行雲流水の如くに

自民党の「保守本流」は消え、いまだに安倍幻影政治が続く。

「保守本流」というのは吉田茂元首相以来の政治的系譜を差し、

「軽武装・経済国家」をめざす

この系譜は池田勇人から大平正芳、そしてかろうじて宮沢喜一くらいまで続いたのであろうか。

2000年以降、森喜朗、小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫と続いた清話会系が自民党を完全に乗っ取った。

方向としては「重武装・格差是認の新自由主義」と看做してもよいだろう。

石破茂は、この両者の中間に位置した田中角栄の系譜につながるのだろうが、いまだに安倍晋三の幻影に踊らされているといってよいだろう。

 

亀井静香のアドヴァイスは、「石破よ国民・玉木」を丸呑みしろ。

亀井は、「自社さ政権」が出来たときの仕掛け人だ。まさに社会党を丸呑みしたわけだ。

安保反対」、「日の丸・君が代反対」の社会党村山富市を首相の座につけた。

亀井もどちらかというと「清話会」につながる政治家で、理念よりは権力維持が大事なのだ。

 

これからの時代、保守の気構えとリベラルの多様な価値観を認める包容力を持った人材が求められる

「保守」と言えるためには、自らが社会を担っているという自負と責任感が必要だ。

ところがもはや自民党にはそのような人材が見当たらない。

結局金まみれを恬として恥じていない。

石破茂がやるべきは「玉木を丸呑みすること」ではなく「自らの精神の独立を唱えた石橋湛山を見習うこと」

しかし、安倍の幻影におびえて、ずるずると方向感なき政治が続くだろう。


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