「恥」という字は耳と心で成り立っている。
その語源は諸説あるが、恥ずかしいと耳が赤くなるから、という説が面白い。
「見えない・聞こえない・話せない」という三重苦を背負ったヘレン・ケラーは、もし得られるとすれば聴力が欲しいと答えたそうである。
そのことは、聴力の持つ分別能力のすばらしさを語っている。
要するに恥を忘れた状態は「聞き分けの悪い」レベルの低さを物語る。
親が子供を叱る時に、「この子は聞き分けの無い子だね」と言って叱る。
トランプアメリカ前大統領が、不倫の口止め料を払い、隠蔽のため帳簿などの業務記録を改ざんしたという。
これ以外にも様々な疑惑がかけられている。
もはやここまで来れば「悪名は無名に勝る」
顔も見たくないので、テレビに出てくるとすぐチャンネルを切り替える。
このところニュースで大きく取り上げられているのが黒岩神奈川県知事。
フジテレビのキャスターだった2000年から知事選に初出馬した11年まで女性と不倫関係にあった。
知事選への対応を問われると、
「ここで撤退ということは県民に大変迷惑をかける。撤退と言うことは考えていない。私の真実を見ていただいたうえで審判を仰ぎたい」
こういうのを「厚顔無恥」というのだろう。
いったいどんな真実を見ろと言うのか?
このような人たちに比べ、俳優の石田純一は「不倫は文化」と言って顰蹙を買ったが、素直で好感が持てる。
次のような言葉も案外真実かもしれない。
「恋愛において、二兎を追うものは、三兎目が現れる」