Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

夏の着物 其の1

2023-08-26 09:16:00 | その他
若い頃からずっと着物は好きだった。

家には祖母が居たので
小さい頃は祖母が浴衣や単衣ものの着物を縫ってくれたりして
肩上げがしてあり、おはしょりも縫ってあり腰紐もついているような「子供の着物」は、1人で着られて、自分で兵児帯を結んでいた。近所に踊り(日本舞踊)のお師匠さんが住んでいて、芸事好きの祖母の計らいでほんの小さい頃習っていた。風呂敷に着物を包んで、1人でお稽古に通っていた。
昭和30年代の話である。



姑が着物好きな人で、たくさん遺してくれたので、もったいないからどんどん着よう!と思っているが、なにせ着物を着るような機会はなかなか無い。
私の周辺で着物を着る人は「お茶」をやっている人くらい。そんな彼女は「普段着なんて持ってない、色無地に袋帯だけ」と言う。そうかー、私は逆に袋帯なんて持ってない。
この春、甥が結婚する…という「留袖」を着る千載一遇のチャンスがあった。
姑の遺品に見事な「留袖」があるのだが、これは親い親族の祝い事にしか着られない。息子達は結婚なんぞする予定も予感も微塵も無いし、着るのは諦めていた。

しかし、なぜか袋帯が無い。正装には、名古屋帯ではダメで、「袋帯」というもっと長い二重太鼓が結べる帯でないとダメなのだ。
姑がこの留袖を最後に着たのは私達の結婚式だろうから(すると40年近く前…着物って凄い!40年経ってもまだ普通に着られる!)とアルバムを繰ると、いつものたんすの引き出しにある帯だ。長さは十分。これ、袋帯だったのだ…と、着付けを頼んだ美容院(さすがに留袖は自分では無理)に見せにいくと、
決まり事には厳しく、着付けに自信のある美容師さんは、「コレは夏帯だからダメ」
と言う💦確かに、私達の式は6月だった。

それで、私はじゃあいかにも結婚式用というような袋帯を「バイセル」で買おうかなー?とも思ったが、もしかしたらもう二度と締めることも無いかもしれない帯にお金を出すくらいなら欲しい帯がいくらでもあるのに〜!なんでおばあちゃん普通の袋帯無いの?!
ということで、今回は美容院で借りる事になった。息子が結婚するとなったら改めて買おうと思う。無いかもね。後はなんか授賞式とかに呼ばれるとか…無いね。



今年、なんか浴衣に萌えて、反物を買って浴衣を仕立てた。刺激になったのは山崎陽子さんの「大人の浴衣はじめます」という本だ。
着物は、20代の勤めていた頃、アンサンブルのカジュアルな物を1度仕立てた事があったきり。結婚してからは今回が初めてである。仕事、住宅ローン、子育て、老人介護…と、様々乗り越えて、ついにやっとここまで来れたか😂と感慨深く「まずは浴衣」と、踏み切ってみた。ヘソクリで。

浴衣の反物はバイセルで購入。近辺に呉服屋さんも無くなった今、デパートでは敷居が高いし、こんなふうにネットで購入できるのは浴衣くらいなら十分だと思った。それに店頭ではとても手にできないようなお値段の物も、中古なら半値以下。お仕立ても引き受けてくれて全手縫いでも格安。いい時代になったなぁ…と今回ばかりは感動。そんなふうに私、1歩踏み出したのです。
続く。









自分でストレスを作らない

2023-06-28 04:23:00 | その他
若い頃は日常のこだわりが色々あって…例えば、
❖洗濯はお天気の良い昼間にベランダに干す。
❖毎日掃除機をかける
❖おかずは手作り

などなど…。こんなの今の人達にはなんのこだわりか?と思われるかも知れないが、昭和の専業主婦志望の乙女であった2~30代の私にはこういう「サザエさん」的主婦が憧れだったのだ。
だったら、平凡なサラリーマンに嫁げば良かったのにサザエさんよりうっかり者の私は商売屋の夫に引っかかり、家業の手伝いで産前産後もおちおち休んでおられないくらいの人生と相成った。

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今となっては子育ても終わり、悔やんでも今更なのでもう思い返さない。
家事も夫との2人なので、食事も適当、時間があれば作るし、無ければ買って済ます。
掃除も時間があればやる、無ければ明日やれば良い。
洗濯は夜寝る前に部屋干し。雨が降っても取り込まなくて良いし、いつでもいいし楽。
そんな風に割り切れたら「ストレスって自分が作っていたのだなー」と気がついた。
歳をとって「ああしたい、こうしたい」という欲望が少なくなってきたのかしら。
「憧れ」というものにすっかり諦めちやったのかな。
上手くいかないことがあっても「まぁいいや」と腹も立たなくなってきた。
私ストレスから病気になるタイプだったから、これからは自分でストレスを作らないように、色々と手放していこうっと。

