今年のお正月は、水曜日でしたね。夫の休みは元旦のみでしたが、朝から酒盛り、夕方に散歩。充実したお正月になりました。飲みすぎて頭痛かったけど。
しかし、まあ、年が明けてもまだクリスマスツリーを飾っているし、公立の学校は1月2日から始まってるし、日本人的には正月感がありません。相変わらず。
さて、今日は、「今年のおせち」を例に、海外での料理について語ります。
ロブスターです。年末29日に購入、アイスボックスに塩水を入れて(海水の比重と同じにした)みたものの、30日未明にお亡くなりに。30日の朝蒸して冷蔵庫で保存。2日経って少し味が落ちたはずですが、元旦でも充分なうまみを感じることができました。ミソと日本酒が絶妙に合う!
ちなみに、このロブスター約500gですが、1000円程度で購入できます。日本で買うよりずいぶん安い!
それにしても、海水に入れて動いているロブスターを眺めていると、ちょっとペットのような気分に。死んでしまうとちょっと悲しいのはなぜなのか。生きていれば、生きたまま蒸すくせにね。
残ったロブスターの殻は、トースターでカリッとさせて、出汁を取り、翌日のお味噌汁に使いました。これまた最高においしかった!
人生3回目作のローストビーフ。簡単なのに毎回大成功します。今年のは格別においしかった~。「Wegmans」で購入した、$8/lb (=¥180/100g ;1ドル104円計算)の良いお肉でした。アメリカ居住者にとって、円安 はんたーいですが、それにしても安い!!
酢の物は、酒飲みにはかかせません。れんこん、だいこん、ごぼうはひーくんの大好物でもあるし。今回は、日本の大根が手に入らず、韓国大根で作りました。韓国大根は、ずんぐりむっくりしていて、水分が多く、甘みがあります。
そして、男子には不人気だった、豆きんとん。私ひとりでたべましたけど。日本のような白いんげん豆は手に入らないのですが、こちらは日本より豆文化。いろいろ試して、今のところ「Cannellini」が近いのではないかと思っています。別名「White Kidney」。ねっとり感が足りないのが残念ですが、見た目は近い。インゲン豆を和英辞書で引くと、「navy bean」になっているものもあります。navy beanは、インゲン豆よりずっと小さくて味もさっぱりしており、私としては、Canneliniがお勧め。
手前の煮物。ごぼう、れんこん、にんじん、こんぶ、しいたけ、こんにゃく、タロイモ。タロイモは、サトイモ科のお芋です。里芋のようなぬめりがないのが残念ですが、まあ合格点。人参は、日本のものに比べると驚くほど細いです。日本素材は、韓国系スーパー「H Mart」で購入します。韓国のものが多いですが、インドの香辛料や日本、中国の食材、南国アジアのフルーツに強く、韓国人だけでなく、米国人もよく訪れているスーパーです。安いんだ、質はともかく。
おせちからずれますが、こちらの野菜は、アクが強いです。煮物や炒め物の際は、下処理なしにはエグくて食べづらいのですが、生で食べる分には、あまりエグみを感じない気がします。(生で食べる野菜に限ってですよ。)アメリカに野菜を茹でる文化が根付かなかった理由がここにあるのではないでしょうか。
じゃーん!続きましては、お酒コーナー
半年前に漬けた「ウォッカ+米麹=みりん」がどうなってたのか、気になっている奇特なアナタ。お待たせしました。茶褐色のあま~いお酒になりました。薬草にこそ漬けていませんが、お屠蘇気分で。
そして、「米麹=酒粕」は、甘酒に。これは病みつきになりそう!
ボトルは、シャンパン風スパークリングワイン「Gruet」。ニューメキシコ州にあるワイナリーで、シャンパンと同じ製法で作っているそうで。15ドル程度なのに、贅沢なおいしさ。おすすめですっ
忘れちゃいけないモチ・もち・餅。切り餅も前述の「H Mart」で手に入りますが、あえてもち米を購入し、ホームベーカリーで作りました。定番の磯部巻きの写真がない?!食べるのが早すぎて取り忘れたようです。
お雑煮は、Thanksgivingで使ったダックの首が冷凍してあったので、それとネギで出汁をとりました。まさに鴨ネギ。いい味でした。ちなみに、首の肉はほぐして、翌日のパスタに。
納豆は、自家製。蒸し納豆に市販の納豆を混ぜて納豆菌を増殖させてます。もう何回作ったかしら。我が家の常備食です。
ホームベーカリーに付属の水の量で作ったら、餅になりそこねた「おこわ」ないし「きりたんぽ」のようでした。2回目以降は、水の量を多くしてしばらく浸水させてからスタートしたら、上手にできました。こちらは乾燥してますからね。普段のご飯やパンを作るときも、気持ち多めに水分を入れています。
お餅、ひーくんもたいそう気に入って、ずいぶん食べました。そして、正月過ぎても催促するのでした。しばらくは、多めに作って常備冷凍ですわ。
それでは、今年もよろしくお願いいたします。