やはり岸田政権の化けの皮が剥がれつつある。
安倍晋三元首相による傀儡政権の色が濃くなりつつある。
「アベノミクス」を修正できないのだ。
自民党総裁選の時に歯切れよく打ち出した「成長と分配の好循環」などと言う言葉はどこかへ飛んでしまった。
広島6区選出の亀井静香という政治家がいた。
自民党の運輸大臣や建設大臣を歴任した。警察官僚出身だが官僚臭はない。
岸田文雄は広島1区選出だが、肌合いは全然違う。
岸田は政治家の3代目でいかにも筋が良い「若様」タイプ。
一方の亀井はバンカラな「野人」タイプ。
その亀井が2019年10月の消費税引き上げ前に次のようにほえた。
そもそも税というのは富める者から取って、貧しい人たちに配るというのが原則だ。
それを、取るべきところから取らないでさ、貧しい人たちから金を取る。つまり消費税というのは大衆課税だよ。さらにあげるなんて、正気の沙汰じゃないね。
世界が消費税が高いからといって、日本もそれにならって、あげろなんていうのは愚かなことだよ。我々には日本のやり方があるんだ。だいたい、消費増税は経団連の要求だろう。財界が自分たちの法人税を下げる代わり、庶民・大衆に課税して、埋め合わせしようとしているわけだ。
もう自民党にはこのように真実をズバリと指摘する政治家は存在しなくなった。
2代目3代目の世襲政治家が過半を占めているようだから無理もない。
消費税を上げれば上げるほど輸出大企業であるメーカーなどは「悪どく」儲けることが出来る仕組みになっている。
車でも電機でも輸出先の外国では消費税を取ることが出来ないから、仕入れにかかった消費税分を国から戻してもらっているからだ。
一方下請け企業は消費税分を十分価格に乗せられず持ち出ししているところも多いだろう。
税の公平な負担ということで言えば、
消費税を引き下げて法人税を上げるべきなのだ。
「納税者はもっと怒りなさい」