行雲流水の如くに

日本人の許しの構造ーーー安倍晋三問題を考える

安倍前首相の「桜を見る会」前夜祭の補填疑惑は、秘書がやったことでけりをつけるという空気感が漂ってくる。

安倍晋三、自民党、検察の間で「シナリオ」が出来上がっている。

あとは国民感情がどの程度で収まるか。

しかし日本人の心の底には「許しの気持ち」がある。

おそらく正月を跨げばみな忘れるだろうと「タカをくくられ」ている。

 

花の色は うつりにけりないたづらに わが身世にふるながめせしまに   

小野小町

桜の花があせてしまったように私の容姿も衰えてしまった、あれこれ悩んでいる間に。

先の総理大臣の心境はこんなものだろうか。

 

安倍晋三が尊敬する人物は、長州の先人吉田松陰だ。

(吉田松陰の門弟に高杉晋作がいるが、晋三は高杉晋作からとったという)

吉田松陰は次のように述べている。

法律をやぶったことについてのつぐないは、死罪になるにせよ、罪に服することによってできるが、もし人間道徳の根本義をやぶれば、誰に向かってつぐないえるか、つぐないようがないではありませぬか。

嘘を100回以上もついてしまっては、尊敬する人物にどのような申し開きをするのだろうか?

 

冬の月ー北海道の日本海側は偏西風が吹き荒れるのであまり見る機会がない

 

年が明ければ本州では梅の便りが聞かれる。

北海道の梅は桜の時期と重なるから5~6月頃。

風のないやや湿度の高い日に降るボタン雪を梅に見立てて眺めるのも有りだろうか。

 

我が園に 梅の花散る久かたの 天より雪の流れ来るかも     大伴旅人

私たちの庭に梅の花が散っている。天から雪がながれおちているのだろうか。

利休梅


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