少子化問題の救世主

2023-05-05 08:24:00 | その他
昔は女性の働ける職業なども少なく、私の祖母(明治生まれ)くらいの年代の人は年金などもなかったから、老後は子供の世話になる人が一般的だった。子供が無かったらどうしていたのだろう…。そう考えると昔の人がなん人も子供を産んだ事情もわかる。
私が子供の頃一緒に住んでいた祖母は、父方だったが、その父が若くして急死したあともずっと家で暮らした。
母は、未亡人となり、私たち3人の子供はまだ幼かった。生計を立てるため働かなくてはならない母には、家の事をしてくれる祖母が必要だった。嫁姑の関係ではあったけど、必要に迫られて2人は協力し、祖母は私たちがすっかりティーンエイジになった頃まで元気で立ち働き、亡くなった。
この祖母のおかげで、私は寂しい思いもせず、質素でも美味しい家庭料理で育てられ、母は、家の事など一切せず、男のように働けた。


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この春、私の友人が、「小一の壁」問題で
娘夫婦と同居することになった。共働きの娘夫婦は、子供の登校時間より早く出勤しなければならないのだそうだ。娘の友人の中にはこの問題で退職する人も少なくないらしい。
小学校に上がると、季節休みもあるし、下校も時間が早い。保育園の頃のような訳にはいかない。
もちろん、娘の勤め先にも、様々な子育て応援制度があるらしいが、それらを使って仕事をしているとまず、出世は望めないのだそうだ(オー!マイガッ!って言ったら「そんなの常識」と友人達に笑われた。ワタシ会社勤めは腰かけ程度だったから世間知らずなんだわ)。

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友人は「とにかく、娘に協力したい。なんの気後れもなく安心して働いてもらいたい」との一心で、自分の今の仕事も捨て、高齢の母がまだ元気なうちだから…と同居に踏み切った。
まだ保育園の下の子もいるし、彼女の協力は、何よりも心強い支えとなることだろう。
少子化問題は深刻だ。政府は、様々な子育て支援策を打ち出し、お金もだすだろうが、子育て世代がそれで本当に子供を産もうという気持ちになれるだろうか。なんせ子育ては産んだら終わりってもんじゃなく、その先がながーい。そしてこどもは生き物だ。毎日毎日の世話が必要。
おじいちゃん、おばあちゃんの協力って、目に見えにくいけど、1番有効だと思う。
その辺に政府はお金出す気になったらどうだろう。
それにしても、会社の子育て支援制度を使ってたら出世出来ないって…これこそが改革出来なきゃだよね。

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とはいえ
ワタシは孫どころか、息子3人は結婚の気配すらないから、「明日は飲み会」、「今日は観劇」と…コロナが下火になるやいなやお気楽なデザート世代を満喫中。
そんな私の仲間の中では、年上の先輩に意見を聞くと、「孫の面倒なんて見てられないわよ、後何年生きるか、明日死ぬかもしれないのに」と。
そしてこんな意見も「これまでの歴史の中で、地球上で様々な文明が発達しては滅亡してきた。だからね、これからもそうやって繰り返してゆくのよ」だって。

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でも、私はおばあちゃんに育てられてすっかりおばあちゃん子に育った。母よりもずっとおばあちゃんが好きだった。おばあちゃんが死んだ時はガックリして立ち上がれなかった。
いろんなことを教えてくれたのはおばあちゃんたったんだな。


年末折々

2022-12-29 14:32:00 | その他
先週クリスマスの日は、今年最後の日曜日で、色々用事はあったのだが、セットで買った「シネマ歌舞伎」のチケットが今月中に行かないと、使いきれない事に気がつき、それでは!と、行く事にした。

場所は東劇。東銀座駅。歌舞伎座とか、新橋演舞場のすぐ近く。早めに出て、有楽町のニッポン放送がその日は「ラジオチャリティーミュージックソン」をやっていたのでそこにウチの店に置いてある募金箱の大量の小銭を寄付しようと、持って出た。



最近の金融機関、小銭の入金には手数料がかかる。
金額ではなく、枚数で手数料が決まるので
1円、5円がほとんどの募金では、ヘタをすると募金額より手数料の方が多くなる恐れがある。その上このところ、このコロナ禍で、人出を避けるため、キャッシュレス募金が増えている。小銭を貯金箱なんかに溜め込んでる人は、使い道に困ってしまう事態も発生する。そんな人がごっちゃりウチの店の募金箱に置いてってくれたりしているんだ。
しかし、上記のような理由で、私は悩んでいた。どーしよう!
それが!今年は3年ぶりにニッポン放送はチャリティーの募金箱を置くというのだ。これはチャンス!ニッポン放送が、手数料を負担するのか?スポンサーが負担するのか?は、分からないが、この際乗っかってしまおう!‥と、思ったのだった。



ニッポン放送の正面玄関には、真っ赤な「愛の泉」(募金箱)が用意され、たくさんの現金が投げ込まれていた。あーよかった。ニッポン放送女子アナの箱崎さんにも会えたし、ラジオ愛好者の私にとってとても良いクリスマスだった。


