行雲流水の如くに

メディアの萎縮を憂えるーー戦争の出来る国にしてはいけない

首相の記者会見の映像がテレビで流れるが、記者たちが一生懸命その内容をタブレットに打ち込んでいる。

こんな作業ならロボットにさせたほうが正確な文章が出来上がるだろう。

われわれは政治家と記者との丁々発止のやり取りを期待している。

メディアの萎縮が進んでいるようだ。

 

ロシアによるウクライナ侵攻を契機に、日本の保守派(自民党右派や維新)から軍拡の議論が噴出している。

「核共有論」、「敵基地攻撃論」、「軍事費の倍増」などなど。

日本が国是としてきた「専守防衛論」のどこが問題でどうすべきかという議論は吹っ飛ばして、いかにも威勢が良い。

 

戦況が不利に傾くロシアでは、プーチンが核を使いたくてうずうずしている。

もしそんなことになれば、NATOは今以上にウクライナに肩入れするし場合によっては参戦するかもしれない。

ウクライナもロシアに核を使わせないようにロシア領土への攻撃は慎重に避けている。

若しロシア領土へ攻撃すれば、プーチンに核攻撃のための格好の材料を与えることになるからだ

 

「敵基地攻撃論」の危うさは、敵基地を攻撃した時に我が国を取り巻く中国、北朝鮮、ロシアはみな核を持っている。

自国が攻撃されたから核を使うと言い出しかねない。

わが国の領空や領海に入ってきた敵に対しては徹底的に排除するシステムを作り上げることが大事だ。

そのような検討は無視して「子供の喧嘩」のような議論ばかりで目に余る。

「信長の野望」のようなゲーム感覚で、客観情勢を把握したうえでの議論がなく、戦わずして勝つための議論が少なすぎる。

 

コロナは完全に収束していないのに自民党では政治家のパーティが堂々となされている。

そこでは安倍晋三や二階俊博、そして岸田文雄などの領袖が赤い顔をして登壇し、五階だ六階だとご機嫌なことだ。

メディアよ委縮するな!

毎日放送ディレクター斉加尚代さん

「委縮しそうな状況が生まれたら、逆に跳ね返さなきゃいけない。それがメディアの役割です」


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