北海道のコロナ感染者が急増し、札幌は医療崩壊寸前だ。
秋元札幌市長は必死になって強い対策を鈴木知事に要請していたが、鈴木知事の動きが鈍い。
おそらく菅首相と連絡を取り合っているのだろうが、「緊急事態」を出したくない菅首相につきあった。
道民のほうを向いていない鈴木知事の「メッキが剥げてきた」というのが正直な感想だ。
北海道は4月中旬から感染者が増えつつあった。
しかし鈴木知事が動かない。テレビに出て「自粛要請」をするだけ。
おそらく5月5日に行われる「東京五輪のマラソンテスト大会」睨みだったのだろう。
大会関係者が東京から大挙して来道したが、コロナが蔓延しつつある状況でやるべきではなかった。
北海道新聞
第4波は今までと状況が変化してきている。
今まで感染源とされてきた「すすきの」の飲食店は減って、専門家は次のように述べる。
「自宅や職場での飲食で感染し、学校や社内で広がるケースが増えた」
個人宅に友人同士が集まって飲食する「宅飲み」や、バーべキューをした20~30代の計12人が感染するクラスターが発生したという。
さらには子供の親が会食や飲食店を訪問した際に感染し、家庭内や学校で感染拡大につながった。
昨日夜まで「緊急事態」は北海道に出さないと言っていた政府が、朝になって急遽出すという。
こういうのを「暮令朝改」というのか、国語辞典に追加しなければならない。
まったく頼りない話だ。
あらゆる階層で「無能化」が進んでいる。
この無能化を防ぐためには、創造的無能ーー(俗物根性との決別)が必要だとローレンス・J・ピーター博士は語る。
ご参考2020.5.14拙ブログ「有事に問われる知事の力量について」