本来の目的であったシネマ歌舞伎も無事観れて、満足した気持ちで東劇の階段を降りると、1階にあったはずの文房具屋さんが無い。がらんとしたホールとなり、何か歌舞伎関連の展示物が展示されて、誰もいない。
ここはもともとは本屋さんだった。紀伊國屋さんだったかな。その後、何年か前に文房具屋さんとなって、素敵な文具がいろいろ置いてあって、文房具屋さん好きのワタシはついつい時間を忘れてウロウロしてしまうのだった。
確かに、本も文房具も、ネットで買うことが多くなり、現物を見て買う…、ということが滅多に無くなった。でも、実際文房具屋さんに行ってみると、マニアックな美しい商品の数々、ボールペンひとつにしても、色んな色のインク、ペン軸、フォルム
書き味も試せるし、知らなかった様々な商品が目移りして胸が一杯になり、結局何も買わずに帰って来てしまうのだった…が、それがいけなかったのかっ⁈辞めちゃうなんて…。
コロナ禍も、乗り越えて、やっと少しこれから‥って時なのに。
最近、本当に辞めちゃうところが多くてがっかりする。
この東劇のシネマ歌舞伎も、クリスマスの午後はさすがに観客は少なかった。30人も居たかなぁ。私は余裕がある時は、歌舞伎座気分で着物を着て行ったりもするんだけど、今回はパス。チケットを無駄にしなかっただけ良かった。素晴らしい内容だったしね。17代中村勘三郎さんの「春興鏡獅子」。
ぜひ東劇さんには踏ん張って、頑張って続けて頂きたいと強く願います。


ところで
今年、銀行も、新聞屋さんも、実家の墓参りに行ったらお寺まで、どこもカレンダーくれなかった。
銀行なんて、30年以上付き合ってて初めてのこと。どーいうこと⁈サスティナブルな社会になるため無駄はやめるというのは分かる。しかし毎年、同じところに同じところからもらう毎年同じ形式のカレンダーを愛用している人も多いはずである。
いきなり無くなるなんて。
仕方ない、そして今年はカレンダーを買うこととなった。

東劇に行ったその日は、さすがにクリスマス当日とあって、銀座は華やいでいたけれど、本当に日本はこの先大丈夫なのかと、心許ない、不安な、こんな年末は初めてだなぁと、思った。





リフォームその後

2022-12-29 08:44:00 | その他
最近、テレビCMなどで東京ガスが「水回りもやります!」みたいなことをやっているよね。

お風呂のカラン(水栓)が老朽化でお湯の温度調節も出来ないし、シャワーのヘッドも、今流行りの「節水タイプ」のちょっとお高めのヘッドに取り替えようかなーとか思っても外すことも出来ないタイプなので、この際まるっと新しく取り替えてもらうことにした。28年ぶりの取り替え、温度調節が効かなくなってからも14〜5年は経っていると思う。

お風呂の湯沸かしはガス会社なのだから、水栓の取り替えももちろんやるでしょう‥ということで依頼して来てもらった。



やって来た技術者の人に「最近、CMとかで、水回りもやります!みたいなこと言ってるけど本当?」と聞いてみると、「大丈夫ですよー♪割と前からトイレとか色々やってるんですよ」ということなので、
これもまた引っ越して28年ずっと使った洗面台。実は洗面ボール部分がボッコリ割れているのをなんとか補修を重ねながら使って来た。水漏れはなんとか防いできたのだが、素人作業のため補修のコーキング部分が凸凹で、カビやら汚れやらで黒ずみ模様。ひどいなぁーと思いながら日々歯を磨いていた。水栓部分も旧式で、取り外せず掃除がしにくくすぐ詰まる。
「これも全部洗面台ごと取り替えたいのだけど?」というと、「大丈夫ですよー」と、寸法を測りだした。
問題はサイズなのである。洗面台のうえの部分の壁が張り出していて通常170センチくらいある洗面台ユニットは入らない。
今のものもよくあったな、という感じのもの。低い洗面台に鏡は別に後付けしたものだ。
技術者の人の顔が少し曇るが、「探してみますよ」と言って帰って行った。



結局、水栓工事の請求書が送られてきて、その後の話しは「最近、急に寒くなって来て湯沸かし器の工事が混んできて…」と、いうことで立ち消えてしまったようだ。
なんか、昔は近所に水道屋さんとかあって、こういう工事は直に頼めたんじゃないかなーとか思いながらつらつらと、YouTubeなんかのリフォームの動画を見てみると…、あるある!
ウチとおんなじ洗面ボールを綺麗に直すやり方が!そうかー、自分で出来るのか。



洗面台をユニットごと取り替え等としたら、10〜15万円?もっと?と、覚悟していた。しかし!自分でやったらなんと¥5000くらいかな?紙やすりとか、補修剤とか、それに強力、強艶の、塗装スプレーなどで。
塗装は、経験不足で、ちょっと不出来だったけど、(写真ではかなり不出来だが、実際見ると照明が暗い場所でもあり、)補修前に比べたらよっぽどマシ!ま、気が向いたらまた塗り直してみてもいいかな。

ありがとうyoutubeばーの皆さん!