行雲流水の如くに

衰えるものにも美しさがある

冬きたる野の木野の花限りなく

     衰ふるものに美しさあり  窪田空穂

本州の方はまだ残暑が厳しいようだ。

北海道は秋の気配がそこかしこに来ている。

ナナカマドの実が赤くなり始め、つりばなの実も割れ始めた。

 

 

「衰えるものに美しさを見出す」

空穂がこの歌を詠んだのは80代後半、「衰えるものに美しさを見出す」空穂の心境にはまだ至らない。

自分の体の衰えを実感しているから、同じようなものから目を背けようとするのかもしれない。

枯れかけた花にも親しみは感じるようになったが、

        その美しさをも実感できるようになりたいものだ。

 

ユーパトリウム

多少日陰でもよく育つ。やや紫ががった青の清涼感が好ましい。

 

やはり薔薇(メルヘンツァウバー)は盛りの方に引かれる。二番花だが元気だ。


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コメント一覧

megii123
nanamoriwillさん、こんにちは。
「あー 秋だよ冬がくる⋯」
これはまさに道産子の実感です。
秋はせいぜい頑張っても10月いっぱいですから。
思わず苦笑いです。

そうなんですね。
私のところも昨年8月にメギーが虹の橋を渡りました。
日々衰えるさまを自分自身と重ねていましたが、結局すべて受け入れることでしか乗り越えられないと思いました。
1年経って、時々思い出が浮かびますが、すべて豊かな思い出ですね。

せがーるちゃんとの1日1日、大事にしてください。
megii123
徒然さん、こんにちは。
ツリバナの花、そして真っ赤な実が割れる風情、私も大好きです。
この木は5~6年前に野ネズミに幹をかじられました。
もうだめかと思ったのですが、頑張って花をつけています。
「けなげ」ですね。

本州の方も長い夏は、峠を越えたようですね。
何よりです。
nanamoriwill
あぁ…秋の北海道、羨ましいです。
かれこれ10年近く、秋(晩秋ですが)に毎年訪れていたので、
ついつい敏感に、北海道の秋のニュースを耳にすると心が躍ってしまいます^^
友人は皆、口をそろえて「あー…秋だよ冬が来る…」とうんざりぎみな所に妙なリアルさを感じたりいたしますが…笑

「衰えるものに美しさを見出す」
今、正に衰える愛犬と共に在る暮らしですが、かつての日々を思うと寂しさはあり、
すんなり受け入れられない心情は確かに在ります。
でも、やっぱり愛しくて美しいな…と思いながら…。
そう遠くない日に己も「衰え」の中に身を置くのでしょう。
その姿に我を重ね、支える日々です。
nonaka12345
お早うございます
ツリバナの花 小花の美しい可憐さの揺れるさまは
美しかったです いつまでも眺めたかった思い出が 
山歩きの楽しみでもありました

実をじっくり見させてもらったのは
今朝の流水さんのブログです 植物大好き
流水さん有難うございました
ブログです
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