石川さゆりのヒット曲「天城越え」に次の一節がある。
「隠しきれない移り香がいつしかあなたに浸みついた」
一番色濃くバックの影が浮かぶのが小泉進次郎君だ。
君づけするのは失礼かと思うが敢えて呼ばせてもらう。
あまりにも影が色濃く出ているからだ。
「聖域なき規制改革」を持ち出して解雇規制の見直しをぶち上げた。
これぞまさに30年前の小泉・竹中の新自由主義政策の焼き直しだ。
この時に行った非正規雇用の拡大が未だに日本の足を引っ張っている。
そしてこの流れは安倍・菅・岸田とつながっている。
高市早苗が上位に来るのは、自民党右派が真面目に?党員票獲得に動いていた結果だろう。
自民党の岩盤支持層というのは街場の中小企業の親父さんやおかみさんというの神話なのかもしれない。
後は利権絡みの業界票で特に建設関係は磁石みたいなものだ。
右派層と重なって見えるのが安倍派裏金議員たち。約80人近くいる。
結局彼らが今回の総裁選のキャスチングボードを握っているのだ。
石破茂を担ぐのは自民党の中でも良識派か選挙に強い議員たちだろう。
ただ安倍派の影を完全に排除できるかは心もとない。
決選投票では議員票で決まるからだ。
メディアの動きも要注意だ。
さすがにNHKは与党と野党の代表選は割と公平に放映している。
問題は民放だ。
なんとなく小泉進次郎へ誘導するような動きが見える。
メディアへの広告料を差配する電通の影があるのだろうか?