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南イタリア旅行記【観光&絶景編2】~Pompei・Sorrento・Capri・Amalfi~

2016-07-18 19:55:50 | 旅行・観光

観光&絶景編1からのつづきです。

 

ポンペイ(Pompei)

早朝、パレルモからのフェリーがナポリに到着した足で向かいました。ポンペイ(Pompei Scavi Villa駅)には朝8時過ぎに到着。駅のベンチでナポリで買ったサンドイッチの朝食。ポンペイ遺跡の入口は、駅を出て右に少し歩きます。駅舎の地下にトイレ兼荷物預かり所がありました。€3で夜10時まで預かってくれます。ポンペイ遺跡の入口(マリーナ門)にも無料の荷物置き場がありますが、ここは監視員がいないので、€3くらいなら駅で預かってもらった方が安心だと思いました。

約2000年前にヴェスヴィオ山が噴火し、住んでいる人も町も一瞬にして火砕流に飲み込まれてしまった悲しい遺跡です。

入るとすぐに巨大なブロンズ像が迎えてくれますが(写真左)、これは遺跡ではなく最近作られたアート作品のようです。ややこしいことしないでほしいわ。びっくりしたわ。写真右上は、秘儀荘(Villa dei Misteri)に展示してあった被災者と思われます。骸骨が覗いています。写真右下は、お風呂だったか。いくつもの団体ツアー客が一挙に押し寄せるので、全然見えないっつうの!

Pompei1 

 

■ポンペイの赤

秘儀荘(Villa dei Misteri)にある壁画「ディオニソスの儀式」。鮮やかな赤色は「ポンペイの赤」と呼ばれ、現代の技術を持っても再現できないとか。元々は赤色ではなく、火山の噴火によるガスが原因で変色したという説もあるらしい。名前がミステリーってのも何かありそうでそそられます。ガイドブックによると、この家の持ち主は、当時はカルト宗教とされていたディオニソス信仰があり、町から離れた場所に家を建て、壁画を描き、隠れて信仰を唱えていたということだそうです。

Pompei2

 

■ヴェスヴィオ火山

遠くに見えるあの山が噴火したのです。Google地図調べでは25km離れています。火砕流は時速100km以上とのこと。噴火から15分で町に到達してしまったということですね。

Pompei3

 

■13人の遺体

上の写真左側を下ると、火砕流に飲み込まれたそのままの形で遺体が保管されています。発掘された時には遺体は腐敗して空洞になっていたそうですが、そこに石膏を流しいれて型を取ったものだそうです。それにしても、逃げようとした姿は今にも動き出しそうで切ないのです。

Pompei4

ポンペイ遺跡は、とても1日では回り切れないくらい広いのです。私としてはちょこっとだけ、せいぜい1時間くらい見学するつもりでいたのですが、結局ウロウロ回って5時間も歩いてしまった。暑いし、お腹は空くし、足は疲れるし、苦行だったわ~。遺跡のはじに、1万人収容できる円形闘技場があって、これは観とかんと、と頑張って歩いたのですが、なんとなんと、修復工事?なのか立ち入り禁止なのでした。先に言ってよ!歩き損!!

 

ソレント(Sorrento)

ポンペイを後に、ソレントに着きました。もう夕方です。

■駅前

なんか箱根の雰囲気がします(笑)

Sorrento1

 

■マリーナへ続く道

急な階段を下りて行くと、素敵な石畳の道。ここを通ると海に出ます。

Sorrento4

 

■マリーナからの景色

Sorrento2

Sorrento3

ソレントはさわやかで清潔感のある町でした。ソレント自体の観光をほぼできなかったのが残念。ここを拠点に3泊以上してもよかったかも。洗練されたよいレストランも多いと見ました。

 

カプリ島(Isora di Capri)

旅も終盤に近づいてきました。カプリは今回一番力を入れたいところ。青の洞窟に入れるのか。下調べによると、光の関係で午前中に入るのがベストとあり、夏は長蛇の列だという。マリーナから青の洞窟入口まで、公共のバスだと乗り継ぎがあり、1時間以上かかりそう。ここはタクシー移動が良しと見た。€40は高いと思ったが、なんと一番のりで到着!

■タクシー

ミニバンの後ろの屋根を取って、オープンカーに改造してある。写真のタクシーは私たちが乗ったタクシーではありませんが、こんなやつ。

Capri1

 

実際に乗ったタクシーから。青のシートがワクワク感を増強してくれる。道中、ドライバーさんの自宅の前を通りがかり、ここだよと教えてくれました。この運転が彼の生活支えていると思うと、€40も安く思えてきます。

Capri2

 

■青の洞窟(Grotta Azzurra)

タクシーは、8:50に洞窟入口に到着しました。ドライバーさんによると、9時頃ボートがやってくるとのこと。階段を下っていくと・・・・いっちば~ん♪

Capri3

 

来た~!!手漕ぎボートがわんさかつながってる!!!

Capri4

 

手漕ぎボートに乗ります。一番大きい人が一番後ろにのります。洞窟の入口は小さくて、ボートに寝そべらないと入れません。入るとき、水しぶきがかかりますが、濡れたのは一番後ろの人だけでした。そう、パパだけびしょびしょ~笑 

Capri5

 

わ~、まるで宝石!

