancini 

 

Cassata (カッサータ)

シチリア独特のケーキ。リコッタチーズのクリームをアイシングで包んであります。アメリカ人も学んで欲しい、この上品な甘さ。見た目は和菓子のようです。

Cassata

 

Baba (ババ)

スポンジケーキに甘いリキュールがかかっています。子供はダメね。このリキュール不思議な風味があります。なんだろう?きっとお店ごとに違うんだろうな。みやげ屋に「Crema di Baba Liquore」てのが売ってて、瓶の裏に書いてある原料を辞書で調べたら、「砂糖、ミルク、クリーム、アルコール、香料」だった。オイッそりゃないだろ!

Baba

 

Pizza (ピザ)

小さい丸いものから、大きなピザの八つ切りまでやはり軒先で販売していて気軽に買えます。お値段も€1~2と安い!今回、ピザにハズレはなかったな。どの店でも甘すぎずしょっぱすぎないシンプルな味。生地もソースもちょっとずつ違うのだけどよく考えられています。

Pizza

 

 

スーパーマーケットにて

パスタソースが€1以下!パスタも1kgが60セントなど安い安い。生ハムも€3程度で買えるなんて!DCに戻ったら、同じようなのが€8で、手に取れなかった・・・。やっぱり地元のものは安いんですね。

Super1

Super2

 

ワインの安さを見て。そりゃ、レストランでも安いわけだわ~。水も安い。1.5Lで19セント!さすがにワインの方が水よりは高い。

Super3

 

スーパーのお惣菜。タコのマリネ、ラタトゥイユ、ブレザオラ、お魚のグリル。スーパーのお惣菜でも十分味わえます。ワインは、奮発して€25のTaurasi。南イタリアでは有名銘柄らしく、安くはありませんがとてもおいしいワインでした。ネット調べによると、日本で買うと5千円以上みたいです~

Super4

 

おまけ

ウィンドウに覗くビュッフェの料理が素敵。ホットドッグにもモッツアレラなところがイタリアだなぁ。

Showcase 

 

■Luftfansaの機内食 <Dinner/Morning>

8時間のフライトに二食も振る舞ってくれました。2時間フライトでも軽食が出るし、ルフトハンザのサービスは素晴らしい!そしてなかなかおいしかったです。ビールやワインも飲み放題で、頻繁にまわってくれました。サンドイッチと共にスパークリングワイン、シアワセ~

LufthansaMeal 

 

おまけ2

■ミュンヘン空港

ドイツですからビールとソーセージ。乗り継ぎ時間1時間半と短いのに、ミュンヘン空港広すぎるわー。次のターミナルまでシャトルに乗って移動。ミュンヘン空港には、空港内に醸造所があってそこのビアホールがおいしいと有名で、ぜひ立ち寄りたかったのですが、全然方向が違う。う~。搭乗口に一番近いところで。ま、ふつう。

munichBeer

 

■インスタント麺

ソレントのスーパーで見つけたラーメン?と焼きそば。パスタメーカーのブイトーニはどこまでやってくれるのか?!

InstantNoodles

さて、結果は、どちらもなかなかのおいしさでしたー!カレーヌードルは、汁なしラーメンって感じ。焼きそばも日本のインスタントと変わりない感じでした。

 

と、インスタントから高級レストランまで、南イタリアの食を堪能してきました。アメリカに戻って、よく行くレストランに行ったら、まずいというわけではないんだけど、なんか違うんだよなーと感じました。日本から初めてアメリカに来た時も同じこと感じたかも。

 

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南イタリア旅行記【観光&絶景編2】~Pompei・Sorrento・Capri・Amalfi~

2016-07-18 19:55:50 | 旅行・観光

観光&絶景編1からのつづきです。

 

ポンペイ(Pompei)

早朝、パレルモからのフェリーがナポリに到着した足で向かいました。ポンペイ(Pompei Scavi Villa駅)には朝8時過ぎに到着。駅のベンチでナポリで買ったサンドイッチの朝食。ポンペイ遺跡の入口は、駅を出て右に少し歩きます。駅舎の地下にトイレ兼荷物預かり所がありました。€3で夜10時まで預かってくれます。ポンペイ遺跡の入口(マリーナ門)にも無料の荷物置き場がありますが、ここは監視員がいないので、€3くらいなら駅で預かってもらった方が安心だと思いました。

約2000年前にヴェスヴィオ山が噴火し、住んでいる人も町も一瞬にして火砕流に飲み込まれてしまった悲しい遺跡です。

入るとすぐに巨大なブロンズ像が迎えてくれますが(写真左)、これは遺跡ではなく最近作られたアート作品のようです。ややこしいことしないでほしいわ。びっくりしたわ。写真右上は、秘儀荘(Villa dei Misteri)に展示してあった被災者と思われます。骸骨が覗いています。写真右下は、お風呂だったか。いくつもの団体ツアー客が一挙に押し寄せるので、全然見えないっつうの!

