新しい年を迎えて物価は下がるかと思ったが、どうもそんな傾向はない。
企業は円安と人手不足を理由に堂々と値上げ宣言だ。
値上げはしないまでもいじましく量を減らしている。
結局困るのはいつの時代も庶民ということか?
物価高が続いても利上げを急がない日銀には困ったものだ。
植田総裁はおそらく頭が良いのだろうが、頭の良い人は得てして決断力がない。
日銀の独立性を守る気概もなさそうだ。
石破首相は、頭が良いのか悪いのかよくわからないが、決断力があるかと言えば?である。
今の政府・日銀は、トランプ風や近平風に流されて糸の切れた凧のように漂うばかりだ。
物価上昇は、2%をを2年8か月にわたって上回っているのに、
「まだデフレが続いている」と主張する。
小学生にデフレとインフレの意味を教えて今はどちらかと質問してみたらよい。
人手不足には「給料を上げる」しか手がないだろう。
いままでその給料を抑え込んでいた付けが、30年間所得の増えない国にしたのだ。
「103万円の壁」などと言う小手先の技では乗り切れない。
今のような物価高で実質賃金が上がらなければ7月の参院選で自民・公明は勝てないだろう。
思い切って政権交代した方が「新しい風」が吹くかもしれない。