Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

仕事始め

2018-01-07 16:30:45 | その他


暮に店を閉めたあと、例年どうりに"大そうじ"はしたことはした。
ウチは夏休みも一応"大そうじ"はするにはするので、厨房内の普段手の届かない部分などの溜まった油汚れなども、1年分ではなく半年ぶり…くらいなのでそう大したことはない。
それよりも、むしろ長期休暇明けの開店に向けて客席の掃除…今年は少し気を入れてやった。


というのもそれは去年の思い出の中で、印象深い店があったからだ。

「原宿じゃんがらラーメン」
JR原宿駅からほど近い表参道沿いの有名店(らしいですよ、私ゃ知らんかったけど)である。
検索してもらえれば直ぐに写真も観れるから分かるとうり、ゴチャっとしたインテリアの、いかにも民芸調的九州ラーメンのお店である。
その日、私は友人と和田アキ子さんの50周年アニバーサリーコンサートに行くところだった。コンサートについては前にも書いたので触れないけど、原宿駅から歩いてNHKホールに向かう途中、すぐ近くでチャチャっと夕飯を食べていこうということでこの店に入った。
時間的に中途半端なのかかなり空いていて、適当にカウンター席に座った。

カウンター席からは厨房の中がよく見えた。私は商売柄、特に興味があるわけではないがつい、細かいところを見てしまう。目の前に積み重なる器が清潔かどうか…
カウンター上部に小さなのれんがぶら下がっていて、その図柄が民芸調で九州っぽさを出しているのだが、こういうのってたいがい脂じみたほこりが絡みついていたりして…隅が黒ずんだりしているものなのだが…していない!新品か?と思うほどだが、袋から出したばっかりという感じでもない。
どころか、その暖簾の上の厨房との境になる部分の隅々まで綺麗。…そう、汚れていないとかいう感じではなく、綺麗なのである。
厨房の中はステンレスで内装されていて、汚れが拭きやすく設計されているようだが、それでも隅々の換気扇の下に脂の溜まりやすい桟の辺りなど、どんな店でも汚れているのが当たり前なんだ。
それが、綺麗なのである。
見ると、暇な時間帯をみてやっているのか、奥の方で、せっせとお湯をかけながら脂汚れを洗い流しているお兄さんが居る。お湯でうるかした汚れを鉄の爪みたいなもので洗い流している。
この汚れのなさは毎日やっているとしか思えない。
ふと見ると、手元に置いてある調味料入れの類もキチンとしている。でも、店の中にピリピリしたような雰囲気は無い。よくあるじゃん、「いらっしゃいませ〜っ!」と先輩店員が言うと一斉に全員が「いらっしゃいませー!」と合わせるような体育会系の店が。
そういう雰囲気は無い。
こんな時間帯でも、店員さんは結構な人数がいるようだ。人手があることがこの店の綺麗さの秘訣かな?
でも、きっと店長さんが相当な綺麗好きなのだろう。

昔、すっごい綺麗好きな店長の居るゲームセンターがあった。本当に綺麗で、灰皿も常にピカピカ。店の隅々や店の前の道路まで常にゴミひとつ落ちていなかった。当時、私はその店の隣のマクドナルドでバイトしていたのだが、そのマクドナルドの店長は、しょっ中隣のゲームセンターの店長に呼び出されて店が汚いと怒られていた。アルバイトの教育が悪い、休憩室からタバコの吸い殻などをこちらのビルの境界に投げ捨てるなっ!などなど…。世間のイメージではどちらかといえばマクドナルドの方が陽で、ゲーセンは陰だよねー。その真逆の内情がなんか可笑しかった。


とにかく、今年の仕事始めに当たって、私は原宿の「じゃんがらラーメン」を思い出し、いつもより心を引き締めて掃除をした。
自分がいつも見ている所ってあたりまえになってしまって、つい観る目を失ってしまうんだよねー。
元来おおざっぱな性格なのでこういうことは見習わなくては。歳をとっても勉強。
でも、食ベログの口コミなんかでは誰もこういう事は語ってないねー。どうでもいいことなのかしら?私はキチンとした店は心意気を感じて好きだわ。ラーメン屋さんでこういうのは珍しいと思うし。

スーパームーン

2018-01-04 07:35:38 | その他
昨日の日暮れ、浦和の方の友人宅からの帰りのバス停でふと振り返った彼方にデッカいオレンジ色の電灯の様な半円が見えたので
「んんっ?」と、見直すと月だった。
そおいえば、この正月2日はスーパームーンだったはず。今日は3日だが、まだまだその姿はスーパー🌝

一緒にいた友人が、昨日の夜見たが、もう上の方に昇っていたので、これ程大きくはなかったと。
そう、月は40度位の高さが最もオレンジ色で大きくみえる。先月の初旬あたりにもあったスーパームーンは、私は明け方に偶然みた。沈んで下の方で濃いオレンジ色の朧月になっていて、黒い雲をまとっていて神秘的な姿だった。あまりにも幻想的な月なので、仕事を始めかけていた夫を呼んで「みてみて!」というと、何事かと寄って来た夫に
「月くらいで呼ぶな馬鹿っ!だからお前は仕事に集中力が無いのだ!」と、怒られたので良く覚えている。
この人と結婚したことを強く後悔した一瞬だった。



歳を取るごとに正月が嫌いになるという話を書いたが、
要するに日常の変化に身体がついていかなくなって来ているのだろう。淡々と同じリズムが続くことが一番楽、ということだ。
本日は4日で、息子達も会社へ出社した。私は早々にお正月用の漆器の椀や重箱を片付ける。正月用の箸の余りもまた来年。あー、サッパリ!

子供の頃はクリスマスやお正月が終わってしまうことが名残惜しくて仕方なかった。
兄達と、凧揚げやコマ回し、ホントに羽根つきなんかもした世代なのよねー😅
お年玉で買ったのはリカちゃん人形のお洋服かなー。
それが楽しみだったのよ。
そんな頃が一番幸せだったんだな。
今の子供達もそういう幸せを感じるのだろうか。
子供の頃から正月なんて特に普段と変わらない…というのもつまらない気もするけど、それは私なんかの世代の感覚でただ情緒的なだけかもね。

これは大晦日の月。