Pompei1 

 

■ポンペイの赤

秘儀荘(Villa dei Misteri)にある壁画「ディオニソスの儀式」。鮮やかな赤色は「ポンペイの赤」と呼ばれ、現代の技術を持っても再現できないとか。元々は赤色ではなく、火山の噴火によるガスが原因で変色したという説もあるらしい。名前がミステリーってのも何かありそうでそそられます。ガイドブックによると、この家の持ち主は、当時はカルト宗教とされていたディオニソス信仰があり、町から離れた場所に家を建て、壁画を描き、隠れて信仰を唱えていたということだそうです。

Pompei2

 

■ヴェスヴィオ火山

遠くに見えるあの山が噴火したのです。Google地図調べでは25km離れています。火砕流は時速100km以上とのこと。噴火から15分で町に到達してしまったということですね。

Pompei3

 

■13人の遺体

上の写真左側を下ると、火砕流に飲み込まれたそのままの形で遺体が保管されています。発掘された時には遺体は腐敗して空洞になっていたそうですが、そこに石膏を流しいれて型を取ったものだそうです。それにしても、逃げようとした姿は今にも動き出しそうで切ないのです。

Pompei4

ポンペイ遺跡は、とても1日では回り切れないくらい広いのです。私としてはちょこっとだけ、せいぜい1時間くらい見学するつもりでいたのですが、結局ウロウロ回って5時間も歩いてしまった。暑いし、お腹は空くし、足は疲れるし、苦行だったわ~。遺跡のはじに、1万人収容できる円形闘技場があって、これは観とかんと、と頑張って歩いたのですが、なんとなんと、修復工事?なのか立ち入り禁止なのでした。先に言ってよ!歩き損!!

 

ソレント(Sorrento)

ポンペイを後に、ソレントに着きました。もう夕方です。

■駅前

なんか箱根の雰囲気がします(笑)

Sorrento1

 

■マリーナへ続く道

急な階段を下りて行くと、素敵な石畳の道。ここを通ると海に出ます。

Sorrento4

 

■マリーナからの景色

Sorrento2

Sorrento3

ソレントはさわやかで清潔感のある町でした。ソレント自体の観光をほぼできなかったのが残念。ここを拠点に3泊以上してもよかったかも。洗練されたよいレストランも多いと見ました。

 

カプリ島(Isora di Capri)

旅も終盤に近づいてきました。カプリは今回一番力を入れたいところ。青の洞窟に入れるのか。下調べによると、光の関係で午前中に入るのがベストとあり、夏は長蛇の列だという。マリーナから青の洞窟入口まで、公共のバスだと乗り継ぎがあり、1時間以上かかりそう。ここはタクシー移動が良しと見た。€40は高いと思ったが、なんと一番のりで到着!

■タクシー

ミニバンの後ろの屋根を取って、オープンカーに改造してある。写真のタクシーは私たちが乗ったタクシーではありませんが、こんなやつ。

Capri1

 

実際に乗ったタクシーから。青のシートがワクワク感を増強してくれる。道中、ドライバーさんの自宅の前を通りがかり、ここだよと教えてくれました。この運転が彼の生活支えていると思うと、€40も安く思えてきます。

Capri2

 

■青の洞窟(Grotta Azzurra)

タクシーは、8:50に洞窟入口に到着しました。ドライバーさんによると、9時頃ボートがやってくるとのこと。階段を下っていくと・・・・いっちば~ん♪

Capri3

 

来た~!!手漕ぎボートがわんさかつながってる!!!

Capri4

 

手漕ぎボートに乗ります。一番大きい人が一番後ろにのります。洞窟の入口は小さくて、ボートに寝そべらないと入れません。入るとき、水しぶきがかかりますが、濡れたのは一番後ろの人だけでした。そう、パパだけびしょびしょ~笑 

Capri5

 

わ~、まるで宝石!

Capri6

 一番乗りということもあり、長い時間洞窟にとどまってくれました。二番手の人より後に出てこれました。料金は、手漕ぎボートに乗った後、ボートを引き連れて来たボス船の脇で払います。現金のみです。チップはボートを降りる時に渡します。素晴らしいと思ったらけちらずあげましょう。

 

ガイドブックにもよく書いてありますが、船着場ではぼったくり客引きが多いです。私も話しかけられたので話を聞いてみると、プライベートボートで島一周と青の洞窟を回ってあげるとのこと。値段は一人€40。そりゃ高いな。船のツアーで一番安いのは、事前ネット予約で€16てのがあるのを知ってますから!しかも、その人、青の洞窟は1時間の行列だけど、僕の船で行けば待たずに入れるよ、ってなんというでたらめ。実際、早朝の青の洞窟に行列はなかったし。そもそも、船酔いっこなので船は無理っすてなことでお断り。なにしろ、青の洞窟へ行くボートですら、船酔いしたくらいですから。

 

