行雲流水の如くに

高額療養費見直し凍結、民意を見誤った石破茂。

高額療養費の引き上げは、結局凍結することになった。

「過ちて改むるにはばかることなかれ」である。

政治が一番やっていけないことは、「弱きをくじき強きを助ける」こと。

懸命に闘病生活を送っている人たちをいじめて、厚労省や財務省の主張に従った石破茂、痛恨のオウンゴールだ。

福岡厚労大臣や加藤財務大臣は官僚に毛の生えたレベルで、政治家としての見識がない。

彼らの意見に従った石破茂は、秘密裏に野田佳彦に会って、「全面凍結は認められない」と伝えたという。

しかし、野党側の参考人として出席した「全国がん患者連合会」の轟理事は切実な声で全面凍結を求めた。

これで勝負ありだ。

参院側の自民・公明は7月に参院選がある。この問題が争点になればとても戦えない、全面凍結に傾いたのだ。

 

無駄な基金を山のように積み上げる一方、子供関連政策の財源探しから「高額療養費」に手を付けるとは最悪だ。

今後も「高齢者の医療・介護サービスの窓口負担割合見直し」や「介護ケアプランの有料化」など控えている。

まず先に手を付けるべきは、ブタ積みになっている基金や防衛費の中身あるいは法人税の増税であろう。


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