世界3大投資家のジム・ロジャーズの日本への指摘が鋭い。
自国の通貨を刷り続ければ価値が下がるのは必然である。
財政上の問題を抱える国家には、通貨が値下がりする現象が必ず見られる。
日本の国家債務は2024年度末で約1,105兆円で、GDPの2,5倍だ。
これは世界で断トツの1位だが、まさに「売り家と唐様で書く3代目」の状態。
蔵には初代が集めた骨とう品はまだかなり残っているようだが。
現在円はドルに対して150円前後で推移しているが、3年前は115円程度だった。
前黒田総裁が円を刷りまくった後遺症が完治できず、今の植田総裁は小手先の手当てしかできない。
今の円安は少しおかしい。日本経済そのものに対する懸念があるのではないか?
アベノミクスは円安にすることで生き残りを図ったが、かえって日本衰退化を進めてしまった。
円安は日本の主要な企業にとって労せずして利益の上がる「棚から牡丹餅」
企業はもうかって内部留保を増やすが、国民は物価が上がって餅すらも買えなくなる。
政府なり日銀は円安修正に動くべきだが、株価暴落を恐れて植田総裁の羅針盤に疑問符が。
石破政権は、フリン騒ぎの玉木丸呑みで生き残りを図っているが、103万円にこだわる玉木がごねるので船が前に進まない。
企業も金をため込むばかりでなく、技術革新や人材育成で生産性を上げることが必要だ。
しかし地道な努力は放棄して、海外企業の買収に血道をあげる。
脚下照覧(きゃっかしょうらん)
自分の足もとを見つめなさい。日本の宝は風土と人材だ。