行雲流水の如くに

もはやデフレは脱却しているーー後手に回る政府と日銀

デフレとインフレ、どちらが怖いかというとインフレだ。

戦後すぐの数年間と(1946~48年)、第一次石油ショック(1973~74年)の狂乱物価が、まさにインフレの怖さ。

1948年6月の消費者物価は戦前の172倍になった。とにかく物のない時代で、カボチャやトウモロコシが主食だった時もある。

かぼちゃを食べすぎて顔が黄色くなった子供もいた。

戦後すぐのハイパーインフレを抑えるためには強力な緊縮財政がとられた。

食料不足に対しては米国からの緊急物資の援助があった。

第一次石油ショックの時は、トイレットペーパー騒動があった。

この時の物価上昇は20%を超えた。

しかし給料の方も30%ぐらい上がった記憶がある。

(2年か3年かけてだったかもしれない)

 

現在の物価上昇率は昨年4月から18か月連続で2%を超える。食料品に限れば10%を超えているだろう。

私はかみさんのお供で毎週スーパーに行くので実感としてわかる。

これらの物価対策に無策の岸田政権に対する主婦の不満や怒りはどんどん増すだろう。

来年6月に減税します」などと悠長なことだ。今は足元が火事なのだ。

 

日銀の植田総裁もはっきりしない。

やり方が甘いとマーケットから見透かされた。さらに円安が進んだ。

もっとはっきり金融緩和の修正を打ち出すべきだ。


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