■狭い道

バスに乗って町にもどります。直近のアナカプリまでバスで。山道の上、車道が狭く、小型のバスですが、対向車とすれ違うのはこんなにすれすれ。道の狭さではカプリ島が際立っていましたが、今回旅行した各所もかなり狭くて交通量も多く、路駐もすごい!そんなわけで、小型車が大活躍。アメ車なんてほとんど見なかった。日本車も少なかったな。

Capri7

 

 

■ソローラ山(Monte Solaro)

アナカプリに着いたら、リフトに乗ってソローラ山へ。1人用のリフトにひーくんが乗れるのか心配でしたが、ちびっこは大人が抱っこで。所要時間15分程のすごーく長いリフトです。

Capri10

 

で、上がった先はこんな感じ

Capri11

 

水の色がとても美しい

Capri12 

 

■カプリ(Capri)

アナカプリでランチの後は、カプリに向かいます。マリーナから近い分、アナカプリより混んでます。アナカプリも十分混んでましたが、カプリよりは落ち着いた感じがしました。

カプリの町歩きで見つけたおもしろいもの。レストランの冷蔵庫のようです。背の部分がディスプレーになってる。

Capri13 

 

■アウグスト公園(Giardini d'Augusto)

カプリ町からだいぶ歩きましたが、景色だけでなくお花もきれいで、ベンチに座ってのんびりできました。

Capri14

Capri15

 

これは今も使われているらしい道。こんな急な斜面下りでもいやかも~

Capri16 

 

■カプリ町からマリーナグランデへの道はこちらです

ランチをたらふく食べたので、運動がてら徒歩でマリーナに向かいます。15分程で着きます。ケーブルカーも乗ってみたかったけどね。なんか高尾山を思い出しました。

Capri17 

18:45の船でソレントに戻りました。夕方はだいぶ人が少なくなっていました。ナポリなど遠方から来ていた人の船はもっと早い時間に戻ったのかもしれません。

 

アマルフィ(Amalfi)

とうとう最終日です。ソレントからアマルフィまで、バスを使って観光することもできますが、この日はナポリに宿泊するので、トランクを持っての移動がきつそうで、プライベートツアーをお願いしました。ガイドなしのドライバーのみのツアーです。AMOITALIAから予約しました。日本語でメール対応してくれます。相場より少し高いのですが、日本語交渉ができる安心感と、ソレントのホテル発ナポリのホテル着にしてくれたのでお願いしました。プライベートと言えど、行くところも時間もきっちり決まっていて、自由度はあまり高くなかったのが残念。ツアーなんてほとんど利用したことがないので、ちょっと窮屈な思いをしました。

ベンツでお迎え♬

Amalfi1 

 

■ポジターノ

まずは、アマルフィに向かう途中にあるポジターノ見学1時間。何があるというわけではないのですが、のんびりお店めぐりをしているとあっという間に過ぎてしまう時間です。

Amalfi2

Amalfi3

Amalfi5

 

■エメラルドの洞窟(Grotta di Smeraldo)

ポジターノからアマルフィに向かう途中にあります。高台から海を見ると、泳いでいる人を発見。ここは、青の洞窟ほど有名ではありませんので空いていました。料金も「青」の半分以下。ここでも陽気な船頭さんが案内してくれました。「青」のように小さな入口を通るわけではないので、手漕ぎボートは大きめ。10人乗りくらいだったか。洞窟の入口までエレベータで降り、徒歩で洞窟に入り、船に乗り込みます。「青」でもそうでしたが、船頭さんが日本語を披露してくれました。「こんにちは」「がんばれニッポン」「がんばれ船頭さん」きっと、どの船頭さんもこの3つだけ覚えてるのかと。オールをパシャーンと水面に叩きつけて、エメラルド色の水しぶきをたくさん見せてくれました。「青」ほどのインパクトはありませんが、きれいでした。

Amalfi5 

 

■アマルフィ(Amalfi)

織田裕二で有名になったアマルフィ。カプリ島より落ち着いた雰囲気があります。ちょうど訪れたときに、日本人のカップルが結婚式を挙げていました。町を歩きながら写真を撮ってもらっていたのですが、コーディネーターの方が日本語しゃべってました。こんなところまで日本から来たと思うとよほどの憧れがある地なんですね。

Amalfi7

 

ここも他と変わらず狭い路地にお店が並びます。

Amalfi8

 

レモンがでかい!アマルフィだけではありませんが、リネンが名産で、売られているシャツの色が魅力的。陶器も鮮やかで美しい。イタリアはモードの国なんだなと思う。

Amalfi6

 

アマルフィ観光時間は2時間でした。ランチに1時間以上使ってしまい、ゆっくり見学できなかったのが残念です。帰りの車中は全員うたた寝~zzz 気づいた時にはナポリでした。1時間強で到着。ドライバーさんは良い方でしたが、英語が通じなくて道中お話しができなかったのが残念です。メールで問い合わせた時は、英語でコミュニケーションできると書いてあったのですが、それは最低限のことだけのようでした。私たちの方こそイタリア語の準備をしておけばよかった。辞書持ってたんだし。

 

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