夫婦別姓制度は頭に選択的とついているように、必要に迫られている人が選べばよいだけの話。
同姓を望む大部分の人にとってはほとんど関係がない。
ところが自民党の保守派(特に旧安倍派)は何が何でも反対のようだ。
「日本の良き家族制度」が崩壊する、というのが主な理由だが、歴史を知らないあるいは学ばない連中が保守派を名乗るのは「ちゃんちゃらおかしい」
日本で夫婦同姓が法的に義務付けられたのは1898年(明治31年)
それまでは夫婦が別々の姓を名乗るのが一般的だった。
夫婦同姓を義務付けた背景には家族制度の強化や国民の統一的な管理を目指す意図があったのだ。
このような制度を維持しているのは世界ではいまや日本だけ。
自民党保守派はまさにガラパゴス島に生息するマリンイグアナみたいなものだ。
このへんのかたくなさは旧統一教会や日本会議などの主張と被るから始末に負えない。
自民党の中にも「選択的夫婦別姓制度を早期に実現する議員連盟」というのがあって会合を開いた。
浜田靖一元防衛相や小渕優子組織運動本部長ら12人が参加したようだ。
推進派の一人は「最終的には価値観の問題だ」と語る。
公明党は賛成で野党も大部分賛成だ。割れるのは自民党だけ。
法案採決時には、党議拘束を外して個人の判断で投票できるようにすべきだろう。