世界はしばらく「右傾化の波」が押し寄せてくるのを耐える時代が続く。
右傾化の先頭に立っているのが、ドナルド・トランプだ。
その一挙手一投足に世界が振り回されている。
耐えながらも逆転の機を窺っていないと、第二、第三のヒットラーが出ないとも限らない。
あのドイツすらも右翼政党が第二政党に躍り出た。
その主張は「反移民」であり「ナショナリズム」を煽るところにある。
「新自由主義から取り残された人々」が支持者だが、過激な逆襲は分断を生む。
新自由主義の弊害は、所得格差を生むということだが、中国やカナダ、メキシコを叩いても解決できない。
アメリカが持っている「柔軟性」のみがこの問題を解決できる。
「衆愚政治」から抜け出す道は、国民が「賢くなること」しかない。
そのためには「政治に関心を持つこと」が大事。
選挙に行かない人が有権者の5割もいるということは危機的だ。
右傾化の道を歩んでいた安倍政治(その後継の菅・岸田・石破)が危険だということに気が付いて、自民・公明の過半数割れに追い込んだ。
これは国民の賢さの表れであろう。