行雲流水の如くに

「高額療養費制度」について、石破対野田のぎりぎりの攻防。

昨日の予算委員会で、高額療養費をめぐり石破対野田の緊迫した討論が行われた。

高額療養費制度は、医療費が高額になった場合に、患者の負担を軽減するための制度。

今国会で政府(厚労省)は大幅な引き上げを図ろうとした。

しかし仕事をしながら治療を行っている患者の意見を十分聞くことなく制度設計を進めたので、その点は修正する。修正額は約100億円。

しかしこの10年間の物価上昇分100億円は令和7年8月から引き上げるという石破発言。

 

野田代表は、この発言に納得せず。1年間凍結して内容を協議すべきではないかと詰め寄った。

「国民の命にかかわる問題をなぜそんなに急ぐのか?」

石破首相は折れず、この日の討論で結論を見ることはなかった。

ここにきて国会は急速に緊迫感が高まってきた。

 

高額の薬や医療方法の高度化で、ますます医療費は膨張する。

その財源をどこから賄うべきか、という議論はもっと詰めて行うべきだ。

厚労大臣は福岡孝麿だが、はっきり言って実力不足。

この問題の打開は、「石破首相の政治決断」にかかっているのだが。

予算案の年度内通過は暗礁に乗り上げた。


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