AI(人工知能)の力を無視できない世界が急速に迫っている。
特にこのチャットGPTなるものは、空恐ろしい力を秘めている。
質問を入力するとAI(人工知能)がまるで会話をする様に答えてくれるという。
11月に公開されてから2か月間で1億人が利用しているとのこと。
イスラエルの歴学者ユヴァル・ノア・ハラリによると、
私たちはすでにAIの軍拡競争のまっただ中にいて、中国と米国がレースをリードし、その他のほとんどの国がはるか後方に取り残されています。AIの恩恵と力を全人類に分配するための行動を起こさない限り、AIは一部のハイテク企業と国家に莫大な富をもたらす一方で、他の国は破産するか、搾取され続けるデータ植民地となる可能性が高いでしょう。
彼の指摘は大げさではない。十分あり得るだろう。
すでにGAFAといわれる巨大IT企業にデータとインフラなどの資源が集中している。
私のような歳になるといまさらチャットGPTなるものを使いこなそうとは思わないが、
現役の人たちはチャットGPTを含めたAIを使いこなすことが出来なければ、
確実に「無用者階級」(ハラリの用語)になってしまう。
そうならないためには、生涯を通じた「学び」と「再訓練」が必要になる。
しかしとうとう人間が機械に支配される時代になるのか、何ともうるおいの無い時代になるものだ。