プーチンは強引にもウクライナの4州をロシア領に編入した。
まさに16世紀のイヴァン4世のような振舞。
このような行いに賛意を示すのは北朝鮮の金正恩くらいか。
(日本にも鈴木宗男のようなロシア支持者がいるようだが)
全く似た者同士。世界の鼻つまみ者だ。
恐らくこれがプーチンの最後のあがきであろう。
4州を併合したのだが、すぐ東部の要衝リマンをウクライナに奪回され、さらにじりじりと後退を続けている。
リマンでは、撤退をプーチンが許可しなかったため凄惨な犠牲者が出たといわれている。
敗勢の理由は軍事情報の質の差。
NATO諸国の衛星の地上の画像解析度は、ロシアの衛星より10倍以上解像度が高い。
孫子が言うところの「敵を知り、己を知れば、百戦して危うからず」
ウクライナ軍には諸葛孔明並みの軍師がいるのであろうか?
今までの処見事な采配を見せている。
「兵は詭道なり」(戦争とは所詮騙し合いに過ぎない)
南部ヘルソン州を攻撃すると見せてロシア軍を南部に集中させ、その隙に占領されていた東部ハルキウ州をあっという間に奪還した。
東部の要衝リマンでの攻撃も見事だ。
じわじわと包囲網をちぢめて一か所だけ撤退できる道を開けておく。
そこに殺到したロシア兵がどうなったか、推して知るべしだろう。
問題は窮鼠猫を噛むごとく、追い詰められたプーチンが「核攻撃」をすることだ。
ここはまさにロシアンルーレット、核攻撃に対しては断固とした対応を取ることをロシア側に示すことだろう。
「ひるんではならない」のだ。