Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

静かな朝

2020-05-05 06:19:27 | 
我が家の愛猫ももちゃんが、実は死にそうである。この1〜2日が山場のようなのである。

去年の夏も、一度危なくなったのだが、持ち直してつい、このコロナ禍がはじまる頃までは比較的元気だった。しかし、前回の失踪事件から、気をつけてベランダにも出さないようにしていたのだが、懲りたのかももちゃん自身外に出ようとすら思わなくなっていたようだった。
でも、陽気が暖かくなるにつれ、ふとした油断の隙にベランダから屋根に降りてしまい、慌てて呼び戻すことが何度かあった。見ていると、下に降りるは降りても、足腰が弱くなっていて、登るのは必死の様子。「これは下手すると戻って来れなくなるかもしれない」と、以降は柵など置いて、ベランダの戸を開け閉めする際にも気をつけていた。



この連休に入る前までは、食べにくそうにしながらもペースト状の餌を食べたり、ちゆーるーを舐めたりしていたが、3日ほど前から完全に食べられなくなった。昨日はフラフラしながらもトイレにいったが、中で横たわってしまい、じっとしているので助けあげた。もう、出るものも無い様子。「偉いねー、お前、最後まで自分で行くなんて」。猫とはいえ立派なものだ。

高齢猫になると歯周病がおきて物が食べられなくなるそうだ。口の周りを鬱陶しそうに脚で拭ったり、首を振ったりする。しかし、調べてみると、治療には全身麻酔して歯を抜くくらいでしかなく、むしろ高齢猫には全身麻酔が負担になって、それで死んでしまう事も多いらしいという。この臆病で小心な猫に、無理強いして恐怖ばかりにさらすのも可愛そうだとかんがえて、私達は自然に衰えて死なすことを決めた。
昨日の夜からは本当に虫の息…という感じになってきた。よく見ないと腹の動きが分からないほど静かに眠っている。水くらい飲みたいかなと、スポイトで口の横から入れる事も考えたが、誤嚥してしまうかも知れないし、私の母の看取りの時も、最期は水もあげてはならなかった事を思い出してやめた。


この20年近く、私達にどれほどの安らぎと、笑と、慰めを与えてくれたことか。ちょっと変わった猫だったけど、ウチでは1番のアイドル。息子達は皆出かける時は「ももちゃーん、行ってくるにゃ」と言って出かけ、帰ると真っ先に「ただいまにゃー」と言って触りに寄る。
私はこの猫とは息子達よりずっと長く添い寝してきたのだ。
お前とのお別れ。こんな時が来るなんて。お前が居なくなったら、この先どんな日常になってしまうのだろう。砂漠のような…
それにしても、私達はお前に猫として幸せな一生を過ごせさせることは出来たのだろうか?まぁ、それくらいはできたと思うな。いつもお前のことばかり考えていたんだから。Amazonの注文はお前の餌ばかりだったよ。
お前は最期まで綺麗だね。毛艶もまだまだ綺麗で、19歳には見えないよ。


天国に行っても幸せにね!
お前のことは一生忘れない。忘れられないよ。