2020.3.19投稿したブログを再掲いたします。
安倍前首相は赤木さんの問題について、赤木ファイルが公開されても何も心の痛みを感じていないようだ。
厚顔を通り越して鉄面皮としか言いようがない。
さらには直接の責任者であった麻生財務大臣は未だに居座っている。
公文書改ざんという大罪の監督責任を取って即刻辞任すべきであろう。
2年前の3月7日、近畿財務局職員赤木俊夫氏が自ら命を絶った。
安倍昭恵夫人が関与する小学校(森友学園)への国有地払い下げ問題が国会で問題になる中、近畿財務局で文書改ざん事件が起きた。
その改ざんについて上司から意に染まぬ指示を受けて、初めは抵抗したのだが(泣いて抵抗したという)、結局は組織の論理にからめとられてやってしまった。
そしてトカゲのしっぽ切の如くに切り離された赤木さんは自ら死を選んだのだ。
赤木さんの口癖は「ぼくの契約相手は国民です」だったという。
文春砲がまたまたさく裂した。(大阪日日新聞記者相澤冬樹氏)
赤木俊夫氏の遺書が全文公開されたのだ。
最大のポイントは次の言葉だろうか。
「元は、すべて、佐川理財局長の指示です」
そして「本件事案は、今も事案を長期化・複雑化させているのは、財務省が国会等で真実に反する虚偽の答弁を貫いていることが最大の原因であります」
しかし、佐川の後ろには麻生太郎と安倍晋三がいることは、世間はお見通しだろう。
日本の社会がまだ健全さを維持しているのは、この赤木さんのような「真面目な」人たちが底辺を支えているからだ。
組織と言うのは大体どの組織もそうだが、中間管理職が動かしている。
上に行けば行くほど「無能化」するというのが定説だ。
その「無能化」の最たるものは責任を取らないということだ。
だから不祥事を起こしてトップが責任を取らず居座っている組織は大体倒産する。
日本国のトップ安倍晋三は「責任は私にあります」と口では言うが、一度も責任を取ったことが無い。
ゆえにこの国の「倫理観」は見るも無残なありさまだ。
森友、加計、桜を見る会問題は、どれも臭い物にふたをした状態で完全な掃除が済んでいない。
「新型コロナウイールス」で逃げおおせると思ったら大きな間違いだ。
「世間が許しても私が許さない」と今回は赤木さんの奥さんが立ち上がった。
天網恢恢疎にして漏らさず
天の網の目は粗く、悪人をもらしてしまうように見えるが、悪いことをしたものは、一人も漏らすことなく処罰する