江藤農水大臣が備蓄米の放出を発表したが、コメ価格は一向に下がらない。
「悪徳商人投機説」というのが流されたがどうも違うようだ。
農水省の需要と供給のバランス政策の失敗が真の原因。
減反政策廃止と言いながら、JAと組んで事実上の口先介入を続けてきたが、もはや限界。
自らの失敗(保身と怠慢)を隠すため「悪徳商人投機説」など持ち出すのは姑息も極まる。
国民の大切な主食(コメ)を市場経済にまかせるなどと言うのはナンセンス。
市場に任せるといいながら、実態は自民党とJAが組んで自らの権益を守る。
消費者のことなど二の次だ。
増産に転じる政策に舵を切り、価格下落の時は「コメ農家への所得補償」をすべきだ。
さらに日本のコメは世界に輸出しても十分戦える。
昨年は高温障害でコメの生産は減っていた可能性がある。
それと流通段階で少しずつ手元量をふやせば数十万トン規模にすぐなる。
家庭でも同じことだ。不安だから通常より少し手元に置くようになるだろう。
農水省は来年度のコメについて増産政策に転ずべきだ。
保身と怠慢を繰り返し、物価高に苦しむ消費者を無視するようであれば、それこそ参院選でけりをつけるべきだ。