ダンスのあと。約束の時間より20分早くプールに着いたので練習。

最近の朝ごはん。鳥のエサみたいなオートミールにアーモンドミルクをかけたもの。バナナも入っている。これにプロテインをかけると完璧らしい。でも、ちょっと無理だわ。
・端っこで立ったまま、片足ずつ踵で水を押す練習
・端っこで立ったまま、平泳ぎの手と顔を出す練習
・ビート板ばた足2往復
・クロールで行ったら帰りは平泳ぎのキックで帰ってくる 何往復も。
・ばた足しながら平泳ぎの手で顔を出す練習はできなかった
ハービーがやってきた。
「くるりさん、クロールいいじゃないですか」
ギャラリースペースから見られていたらしい。迂闊だった。
「見てたの?溺れてる感ない?」
泳げるようになったらなったで、必死感なく美しく泳ぎたいものだと思っている。ハービーは200メートルくらい続けて泳いでほしいというが、わたしは距離は求めていない。
「全然。もう、僕と同じ、ハービースタイル。ぐんぐん伸びてましたよ、今日は調子いいなーって見てました、完璧です、僕のストロークとシンクロです、もうミニハービーでしたよ」
ハービースタイルって。。。だいたいミニって言うな。彼は嬉しそうに話しているけれど、ハービーと同じ泳ぎ方ということは戦車みたいな泳ぎということで美しくはなさそう。
「くるりさん、平泳ぎの手やりますよ、なに嫌な顔してるんですか、今日は一回くらい顔が上がるといいなー」
わたしが前回、前々回と顔を上げるのをビビっていたため、ハードルを低くしてくれている。
しかし。何を仰る、うさぎさん。あれから「溺れかけのあの人大丈夫?」的な練習を続けて、たまには顔が出せるようになっているんですぜ。お水飲みまくり、お水鼻に入りまくりで。
「くるりさん、首伸びちゃってもいいです、頑張って顔を出してみてください。一回ずつ立ちますよ」
「うん」
できる、できる。お水なんて飲んじゃえばいいんだし。鼻に入ったって痛くない、痛くない。せーの。
「くるりさん!出ました!僕の顔見えました?」
「あ、ごめん、気が付かなかった」
できてたのかな?もう一回やってみよう。。。あ、ハービーの顔が見えた!
「くるりさん、顔出ましたよ、僕の顔見えましたよね」
「見えた、見えた、でも息継ぎしてない」
「水中で息吐いてますか?もう一回やりましょう」
今日はプランク勝負で買って調子づいているのか、顔が出る出る。ハービーのテンションも上がる。
「くるりさん、くるりさん!良いところ、良いところ。僕、首が伸びてもいいって言いましたけど、首伸びてないです。あごを引いたまま顔が出てます。それです!」
ハービーは満面の笑みで嬉しそうだ。わたしも嬉しい。少しできるようになったことと、ハービーも喜んでくれていることが。わたしは親の喜ぶ顔を見たくて勉強する子供だ。
きっとわたしのテンションを上げるために、ハービーはちょっと盛り気味で褒めてくれている。まだ手足はバラバラで練習していて、これをまとめるのにこれからがまた長いのだろう。でも、今日のところは乗っかっておこう。
だって、顔が出る回数が前よりも劇的に増えたもん。昨日よりも今日。今日より明日のわたしに期待する。

最近の朝ごはん。鳥のエサみたいなオートミールにアーモンドミルクをかけたもの。バナナも入っている。これにプロテインをかけると完璧らしい。でも、ちょっと無理だわ。