(1949年)闇貸金業「光クラブ」経営者・山崎晃嗣が服毒自殺
奇抜な広告や東大生の山崎による起業ということで話題を集めたが、信用を失ってからは急激に業績が悪化、最終的には服毒自殺を遂げるに至る。
所詮闇金なので、遅かれ早かれ潰れる運命にあったとは思うので、事業を始めた時点で彼の将来は決定していたとも言える。
一連のライブドア騒動の際、ホリエモンの生き様と照らし合わせるかたちで三島由紀夫の小説『青の時代』が一部で脚光を浴びたが、同書の主人公は山崎をモデルにしたもの。
同様に光クラブ事件を題材にして書かれた作品に、高木彬光の『白昼の死角』があり(映画化もされた)、エンターテイメント性からすると、こちらの方が面白く読めた。