Capri6

 一番乗りということもあり、長い時間洞窟にとどまってくれました。二番手の人より後に出てこれました。料金は、手漕ぎボートに乗った後、ボートを引き連れて来たボス船の脇で払います。現金のみです。チップはボートを降りる時に渡します。素晴らしいと思ったらけちらずあげましょう。

 

ガイドブックにもよく書いてありますが、船着場ではぼったくり客引きが多いです。私も話しかけられたので話を聞いてみると、プライベートボートで島一周と青の洞窟を回ってあげるとのこと。値段は一人€40。そりゃ高いな。船のツアーで一番安いのは、事前ネット予約で€16てのがあるのを知ってますから!しかも、その人、青の洞窟は1時間の行列だけど、僕の船で行けば待たずに入れるよ、ってなんというでたらめ。実際、早朝の青の洞窟に行列はなかったし。そもそも、船酔いっこなので船は無理っすてなことでお断り。なにしろ、青の洞窟へ行くボートですら、船酔いしたくらいですから。

 

■狭い道

バスに乗って町にもどります。直近のアナカプリまでバスで。山道の上、車道が狭く、小型のバスですが、対向車とすれ違うのはこんなにすれすれ。道の狭さではカプリ島が際立っていましたが、今回旅行した各所もかなり狭くて交通量も多く、路駐もすごい!そんなわけで、小型車が大活躍。アメ車なんてほとんど見なかった。日本車も少なかったな。

Capri7

 

 

■ソローラ山(Monte Solaro)

アナカプリに着いたら、リフトに乗ってソローラ山へ。1人用のリフトにひーくんが乗れるのか心配でしたが、ちびっこは大人が抱っこで。所要時間15分程のすごーく長いリフトです。

Capri10

 

で、上がった先はこんな感じ

Capri11

 

水の色がとても美しい

Capri12 

 

■カプリ(Capri)

アナカプリでランチの後は、カプリに向かいます。マリーナから近い分、アナカプリより混んでます。アナカプリも十分混んでましたが、カプリよりは落ち着いた感じがしました。

カプリの町歩きで見つけたおもしろいもの。レストランの冷蔵庫のようです。背の部分がディスプレーになってる。

Capri13 

 

■アウグスト公園(Giardini d'Augusto)

カプリ町からだいぶ歩きましたが、景色だけでなくお花もきれいで、ベンチに座ってのんびりできました。

Capri14

Capri15

 

これは今も使われているらしい道。こんな急な斜面下りでもいやかも~

Capri16 

 

■カプリ町からマリーナグランデへの道はこちらです

ランチをたらふく食べたので、運動がてら徒歩でマリーナに向かいます。15分程で着きます。ケーブルカーも乗ってみたかったけどね。なんか高尾山を思い出しました。

Capri17 

18:45の船でソレントに戻りました。夕方はだいぶ人が少なくなっていました。ナポリなど遠方から来ていた人の船はもっと早い時間に戻ったのかもしれません。

 

アマルフィ(Amalfi)

とうとう最終日です。ソレントからアマルフィまで、バスを使って観光することもできますが、この日はナポリに宿泊するので、トランクを持っての移動がきつそうで、プライベートツアーをお願いしました。ガイドなしのドライバーのみのツアーです。AMOITALIAから予約しました。日本語でメール対応してくれます。相場より少し高いのですが、日本語交渉ができる安心感と、ソレントのホテル発ナポリのホテル着にしてくれたのでお願いしました。プライベートと言えど、行くところも時間もきっちり決まっていて、自由度はあまり高くなかったのが残念。ツアーなんてほとんど利用したことがないので、ちょっと窮屈な思いをしました。

ベンツでお迎え♬

Amalfi1 

 

■ポジターノ

まずは、アマルフィに向かう途中にあるポジターノ見学1時間。何があるというわけではないのですが、のんびりお店めぐりをしているとあっという間に過ぎてしまう時間です。

Amalfi2

Amalfi3

Amalfi5

 

■エメラルドの洞窟(Grotta di Smeraldo)

ポジターノからアマルフィに向かう途中にあります。高台から海を見ると、泳いでいる人を発見。ここは、青の洞窟ほど有名ではありませんので空いていました。料金も「青」の半分以下。ここでも陽気な船頭さんが案内してくれました。「青」のように小さな入口を通るわけではないので、手漕ぎボートは大きめ。10人乗りくらいだったか。洞窟の入口までエレベータで降り、徒歩で洞窟に入り、船に乗り込みます。「青」でもそうでしたが、船頭さんが日本語を披露してくれました。「こんにちは」「がんばれニッポン」「がんばれ船頭さん」きっと、どの船頭さんもこの3つだけ覚えてるのかと。オールをパシャーンと水面に叩きつけて、エメラルド色の水しぶきをたくさん見せてくれました。「青」ほどのインパクトはありませんが、きれいでした。

Amalfi5 

 

■アマルフィ(Amalfi)

織田裕二で有名になったアマルフィ。カプリ島より落ち着いた雰囲気があります。ちょうど訪れたときに、日本人のカップルが結婚式を挙げていました。町を歩きながら写真を撮ってもらっていたのですが、コーディネーターの方が日本語しゃべってました。こんなところまで日本から来たと思うとよほどの憧れがある地なんですね。

Amalfi7

 

ここも他と変わらず狭い路地にお店が並びます。

Amalfi8

 

レモンがでかい!アマルフィだけではありませんが、リネンが名産で、売られているシャツの色が魅力的。陶器も鮮やかで美しい。イタリアはモードの国なんだなと思う。

Amalfi6

 

アマルフィ観光時間は2時間でした。ランチに1時間以上使ってしまい、ゆっくり見学できなかったのが残念です。帰りの車中は全員うたた寝~zzz 気づいた時にはナポリでした。1時間強で到着。ドライバーさんは良い方でしたが、英語が通じなくて道中お話しができなかったのが残念です。メールで問い合わせた時は、英語でコミュニケーションできると書いてあったのですが、それは最低限のことだけのようでした。私たちの方こそイタリア語の準備をしておけばよかった。辞書持ってたんだし。

 

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